僕らはみんな生きている | geneumiのブログ

geneumiのブログ

【少数民族の楽園】


テーマ:

僕らはみんな生きている

 

以前フィリピンでのこと。

朝採り作物を満載してマニラへ向かい、日本人も多く集まるお祭り会場で販売する。

 

人間には販売に向く性格とそうでない性格があって、向かいな人は何を言われてもほぼ口を開かない。

お祭りだし、いわば出張八百屋の店頭がお通夜では売れるモノも売れない。

幸い、販売向きスタッフが2名ほどいるので、もっぱら彼らが店頭で呼び込みをする。

 

垂れ幕には有機無農薬野菜。

農薬は一滴も使いません。

とはいうものの、我々の農場だけではボリュウムが足りず、仲間の同じく無農薬農場から大量のサツマイモを運ぶ。

これが当時日本でも人気のベニアズマという品種でバカ売れした。

 

我々の野菜も数量が少ない目玉商品はあっという間に売れた。

この時は、日本から来た長期滞在中の大学生が手伝ってくれた。

非常に熱心で真面目な女性だったが、彼女も販売タイプではない。

後ろの方で商品補充などの地味な仕事を一生懸命やっている。

 

 

当ブログ管理者も販売向きではないが、店頭の係が少ないので最前線で声かけ係。

ちょうど、若い奥さんの集団が品定めをしている。

どれどれ接客しなくちゃ、と近づいたが、背後に2、3人の陰気なオジサン集団がいる。

 

いわゆるサラリーマンタイプが日頃の戦闘服(スーツ)ではなく、ラフな格好をすると、その人となりが一目瞭然に分かることがある。

ま、心根のきれいな人はポロシャツ姿が似合わなくとも、それほど嫌な感じはしない。

少し小太りで顔が脂ぎっていると、途端に好感度は落ちるが、それでもいい人は直ぐに分かる。

 

まして、今日は炎天下の下(仮設テント)である。

その中の一人、一番年上の一番嫌なオーラを醸し出すオジサンが店頭で止まった。

彼の部下だろうか、他の2人は少し離れて留まった。

 

 

彼はフィリピン人スタッフに話しかける。

彼の英語はかなり聞き取りにくく、フィリピン人スタッフが困っている。

当ブログ管理者も分かっていたが、目の前の奥さんたちが野菜を買いそうなタイミングなので気をそらしたくなかった。

 

彼はテントの奥をしきりに見ている。

しかし、誰も対応しないので再びフィリピン人スタッフに話しかける。

 

彼の主張をオーソライズすると、以下のようなモノである。

 

「オイオイ、噓はいけないよ」

「このクソ熱いフィリピンで無農薬で野菜ができる訳が無い」

「しかも、このきゅうり、日本の種じゃないの」

 

フィリピン人スタッフは自分が実際につくっているので、噓ではないと懸命に説明している。

 

そのオジサンは結構詳しい。

そりゃそうだ。

彼は日本の農薬・化学肥料会社の現地駐在員である。

(会社名までは聞かなかったが・・・)

 

奥さんたちがたくさん購入してくれて、こちらも手が空く。

彼は年齢から見て、フィリピン政府との「農薬・化学肥料」などの無償供与にも関わっているかも知れない。

何しろ、20年以上も年間200億の予算が割り当てられ、日本の農薬・化学肥料メーカーの余剰在庫を買い取り、全世界にバラまいた。

この当時、間違いなくフィリピンにも無償援助の農薬・化学肥料が割り当てられていた。

 

言うまでもないが、この一連の動きは偽油ダ屋のご指導のもと、アジア農業を化学肥料依存にさせる計画の一環である。

彼らの会社も年々歳々売り上げが増加中、些か鼻息が荒かった頃である。

 

そんなご時世、日本のチッポケなNGOが有機無農薬だなんてとんでもない。

どれ、少し懲らしめてやろうじゃないか・・・って感じか?

 

フィリピンスタッフの困り顔を見かねて、どれ、ちょっと助太刀しようか・・・、と、思った矢先。

日本から来ている大学生がスッーと割って入った。

 

彼女は農業系では日本の最高学府の院生である。

我々の農場で実際の様子を見ているので、本当に有機で育てていることを説明する。

防除も自然素材、有機肥料も自前。

 

化学肥料屋のオッサンも害虫被害の実態を良く知っているようで、そう簡単に引き下がらない。

ま、そんな議論も無駄ではない。

それより、目標まで後一歩の販売、販売、と思ったら彼女が当ブログ管理者を呼んだ。

 

 

それから15分くらいオジサンにつきあった。

 

「たった30年前まで全世界が有機無農薬だったんですよ」

「日本だってそうでしょう、その昔、作物が何も取れなかった時代がありましたか?」

 

  「だから、効率が全然違う、比べ物にならない」

 

「その代り土が死ぬのも早い」

「日本の土ならまだしも、ウルティソイルのここらの土なら数年で固化するんじゃないですか?」

 

などと言いながら、チラチラと横目で販売状況を見ると人手が足りてない。

 

仕方がない、この辺で切り上げるか?

