こんにちは。

ただのおばさんです。

 

ただのおばさんは今年12歳になる柴犬のきたおと一緒に暮らしています。

毎日朝と夕方に散歩をします。

 

夏は散歩も大変。

とくに今年は猛烈な暑さで、

散歩が大好きなきたおもさすがに体力を奪われているようです。

なんだか、急に老け込んだみたい( ;∀;)

茶色い柴犬から、白い柴犬になってしまいました。

 

そんなある日のこと。

早朝、まだ気温が上がる前にきたおの散歩をしていたただのおばさん。

80歳くらいと思しきただのおじいさんが、

若々しい毛むくじゃらチビ犬を散歩させていました。

 

毛むくじゃらチビ犬と愛犬きたおがお尻の匂いを嗅ぎ合います。

ただのおじいさんが聞いてきました。

 

「この子は何歳なの?」

ただのおばさんは「今年12歳になります」と答えました。

 

すると、ただのおじいさんは信じられない言葉をぬかしてきたのです!

 

「だろうね。変な顔だもん」

 

え…。

唖然とするただのおばさん。

ただのおばさんの愛するきたおを…変な顔だって?!

 

次の瞬間、ただのおばさんの頭から湯気もくもく!!怒りが一気に沸点に到達!!

 

「おめえは何歳なんだよ? こらぁ、あ~~~ん??

80歳くらいだろ?? そうなんだろ?? 変な顔だもんな!!! めっちゃめっちゃ変な顔だもんな!!

シミとしわだらけの超絶変な顔だもんな!!! 

あ~ん? なめとんのか?? おやじ狩りするぞこらぁ。おれおれ詐欺上等じゃ!変な顔じじいめ!」

 

南房総ヤンキーよろしくな口調でまくしたてるただのおばさん。

言葉だけでは気持ちが収まらず、

ただのおじいさんの生まれたてのひよこのような薄い髪の毛をぐいんと掴んでギュン!!と抜き取りました。

さらに、なよなよした体にアッパー! ストレート! ハイキック!

じいさんは熱いコンクリートに倒れて、やけどをおいました。

まだまだ腹の虫がおさまらず、

最後に、若い毛むくじゃらチビ犬を抱き上げてぐるぐる回しました。

 

 

一瞬の間に、ただのおばさんは脳みその中で、

そんな風にそのじいさんをいたぶってやりました。

 

実際は「まあ、12歳だもんで。でも静かでいい子です」

と言っただけのただのおばさん。

 

人は心の中ではなにを考えているかわからないものです。

人んちの犬を変な顔なんて言うな!!

いまだに思い出してはじいさんの髪の毛を引っこ抜くただのおばさんなのでした。

 

換毛期にカモメ眉になったきたお。

確かに変な顔かもしれない!?