『なんで普通の子が出来る事が、あんたは出来ひんのー!!!オトコの癖に、シャッキとしろー』

という、妻が息子を怒鳴りつける声で今日も目を覚ましました。
 
 
あぁ、息子は、成長するためのキズを母親から受け取っているだなぁ、、、、
って俯瞰しながらも、頭はまだポーッとしている。
 
 
家に居る時は、アタシは一児のパパをしています。
 
怒鳴るぐらいで済む日は良しとして、酷い時は定規、リコーダーで殴り合いをする音で目が覚めます。
 
朝から、母、息子のオトコオンナの戦争が始まるわけです。
 
オカマのパパは、永世中立国のように、センターポジションにたってるフリをしながら、やや息子の味方よりのポジションを取るようにしています。
 
アタシは、血の繋がらない息子と、生活を共にしてもうかれこれ7年。
アタシの養子になってから、3年が経ちました。
 
この子の2歳半までをアタシは知りません。
 
ウチの妻は、とにかく厳しい批評家の側面をもっています。
それは、今まで付き合ったオンナの中では1番の批評家でございます。
(妻がblogを見ない事を祈りながら書いてます(T_T))
 
2歳半までを知らないという前提が、ウチの家族の大きな運命を握っています。
 
2歳半までの記憶を、潜在記憶(コトバを持たなかった時期の覚えてない記憶)
2歳半からの記憶を、現在記憶(コトバを持った時からの記憶
 
記憶に無かった時期の【感情の状態】が人生に大きな影響を与えています。
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不快な感情の裏側には、ホントは感じたかった快の感情の状態があります。
潜在記憶とは、母親のお腹に宿った状態からずっと感じてきた、感情の記憶なんです。
それは、母親と自分の分離を認識できない時期の記憶で、具体的な体験としての記憶は無意識の奥の奥の方に眠っています。
 
その時に味わいたかった感覚、感情を取り戻すための挑戦が、人生の第1段階であると言われています。
 
息子の人生の前半のテーマは、
2歳半までに感じていた不快感の正体にあるわけですから、アタシは一緒にそれを感じたあげるように心がけています。
 
妻は、アタシにもっと厳格な父性を演じるように要求してきますが、アタシはそれはきっとこの子魂は求めていないのを感じます。
 
父性とも母性とも違う少し変わったカタチの絆を感じています。
 
オトコでもあり、オンナでもあるという、アタシの魂と共鳴して家族になった息子は潜在的に何を、アタシから得ようとしているのかということを感じるようにしています。
そして、アタシもこの子を育てる事で、沢山の事を学んでいます。
 
妻というオンナの魂が宿っている息子は、やっぱり妻に性格がそっくりなんです。
 
オトコも、オンナも結局は、オンナから生まれて来るんです。
 
オトコの劣等感は、母親という人生ではじめて関わるオンナとの関係で決まります。
母親は、自分のオトコとの関わりの体験、価値観を反映させて、息子に希望を託します。
 
それは、身近なオトコの再現性なのか
それは、身近なオトコの反面性なのか
 
アタシは、息子にも、オトコとかオンナとかにとらわれずに生きれる人生を送って欲しいなと願っています。