高砂市にとって土曜日、日曜日と言えば憂鬱になるのではないでしょうか?高砂市内を買い物の場所として商品を購入する人の割合は、平日が86.2%なのに対し、土日は54%に下がるからです。(残りの46%の内、加古川市、姫路市に行く人の割合は、それぞれ24%、11.5%となっています)


ここに、この「土日の憂鬱」をどうにかしなければならないという課題が出てきます。(他にも後継者の育成、商店街の活気づくり、マーケティングなど課題はあり、これが相互に関連しているとは考えますが、後日にしたいと思います)戦略の方向としては、

①市外の買い物客を高砂市内への流入を増やす

②市内の買い物客の高砂市外への流出を減らす

ということになると思います。


高砂市商業活性化基本計画 (今春策定)では、現在は、0.692となっている小売中心性指数(トプソンの便宜性指数)を平成32年には、1.0にしようとする野心的な目標を掲げています。(販売額からみると、県内の比較で、流出と流入がトントンである状態)


同計画では、市民活動団体と商業のコラボや地域コミュニティの場の形成、情報誌などまちの魅力発信なども盛り込まれており、期待できると思います。特に、高齢者にやさしいサービスの推進など大いやるべきだと思います。


ただ、市外からの買い物客の流入を目指すとしても、その「流入」とは、日用品等を買う消費者なのか、観光客のような消費者なのかは整理は必要ではないでしょうか。マーケティングの5Pの一つである「人(Person)」をより具体化する必要があるように思われます。これは、「流入を目指す事業」と「流入した買い物客により多くのお金を使ってもらう事業」の優先順位など、これからの展開にもつながるように思うのですが。