今日は、グリーフ専門士の源ママが、グリーフケアについてのお話をほんの少しさせていただきますウインク

 

 

予告から少し間が空いてしまいましたが、この間の記事では、グリ―フを経験すると人間関係や社会、自分自身、あらゆるものとの断絶感を感じるというお話をさせていただきました。

 

 

喪失体験によって断絶するもの

 

 

 

私たちは、いま自分がどんな状態にあるのか、これからどうなっていくのかが分からず、経験したことのない底なしの哀しみの中を、心だけでなく産後の身体の痛みを感じボロボロの中さまよいますおすましペガサス

 

 

今、混乱の最中にいる方も、少し時間がたっている方も、天使ママじゃない方も、これから先誰もが経験するグリ―フです。

 

少しだけ知識があるだけで、随分違うと思いますニコ

 

 

ちなみに、私がグリ―フ専門士の勉強をしていた講座には、私と同じような天使ママさんが3名いらっしゃいました。

 

うち2名は入門編でお会いした方ですので、その後学ばれたのかは分かりませんが、それだけ流死産でグリ―フを抱えている人が多いんだと感じましたえーん

 

 

 

流産(妊娠20週未満)を経験するのは全体の約20%だそうで。

 

 

20%って・・・・・

 

 

4人に1人ショボーン

 

 

 

ちなみに死産率は約1パーセントだそうです。

 

 

 

こんなに多いんですもん。

それに対してこのサポートのなさ、それを痛感した天使ママのみなさんがこうしてグリ―フを学んでいるんですね。

 

 

同じ思いをした人のサポートがしたいという動機の方が多かったですが、ご自身が大きな悲しみを抱えたまま癒されることなく参加している方がほとんどでした。

 

 

私もそうですが、グリーフケアを学ぶことは、自分を癒すことにも繋がりました。

 

 

「そうか~あのときの私はこの状態だったんだな~。」と。

 

 

 

子を失うという人生において最大の哀しみを、これだけの人が経験している。

その多くの方が、どうやって日常を取り戻していったのか。

 

 

おそらくほとんどの方が、自力だと思います。

 

 

中には、専門の方にカウンセリングを受けたという方もいらっしゃると思いますが、自力の方が多いと思います。

 

 

カウンセリングを受ける以外にも、大切な人を失う哀しみを経験すると人はどうなって、どのように再生していくのかを知ることは癒しになると感じましたニコ

 

 

 

人によって異なりますが、だいたいのプロセスです。

 

 

 

 

猫しっぽ猫からだ猫からだ猫からだ猫からだ猫からだ猫からだ猫からだ猫からだ猫からだ猫あたま

 

 

まず、赤ちゃんの心臓がとまっていると告知をされ、混乱します。

頭が真っ白状態ですね。

 

下矢印

 

そのことを受け入れられない、「そんなの嘘だ!この子は生きてる!何かの間違え!」と現実を認められません。

 

下矢印

 

そして、不条理な出来事に怒りが湧いてきます。

「なんで医者は気づかなかったんだ!」

「何で私なのよ!」など。

 

この怒りが自分に向く方も多いです。

子供を死なせた自分を許せない。という感情ですね。

 

とにかくイライラする。

 

 

下矢印

 

 

大きな悲しみに打ちひしがれて、立ち上がる気力がなくなる。

 

もう何もかもどうでもいい。

いっそ私もこのこと一緒に還りたい。

 

何もかもが面倒になり抑うつ状態です。

 

 

下矢印

 

いくら泣いてもあの子は戻ってこない。

 

そろそろ私も前を向いて、あの子の自慢のママにならなくちゃ!

と、現実を受け入れる努力をしようとする。

 

 

下矢印

 

 

気持ちの整理が進み、哀しみを抱えた自分をどうやって癒していくか自ら考える段階に入ります。

一区切りつけて納骨をしようかな、などの行動をとるのもこの段階です。

 

友達に会ってみたり、日常を取り戻す一歩を踏み出しはじめます。

 

哀しみは変わらず抱えたままですが、周囲からは 「元気そうだね」 などと言われて傷つくことも。

 

 

下矢印

 

 

たまに泣いてしまうこともあるけど、あの子のおかげで旦那と絆が深まった。

新しい自分になれた。

 

など、前向きにとらえ、自分の人生に意味づけができるようになる人もいます。

 

この経験のおかげで気づきがあった、使命に気づいた、これからはこうやって生きていこう、など、新しいアイデンティティを持ちます。

 

哀しみは消えなくても、上手に付き合いながら、自分らしい生活が送れるようになります。

 

 

 

猫しっぽ猫からだ猫からだ猫からだ猫からだ猫からだ猫からだ猫からだ猫からだ猫あたま

 

 

 

本当にざっくりですが、こんなような心の変化を体験します。

 

 

分かりやすく矢印を付けましたが、この順番通りが良いという訳ではありませんニコ

 

 

そして、階段を上るように一段ずつ上がっていくわけではありません。

行ったり来たり、あっちにいったり、こっちにいったり・・・・

 

 

ぐるぐると何度も繰り返して、少しずつ少しずつ、哀しみを力に変えていくんですねニコニコ

 

 

 

 

やっと悲しみに明け暮れる日々を卒業できたと思ったのに、また振り出しにもどった笑い泣き

 

と感じることもあるはずです。

でもそれは後退ではなく、前進ですので安心してくださいウインク

 

 

ぐるぐるすればするほど、前に進んでいるということですからね。

 

 

 

 

この間たまたま、天使ママさんのブログで炎上というのでしょうか?

批判や擁護のコメントで溢れかえっている方の記事が目に入りましたガーン

 

 

 

その方は、怒りの感情がお医者さんに向かっているご様子でした。

それに対して批判的なコメントがあったようですね。

 

 

グリ―フの知識があれば、他者に怒りが向いていても、前を向けない状態でも、グリ―フのプロセスであり仕方がないということが分かります。

 

 

 

どうしようもない感情の矛先がないんですよショボーン

むしろ、誰かに対して怒りをぶつけられたということは、グリーフケアの観点からみれば良いことだと思います。

 

 

 

混乱の最中にいる方に正論(かどうかは分かりませんが)を振りかざしても、誰もハッピーにならないのだけどなショボーン

 

 

 

 

 

両親、配偶者、子供、友達、ペット・・・

命あるものは必ず死ぬ。

 

 

体験しない人がいない、大切な人との別れ。

 

グリーフケアが一般常識となるくらい広くたくさんの人に知ってもらえたら良いなと思いますニコ

 

 

 

哀しみを体験する当事者としても、身近な人がグリ―フを抱えたときの寄り添い方を知るという意味でも、とても重要な分野ですよねガーベラ

 

 

 

 

今日はちょっぴりお勉強メモ

 

次回は、お空シスターズ次女ちゃんの小話をさせてくださいお願い

 

 

 

みなさん良い夜をお過ごし下さい生ビールやや欠け月