アワードに出す事で見直すプロジェクト  by 山中コ〜ジ | GENETO

アワードに出す事で見直すプロジェクト  by 山中コ〜ジ

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とあるアワードに出すため、現在進行中のプロジェクトから適切と思われるプロジェクトを選び出します。
選んだプロジェクトは老舗料亭の計画である”YOC-project”

もう3年くらい取り組んでいるプロジェクトです。
今回の出品を機会に、一旦プロジェクト自体の見直しをすることにしました。

このプロジェクトに熱を上げて進めていた昨年は、盲目的に取り組んでいたはずなので、熱の下がりかけている今だからこそ見方を変える良い機会なはず。違った角度からプロジェクトを見つめ直す事で、ブラッシュアップに繋げようと考えたわけです。東京事務所の山中悠嗣が京都事務所に帰って来ている間に、ミーティングをおこないました。

アワードに出す事を前提に再度プロジェクトを分析すると、計画内容自体が固まっていないところがある事を知ります。
いつもはクライアントという存在と会話し検討する為のツールである現在の設計を、別の価値観でもって判断する審査委員の事を想像しながらプロジェクトを見つめ直すと、思いつかなかった事柄に気づかされます。
今回の様な別目線のフィルターを想定した設計の見直し作業は、意外と重要なんだという事を今更ながらに痛感させられました。

今回は久しぶりに模型を作りました。
以前ブログに書きましたが、模型を作るよりも3Dソフトで簡易的にスタディを繰り返す事が多くなって来た最近のGENETO事務所、模型を作る事は本当に久しぶりでした。
模型制作と言えばGENETOメンバーは全員得意ですが、中でも得意な山下麻子がインターンで来ている安森梓を教えながらの制作です。
模型制作とひとことで言っても、作り方は色々です。
物作りは全て共通していることでしょうが、基本的な作り方を知らなければ、いつまで作ってもそんなには上手くならない。
模型_夕景 完成した模型で夕景のイメージを撮影する。
結果はともかくとして、ひとつひとつのプロジェクトを大切にこなしていくという事自体に建築設計の意義を感じます。
勿論、コンペは良い結果を、ペンディングは再開を望んではいる訳ですが。

YOC-projectについて詳しくはコチラ



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