最近、日本のラーメンが注目されています。ヨーロッパの少し大きな町なら「Ramen(ラーメン)」と書いた提灯や看板を掲げているお店を見かけるようになりました。

「糖質制限をしている」と言いながら、実は麺類が大好きな私。ヨーロッパの味に疲れると、ラーメンを食べたくなります。

先日ブリュッセルに行った際も、晩御飯にどっしりしたヨーロッパの食事をしたくなくてラーメン屋さんをネットで探しました。何という便利な時代。「ブリュッセル」「ラーメン」と入れただけでざくざくと情報が集められます。

と言っても、いくら「おいしい」と評価が高くても電車を乗り継いでまで行く気はなく、徒歩15分以内のお店を探したら、ありました、ありました。Grand Place から歩いて10分くらい、ベルギーの方が日本で修行して開店した「Umamido Ramen Shop」(うま味道)というお店です。(Place Sainte-Catherine 1, Bruxelles

ネットの口コミではひどく腐す声もあるようでしたが、海外で食べる和食に何を求めているのでしょうか。そこそこおいしけりゃいいじゃないですか。パリのオペラ座近くにSainte-Anne(サンタンヌ)通りという通りがあり、そこはもはやリトル東京ともいうべき様相を呈していますが、そこには一見日本のラーメン屋さん風でありながら、実際は日本以外のアジアの国の人がやっていて、「ラーメン」と名付けられていても実際は中華料理の「湯麵」状態なものがたくさんあります。

ブリュッセルの「うま味道」さんの豚骨ラーメンは、そこそこおいしいです。

  

具には、もやしが高級食品のヨーロッパにおける苦肉の策ともいうべき「大根おろし」がたっぷりと乗っていて、一瞬「うーん??」と思いますが、意外にもこれはスープによく合っていました。半熟卵もおいしかったし、チャーシューも柔らかくて臭みも無く、絶品です。餃子も手作りで、大変おいしくいただきました。ブリュッセルで「ああ、ラーメン食べたい」と思った人、お勧めです。

人が食べていると、ラーメンを無性に食べたくなるウサギ