ヤブカラシ
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写真2
写真3
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ブドウ科 ヤブカラシ Cayratia japonica
日当たりのよい平地ならどこでも生えるつる性多年草。長い地下茎のあちこち
から芽を出し広がる。葉は小葉5枚の掌状複葉。頂小葉は長さ1-3cmの葉柄
があり、長さ4-8cm。側小葉はそれより小さく葉柄も短い。巻きひげは葉と対生
する。花期は6-8月。花は直径5mmくらい。花弁は4枚で黄緑色。雄しべは4本、
雌しべは1本。花弁と雄しべは開花後半日で落ちる。花盤と雌しべだけになった花
にハナアブ等の昆虫がよく吸蜜に来る。人間には嫌われる植物だが、昆虫には貴
重な蜜源のようである。地上部をいくら取っても地下茎からすぐ芽をだすので雑草
としては厄介である。地下茎をちぎると澱粉が混じった水が出てくる。ビンボウカズ
ラの別名がある。
和名について:藪の上に藪を枯らしてしまうほど繁茂するからという説と食べるとピ
リッと辛いあじがするからという説がある。
写真1 2014.6.20 埼玉県さいたま市 さくらそう公園
写真2 2010.9.9 同上
写真3 実 実はこのとき初めて見た。ヤブカラシには2倍体の株と結実しない3倍
体の株があって、東日本には2倍体の株が多いという記事をなにかで見たが、全く
見ることがなかった。地下茎で繫殖するので種子の重要性が低いのだろう。実の直
径は5mmくらい。1粒潰してみるとブドウのような半透明な果肉とブドウの種子に似
た種子が数粒出てきた。2011.11.16 埼玉県さいたま市 秋ヶ瀬公園
写真4 ヤブカラシの芽生え この芽生えをあくぬきして食べる人がいる。
2012.6.26 埼玉県飯能市
いずれもオリンパスE620 デジタルズイコーマクロ50mm



