バイデン大統領が中国製鉄鋼の関税3倍に引き上げを検討と表明
テレビ朝日系(ANN)
24/4/18(木) 7:48配信

アメリカのバイデン大統領は中国製の鉄鋼の制裁関税を現在の3倍の水準に引き上げることを検討すると表明しました。

バイデン大統領
「中国は競争ではなく、不正を働いている。我々はここアメリカでその被害を目の当たりにしてきた」

 バイデン大統領は17日、USW=全米鉄鋼労働組合の本部があるペンシルベニア州ピッツバーグで演説し、中国の鉄鋼メーカーが政府から多額の補助金を得て、海外に不当に安く輸出していると非難しました。

 そのうえで、通商法301条に基づき、中国製の鉄鋼とアルミ製品の制裁関税を現在の平均7.5%から20%を超える水準に引き上げることを検討すると表明しました。

バイデン大統領
「USスチールは1世紀以上にわたって、アメリカを象徴する企業であり、完全なアメリカの企業であり続けるべきだ」

 また、バイデン大統領は日本製鉄が買収を計画するアメリカの鉄鋼大手USスチールについて、「アメリカが所有、運営する企業であることを約束する」と述べ、買収に反対するUSWに寄り添う姿勢を強調しました。

 バイデン大統領による中国製の鉄鋼の関税引き上げの検討やUSスチールを巡る発言は、大統領選の勝敗を左右する激戦州で、労働組合の支持を取り付ける狙いがあります。


中国製の鉄鋼・アルミの制裁関税“3倍に引き上げ”検討を正式表明 アメリカ・バイデン大統領
TBS NEWS DIG Powered by JNN
24/4/18(木) 7:41配信

TBS NEWS DIG Powered by JNN

アメリカのバイデン大統領は、中国製の鉄鋼とアルミにかけている制裁関税を現在の3倍に引き上げることを検討すると正式に表明しました。

バイデン大統領
「中国政府は莫大な補助金を鉄鋼メーカーに出しています。彼らは競争していません。彼らは不正を働いています」

アメリカのバイデン大統領は17日、演説し、通商法301条に基づいて中国製の鉄鋼とアルミに課している制裁関税を現在の3倍に引き上げることを検討すると正式に表明しました。

バイデン氏は、中国政府が鉄鋼メーカーに多額の補助金を支給して過剰な生産を行い、鉄鋼価格の下落を招いているとして「不正を働いている」と強く批判しました。

また、バイデン氏は日本製鉄による大手鉄鋼「USスチール」の買収計画について「USスチールは今後も完全なアメリカ企業であり続けるべきだ。それは実現する。私が約束する」と述べ、否定的な考えを強調しました。

このバイデン氏の演説は、フィラデルフィア州のUSW=全米鉄鋼労働組合の本部で行われました。フィラデルフィア州は大統領選の勝敗を左右する激戦州のひとつで、鉄鋼メーカーが多く集まっています。

バイデン氏としては国内の鉄鋼産業を保護する政策のアピールを通じて、フィラデルフィア州での鉄鋼労働者の支持を固めたい考えです。


中国製鉄鋼とアルミニウムに照準…バイデン氏、関税3倍引き上げを検討
中央日報日本語版
24/4/18(木) 7:36配信

バイデン米大統領が17日、米通商代表部(USTR)に中国製鉄鋼とアルミニウムに対する関税を3倍に引き上げる案を検討するよう指示した。米国の労働者が中国との不公正な競争で被害を受けているという理由からだ。執権すれば中国製品に超高率の関税を適用すると公言したトランプ前大統領に続きバイデン大統領も11月の大統領選挙を控え「中国叩き」で投票者の心をつかもうとする姿だ。

AFP通信とフィナンシャル・タイムズなどによるとホワイトハウスはバイデン大統領が中国の不公正な通商慣行を指摘しながら関税引き上げ措置を考慮するようUSTRに指示したと明らかにした。中国製鉄鋼とアルミニウム製品の平均関税は現在7.5%だ。バイデン大統領がこの日直接勧告した税率は25%に達する。

関税引き上げの名分は中国の不公正貿易慣行だ。ホワイトハウスは「米国の労働者が中国の鉄鋼とアルミニウム製品輸入により不公正な競争に直面している。補助金と保護主義政策を通じた中国製低価格代替材のため高品質の米国製品(の競争力)が人為的に弱まっている」と批判した。

ホワイトハウスはバイデン大統領の指示がUSTRの通商法301条適用検討結果に合わせてなされたと明らかにした。USTRはトランプ政権時代に通商法301条を利用して中国製輸入品に高率の関税を課した措置を更新するかを検討してきた。「スーパー301条」として知られる通商法301条は貿易相手国の不公正だったり差別的な貿易行為または特定の輸入品目により米国内産業に支障が発生したと判断されると大統領権限で貿易報復を許容する。バイデン大統領はメキシコを経て米国に迂回輸入される鉄鋼とアルミニウムに対する調査も指示した。中国などで製造した鉄鋼がメキシコを通じて免税された状態で米国に持ち込まれ関税が回避されているという懸念からだ。

ただ米国が中国製鉄鋼製品に対する関税率を3倍に上げても直接的な影響は大きくないものとみられる。米国製鉄鋼需要のうち中国製が占める割合は0.6%にすぎないためだ。

これにより今回の措置が11月の大統領選挙を控えて鉄鋼産業が主力であるペンシルベニア州の労働者に製造業保護と対中強硬路線を見せようとする意図という解釈が出ている。実際にバイデン大統領はこの日ペンシルベニア州ピッツバーグで全米鉄鋼労組組合員に関税引き上げ措置を直接明らかにする計画だ。ペンシルベニア州はバイデン大統領とトランプ氏が支持率で拮抗する代表的な競合州だ。トランプ氏は「再執権する場合、すべての中国製輸入品に60%以上の関税率を適用する」と明らかにしている。

(引用終わり)
3倍と言っても7%が20%になる程度。元々40%割安と言われているのだからまだまだ甘い。6倍にしてトントン。市場を歪めるほど補助金出しているシナの経済状況が厳しいのだろう


ジイさんや、
ちょっと無茶が過ぎるんじゃない?

いくら量的シェアが1%弱でも、
いくら制裁を公言していても、
そこまで「あからさま」にヤラなくても…
自由の国アメリカも保護貿易偏向と
言われそう。

「目立つが効果が低い」制裁より、
「目立たないけど効く」ボディブローを
選ぶべきでは…、選挙前だからか?

>中国などで製造した鉄鋼が
 メキシコを通じて免税された状態で
 米国に持ち込まれ
 関税が回避されているという懸念からだ。
 (引用終わり)

 逆に、上の引用の「迂回」には、
 3倍以上の関税で良いと思う。

 「日本の隣国」は、
 これをメインにやっていそうだから。

自国で半導体の補助金を出しながら、他国の補助金に関税をかける。

日本も太陽光パネルの関税を3倍くらいにしたら良い