頭痛・肩こり・腰痛解消なら呉市広の整体師:宮岡です。
今回の話題は食品に、エンジンオイルが入っている…?です。
食品にオイルとは、何とも物騒ですが・・・
早速本題に入ります。
エンジンオイルとは、潤滑油の一種です。
機械の歯車などを効率よく潤滑するための潤滑剤として使われる油で
時には冷却にも利用することがあります。
潤滑油の多くは、特に機械装置内を潤滑する場合において
長期間粘度が変わらないことが求められます。
そのためには、酸化しにくいことや温度変化で極端に粘性が変化しないことなどが
求められます。
潤滑油の特徴である「酸化しにくいこと」と「温度変化で粘度が変らないこと」
これら二つが、キーワードです。
健康志向が高まってきて、油に対する知識も増えてきているかと思います。
健康に寄与する油とそうでない油があります。
健康に寄与しない代表格には、マーガリンやショートニングが挙げられます。
そんな中、食品メーカーは、「低トランス脂肪酸」を表面に出してきました。
多くのマーガリンやショートニングには、低トランス脂肪酸を謳う商品がありますが
諸手を挙げて喜ぶことは早計です。
低トランス脂肪酸を謳うマーガリンやショートニングには
パーム油が配合されている事を理解する必要があります。
【補足】
キャリーオーバーにも注意を払う必要があります。
まず、パーム油はどんなものでしょうか…?
製造法から説明しますと
原料となるアブラヤシ(パームヤシ)の果房は
幹から切り離されるとすぐに酵素による分解が始まるので
品質を落とさない様に24時間以内に搾油工場に運ばれます。
工場ではすぐに蒸熱して酵素の不活性化を行います。
流れとしては・・・
脱果→圧搾→静置・遠心分離機→脱ガム→脱色(活性白土)→脱臭→分別されます。
パーム油の多くは、海外からの輸入です。
輸入の際は長時間、海上輸送されるわけですが
そこで品質が劣化してしまわないよう、酸化防止剤として
食品添加物のBHA(ブチルヒドロキシアニソール)が大量に使用されます。
日本政府は1982年、パーム油に関してBHAの使用を認めました。
1998年には、食品衛生調査会でBHAのラットに対する発ガン性が確認されて問題になり
政府も使用禁止を検討しましたが、マウスなどのげっ歯類にのみ見られたものである
との見解を受けて、現在まで使用を認め続けています。
そんなパーム油のデメリットですが
①発ガン性
②森林破壊・環境汚染
③泥炭地の破壊
④森林・泥炭の火災の助長
⑤野生動物(オラウータンなど)の生態系への深刻な影響
⑥人権問題
などがあります。
パーム油の特徴としては
脂肪酸組成を見ると、飽和脂肪酸は、約50%で、オレイン酸は約45%です。
製造過程で、食品添加物の酸化防止剤BHAを使用しています。
パーム油は生産効率と安定調達、高い汎用性から、世界一生産される油です。
「見えない油」と言われています。
原材料名での表記は・・・
●植物油
●植物油脂
●ショートニング
●マーガリン
●グリセリン
●界面活性剤
などの名称で使われます。
使用の用途は・・・
①食品
②日用品・化粧品
③バイオマス燃料
など非常に幅広く使われています。
本題のエンジンオイルに戻ります。
パーム油は、エンジンオイルとしても使われています。
パーム油としては、スーパーマーケットやコンビニで売られていないので
身近に感じることはありませんが
ファーストフードでは、お馴染みです。
知らない人が多いと思いますので、お伝えします。
大好きな人が多いと思いますが、「ポテト」。
ポテトは、パーム油で挙げています。
スーパーマーケットで店内で調理される唐揚げなどの揚げ物も
パーム油で挙げています。
なので、パーム油を食べていることになりますね。
他にも、山〇製パンの菓子パンには、ほぼマーガリンやショートニングが
入っています。
マーガリンやショートニングにも、パーム油が入っています。
パンやアイスクリーム、多くの加工食品に使われているので
これらを食べる人は、エンジンオイルを食べていることと同じです。
直ちに健康を害することはないと思いますが
頻繁に食べていると、その限りではないかもしれません。
パーム油のデメリットを繰り返してお伝えします。
①発ガン性
②森林破壊・環境汚染
③泥炭地の破壊
④森林・泥炭の火災の助長
⑤野生動物(オラウータンなど)の生態系への深刻な影響
⑥人権問題
自分や家族の健康を害する危険性は、もちろんのこと
環境を破壊することにつながります。
オランウータンなどの生息場所を焼失させることにもつながります。
単に、安いとか便利だとか、そんなのが通用しなくなる時代になりそうです。
食や地球環境について、もっと考えたほうがいいと思います。
そんな自戒の念を込めてお伝えしました。
少しでもお役に立てれば幸いです。
ご精読ありがとうございます。
今回の話題は食品に、エンジンオイルが入っている…?です。
食品にオイルとは、何とも物騒ですが・・・
早速本題に入ります。
エンジンオイルとは、潤滑油の一種です。
機械の歯車などを効率よく潤滑するための潤滑剤として使われる油で
時には冷却にも利用することがあります。
潤滑油の多くは、特に機械装置内を潤滑する場合において
長期間粘度が変わらないことが求められます。
そのためには、酸化しにくいことや温度変化で極端に粘性が変化しないことなどが
求められます。
潤滑油の特徴である「酸化しにくいこと」と「温度変化で粘度が変らないこと」
これら二つが、キーワードです。
健康志向が高まってきて、油に対する知識も増えてきているかと思います。
健康に寄与する油とそうでない油があります。
健康に寄与しない代表格には、マーガリンやショートニングが挙げられます。
そんな中、食品メーカーは、「低トランス脂肪酸」を表面に出してきました。
多くのマーガリンやショートニングには、低トランス脂肪酸を謳う商品がありますが
諸手を挙げて喜ぶことは早計です。
低トランス脂肪酸を謳うマーガリンやショートニングには
パーム油が配合されている事を理解する必要があります。
【補足】
キャリーオーバーにも注意を払う必要があります。
まず、パーム油はどんなものでしょうか…?
