起業の進め方

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 小田玄紀です


 事業の立上げ方は人によっていくつかパターンが分かれます。


 1.リスクを最小限にしてスモールスタートではじめていくパターン


 2.当初から大きな投資をして、大きなリターンを狙うパターン


 3.サービスが形になることを重視するパターン


 この他にも、いくつかのパターンがあるかもしれませんが、おおまかに上記の傾向があると思います。


 海外や大手企業では「2」の傾向が強い気がします。急成長する企業には、一気に資本が集まり一気に社員を増やして一気に事業を拡大していく企業もあります。


 ただ、こうした形で成功・成長できる企業は非常に稀です。


 多くのベンチャー経営者で見られるのが、正しいお金の使い方が分からず、投資や融資で資金が大量に入ってくると、オフィス増床・レイアウト変更など収益面への寄与が低いお金の使い方をしてしまう傾向があります。これ以外にも人が増えればマネジメントにおける課題は増えてきます。


 人・モノ・金が揃っての企業とは言われますが、人と金を上手く回せる人材が揃わないと、新規事業として立ち上がっても中々拡大するまでには至らないのが現実です。


 そうした中で、新規で事業を立上げする方にお勧めしたいのは、まずは手堅く確実な収益が上がることを最小限のリスクで検証してみることです。


 3カ月程度テストマーケティングをしてみて、月間で10万円程度でも利益が生まれることが確認されれば、追加での投資をして、今度月間100万円の利益を目指す。その上で月間500万円、1000万円と目標利益を増やしていく。


 こうした事業立上方法はしている方はしているのですが、多くの起業家の方は真逆のことをしてしまっているのが現実です。


 どうしても、人は事業を立ち上げる際に“思い込み”が入ります。大きな投資をすればするほど、その思い込みは強くなり、当初の仮説を否定することが困難になります。


 また、事業の基本は商売。すなわち、顧客に対して価値を提供して対価として収益が発生するという基本的なことを忘れ、“ビジネスモデル”や“競争優位性”に依拠してしまうと、「もう少しで収益があがる・・・」という夢をみて終には朽ち果ててしまうケースも多くあります。


 事業というのは実際にやってみて初めて分かることが大半なので、まずは最小リスクで試してみて安定的な収益化を模索する。その上ではじめて、理想のビジネスモデルや組織像を構築していくことが、起業を成功させるためにはより重要だと考えます。


 小田玄紀