 

「ところでお客さん、今、フィリピンにはどのくらい日本からの無償供与農薬が入っているんですか?」

 

彼の表情が一瞬で変わる。

 

ギロっと睨みつける目、人の顔を凝視する失礼な態度。

ああ、コイツも基本上から目線だな・・・。

心の中で嫌な野郎だと思ったら、スーッと後ずさり、人ごみに消えていった。

 

後から彼女に聞くと、

無農薬なんてやっていると就職できないよ。

機械化、大型化、法人化で高効率農業生産の研究でもしたらどうなの?」

な~ンてことを言われたそうだ。

 

アラアラ、日本のマトモな若者がなぜ、わざわざフィリピンの田舎の、しかもチッポケなNGOを探してやってきたかの動機の「ど」の字も慮れない人間のくせに威勢のいいことを言ってくれるじゃないの?

少しばかり人様より棒給がいいかどうか知らないが、細々でも自然との接点で懸命に生きているアジアやアフリカの農民を化学肥料・農薬依存農業にしてしまったら、取り返しのつかない罪作り。

 

 

そんな想像力も無いくせに、何を偉そうに・・・。

立場の違いはともかく、日本の学生の健気な思いも知らず頭ごなしだなんて、まるで何処かの偽総理か、監房腸管のような。

 

ま、蛇足だが、日本から無償の農薬・化学肥料はフィリピン政府のお役人の儲けを上乗せして販売される。

2003~5年頃、フィリピンの田舎では相変わらず農薬も化学肥料も誰も買わない。

そこで、政府の格安が紹介されるが、それでも高い。

 

なぜなら、肥料なんてお金を出して買うものではなかった。

もちろん、害虫被害はある。

だが、それを薬で殺すという発想がない。

 

虫だって生きている。

それを食べる鳥だって生きている。

何で金を払ってまで生命環境を殺すのか?

 

コイツらは、僕らはみんな生きているという歌を知らないのか?

そのコイツら(油ダポチ下僕)にしたところで、生命環境のお陰で生かされている。

 

もちろん、フィリピンでも政府ご推奨の近代農業推進特区では化学肥料が当たり前。

農薬で害虫被害がゼロ。

収量が2倍とか・・・。

農民の喜ぶ顔がテレビで連日放映される。

 

これはミンダナオ、人のいる場所で平気で農薬(枯れ葉剤)をまくバナナプランテーションの殺人鬼

 

そして、10年後の2015年頃。

相変わらず農薬農業推進路線は続いている模様だが、農民は以前にもまして乗り気ではない。

偽油ダ屋の人工削減計画はここでも尻窄みである。

 

無理も無い、農薬・化学肥料会社の儲けの構図と自然循環に相容れる要素は1ミリもない。

およそ生命環境に関わる資質ゼロの事業体質。

テメーらがやっている事業が何をもたらすかも分からない。

ここまで精神が崩壊したら人間オシマイ・・・。w

 

随分長い間、この手の会社の増収増益が無惨な自然の犠牲の上に成り立ってきた。(いまだ止める気配はないが・・・)

ま、日本の農協も一心同体の儲けの構図。

 

生命環境に仇なすモノは、容赦なく一度リセットした方が宜しい。

 

・・・

Mind of the Earth Batangas

【NGO : マインドオブデァース・バタンガス】

https://goo.gl/photos/jdqpimnqk8ssQmkC7

【NGO : マインドオブデァース・ジャパン】

http://sanrix.jp/mephilippines/index.html

ドネーション受付ページへ

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfZ_fIYUaBmOxamKTI-xW-8OE3TQiU8gIpW1JBQVV1PwxsqNw/viewform

電子を放出/世界初!空間還元型空気清浄機。

【e-bless】

http://www.sanrix.jp/ebless/index.html

geneumiさんをフォロー

ブログの更新情報が受け取れて、アクセスが簡単になります

Ameba人気のブログ

Amebaトピックス