製造法から説明しますと
原料となるアブラヤシ(パームヤシ)の果房は
幹から切り離されるとすぐに酵素による分解が始まるので
品質を落とさない様に24時間以内に搾油工場に運ばれます。
工場ではすぐに蒸熱して酵素の不活性化を行います。
流れとしては・・・
脱果→圧搾→静置・遠心分離機→脱ガム→脱色(活性白土)→脱臭→分別されます。
パーム油の多くは、海外からの輸入です。
輸入の際は長時間、海上輸送されるわけですが
そこで品質が劣化してしまわないよう、酸化防止剤として
食品添加物のBHA(ブチルヒドロキシアニソール)が大量に使用されます。
日本政府は1982年、パーム油に関してBHAの使用を認めました。
1998年には、食品衛生調査会でBHAのラットに対する発ガン性が確認されて問題になり
政府も使用禁止を検討しましたが、マウスなどのげっ歯類にのみ見られたものである
との見解を受けて、現在まで使用を認め続けています。
そんなパーム油のデメリットですが
①発ガン性
②森林破壊・環境汚染
③泥炭地の破壊
④森林・泥炭の火災の助長
⑤野生動物(オラウータンなど)の生態系への深刻な影響
⑥人権問題
などがあります。
パーム油の特徴としては
脂肪酸組成を見ると、飽和脂肪酸は、約50%で、オレイン酸は約45%です。
製造過程で、食品添加物の酸化防止剤BHAを使用しています。
パーム油は生産効率と安定調達、高い汎用性から、世界一生産される油です。
「見えない油」と言われています。
原材料名での表記は・・・
●植物油
●植物油脂
●ショートニング
●マーガリン
●グリセリン
●界面活性剤
などの名称で使われます。
使用の用途は・・・
①食品
②日用品・化粧品
③バイオマス燃料
など非常に幅広く使われています。
本題のエンジンオイルに戻ります。
パーム油は、エンジンオイルとしても使われています。
パーム油としては、スーパーマーケットやコンビニで売られていないので
身近に感じることはありませんが
ファーストフードでは、お馴染みです。
知らない人が多いと思いますので、お伝えします。
大好きな人が多いと思いますが、「ポテト」。
ポテトは、パーム油で挙げています。
スーパーマーケットで店内で調理される唐揚げなどの揚げ物も
パーム油で挙げています。
なので、パーム油を食べていることになりますね。
他にも、山〇製パンの菓子パンには、ほぼマーガリンやショートニングが
入っています。
マーガリンやショートニングにも、パーム油が入っています。
パンやアイスクリーム、多くの加工食品に使われているので
これらを食べる人は、エンジンオイルを食べていることと同じです。
直ちに健康を害することはないと思いますが
頻繁に食べていると、その限りではないかもしれません。
パーム油のデメリットを繰り返してお伝えします。
①発ガン性
②森林破壊・環境汚染
③泥炭地の破壊
④森林・泥炭の火災の助長
⑤野生動物(オラウータンなど)の生態系への深刻な影響
⑥人権問題
自分や家族の健康を害する危険性は、もちろんのこと
環境を破壊することにつながります。
オランウータンなどの生息場所を焼失させることにもつながります。
単に、安いとか便利だとか、そんなのが通用しなくなる時代になりそうです。
食や地球環境について、もっと考えたほうがいいと思います。
そんな自戒の念を込めてお伝えしました。
少しでもお役に立てれば幸いです。
ご精読ありがとうございます。