ミスター M・K氏 | geneumiのブログ

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【少数民族の楽園】


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ミスター M・K氏

 

人間は独立した霊格である。

何ものにも所属せず、何ものにも支配されない。

 

ところが集合体になると、そこに統治上の隙間が生じる。

明治以前の日本は殿様がいて、地域のとりまとめ役、名主がいる。

その下に大中小の地主がいて、各々の地主の下に最小行政単位の集落(コミュニティー)がある。

 

これは、現在のフィリピンに置き換えられる。

最小行政単位がバランガイ。

例えば13のバランガイが集まって、一つの(ビレッジ・タウン)になる。

そこに役場があり、判事がいて警察がいる。

学校、農圏、商圏の調整、街路や市場の維持管理などが行政の主な仕事。

個々の問題は基本的に、各バランガイキャプテンが取りまとめる。

 

ビレッジやタウンの上に州があり、中央政府。

しかし、自治(セルフガバナンス)の軸はそれぞれのバランガイが主体。

 

田舎にいけば行くほど、主な収入源は第一次産業。

そこで地主とのただならぬ関係が生じる。

なぜなら、フィリピンでも日本と同じGHQによる農地解放が断行された。

だが、恐ろしくいい加減で徹底されていない。

従って現在も大地主が残っている。

新たに土地を買い占める新興勢力もいる。

 

悪魔と1%オルガーキの代理人

日本植民地統治密約の一方の責任者

 

土地所有をどう捉えるかでセルフガバナンスのクオリティーが決まる。

 

例えば、大地主が公平を重んじる人物なら、領内の農民家族は安定収入を得られる。

ほぼ一つ、丸ごとバランガイをカバーする大地主の元で結束できるなら、自動的にセルフガバナンスのクオリティーが高まる。

 

コミュニティー・メンバーは土地に関する心配が少ない。

 

バランガイキャプテンは他のバランガイと同様に領民から選ばれるが、後見人として地主がいる安心感も後押しする。

 

地主は地主で自らの事業として耕作や畜産を営むが、それに必要な人材は領民を雇う。

地主は自らの土地を領民との公共財として扱う。

もちろん所有権は地主だが、領民の求めに応じて土地を無償で貸し出し、労働報酬で報いる。

 

賢い地主はバランガイと連携し、耕作適地を区分けして、3年ほど耕作したら2年休ませる。

土地に余裕があるので土壌は豊かさを維持できる。

収量も安定し、利益の配分も増える。

領民はローテーションで土地を高度利用できる。

繁忙期は皆で手伝う。

軸になる人物が賃金を役割に応じて分配するので、不平不満も生じない。

 

そんな理想的な大地主を知っている。

ミスター M・K氏。

(スペイン系フィリピン人。本名を書くと誰か分かる人は分かるかも知れない)

 

若いときは先祖代々受け継いだ広大な領地は領民にまかせ、資本力を生かしてフィリピン・ナンバーワンの井戸掘り会社をつくった。

ビジネスマンとして成功する傍ら、領地の農業にも力を入れ、彼なりの考えで効率が良く極力化学肥料や農薬を使わない栽培方法を採用。

また、絹の生産を試みたり、伝統的な産物ながら廃れてしまったコーヒーやカカオ、胡椒の栽培にも力を入れる。

晩年は当ブログ管理者が以前参加していたNGOと提携し、日本種の野菜の栽培を試みた。

 

彼の右腕ナンバーワンテクニシャン、アーネル氏は極めて有能。

 

彼の土地は土壌が肥えている。

土地の一部に20年~30年経過した鶏糞の地層がある。

そのまま鶏糞堆肥として販売可能。

品質は特級品である。

 

しかし、残念ながら、この尊敬すべき人物は10年ほど前に亡くなった。

当ブログ管理者は、亡くなる2日前に彼の家を訪問し、最後の面会者になった。

 

葬儀も終わり一息つくと、何と、彼のバカ息子が領地を仕切り直し、今までの仕組みを破棄、地主の総取り型に変えてしまった。

(彼は最初の奥さんとの間に子どもがいるが長男の出来が宜しくない。最後の面会のとき、今のプロジェクトの継続を望むことと、息子が心配の種だと現在の奥さんと顔を見合わせて悲しそうな表情を浮かべた)

 

さて、領民はどうしたか?

 

全員は無理だが、ミスター M・K氏の奥さんの土地へ移住。

2度目の奥さんはアメリカ人だが、以前の仕組みのまま、領民のセルフガバナンスを尊重して今日に至っている。

 

農業の軸になるテクニシャンは以前、我々と日本種野菜を手がけたアーネル氏である。

彼は止むなく別の土地で新たに農業を営むかつての領民にも支援の手を差し伸べている。

 

バカ息子は広大な土地に孤立状態。

途中、外国人に農地付き居住権を切り売りしたり、ロクでもないビジネスに手をだすも次々と失敗。

独自に集めた雇い人に農耕や畜産を任せるも、人件費に見合う売り上げはままならず。

人望がないので無理もない。

賃金目当てで集まる雇われ農夫は皆、やる気ゼロ。

 

と、言う訳で、当然の事だが、そもそも土地は誰のものでもない。これを理解しない地主は能無である。

 

であれば、政府なり行政が管理すべしという人もいる。

いやいやとんでもない。

 

本来、何ものにも所属せず、何ものにも支配されない立場を理解しない植民地根性丸出しの一番愚かな考え方である。

 

土地は、基本、そこに住む住民の専権事項。

 

ところが、住民にセルフガバナンスの意識が恐ろしいほど希薄ならどうなるか?

 

行政や大金持ちや農協がその薄汚い手を突っ込んで金縛りにする。

 

植民地統治に於いて、日本式であれ、フィリピン式であれ、ミスター M・K氏のようなセルフガバナンスを知る人物に力を発揮されるのが一番困る。

 

大地主だったり、それに準じる人望ある人物を一気に排除するには農地改革に勝る悪手はない。

GHQの悪辣な狙いを真に受けた日本は見事に籠絡された。

 

小作人に土地を与えよ。

一見良さげに見える政策だが、実際はセルフガバナンスの土台を木っ端みじんに粉砕する爆弾である。

 

人間はひ弱な生き物で、一度植民地暮らしに慣れると、否が応でも行政依存に拍車がかかる。

農家ならJAに依存して、借金漬けになっても離れられない。

 

最初は耳ざわりがいいが、徐々に締め上げ真綿で首を絞めるのが常套手段。

 

早い話が、寄らしむべし、知らしむべからずの官僚制統治構造、藤原摂政関白時代の荘園制度に逆戻り・・・。w

 

我が世の春・・・

 

荘園時代に逆戻りなら、土地の境界線争いや水争いで我欲丸出しの争乱が起こる。

そこで荘園主は暴力装置(武士)を強化。

自動的に中央政府の権限が拡大。

終いには主権剥奪・・・。w

 

二重代理支配の正統化にはもってこいの仕組み。

 

しかし、ミスター M・K氏の場合もそうだが、大地主世襲制にも落とし穴がある。

それがバカ息子、バカ娘問題である。

(ジミン党も世襲三代目、四代目に苦しんでいるが・・・)

これもセルフガバナンスを狂わせる大きな要因。

 

では、どうすればいいのか?

 

マトモな意識を共有した最小行政単位の構成員、ひとりひとりの意識を標準レベルより上に押し上げるしかない。

 

大富豪の家に生まれようと、貧乏人の小せがれに生まれようと、帝王学を学ぼうと、余人の及ばない秘技をさずけられようとも、器に収まる分しか受け入れないのが人間。

 

器のないトカゲの尻尾切り要員とか、出来損ないのサイコパスを量産しても益はない。

一流大学を出ても人望のない人間は所詮、役に立たない。

これは教育制度(カリキュラム)の問題ではない。

 

独立した意識を持つ個人、個人の資質を高める。

器をつくる、あるいは広げる

これを涵養するには、成長期に自然循環に接するのが一番である。

 

ま、現在の教育制度は遠からずゼロから見直すしかあるまい、と思う次第である。

 

・・・

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