くるみ灸 | 天六天満・関目・天六・箕面にて鍼灸・整骨・マッサージ・インディバを行う総合治療院「玄武堂」

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私たちは「元気がないと仕事にならん!」をモットーに、東洋医学の源流を駆使して、地域の皆さまの笑顔と心身の平穏を目指してます。

治療院:「大阪市北区/天神橋筋六丁目駅~1分」「城東区関目/京阪関目駅すぐ」「大阪市北区/天神橋筋六丁目~2分」「箕面市箕面」

こんにちは、玄武堂の本田です
最近クラスメイトが眼精疲労を訴えていたので鍼灸治療で色々と探していたところ「くるみ灸」なるものを発見しました。

くるみ灸とは目の上にくるみを置き、さらにその上にもぐさを乗せ間接的に目を温める、テレビなどでも紹介されたことのある見た目にもインパクトの強い治療法です。




…すごく面白そうなのですが、ただ単にくるみの殻を準備するだけでは出来ず、殻を生薬に付け込まなければなりません。
今回は準備から実践までを記録がわりに細かく紹介したいと思います。

・準備
必要な生薬を集めます
①菊花  10g
眼疾患を治す、目のかすみを取り去る

②蟬退  5g(25匹)
口の渇きを止める、熱を取り去る、皮疹を消す
※蟬退は本来10g使用します。

③薄荷  10g
軽い感染症の疾病、寒による疾患を治す、口中を爽快にし、うるしかぶれに外用

④石斛  10g
解熱および健胃強壮作用、唾液分泌を促す


これらをそれぞれティーパックに入れ


沸騰させたお湯500mlにくるみと一緒に混ぜ合わせます


丸2日漬け込んだ後くるみを取り出して一晩乾燥させていざ実践!


なかなか珍しかったため他の学生や先生方も見学に来られました照れ

殻を乗せ…

もぐさを置き…

てっぺんから線香で火をつけます

しばらくすると眉から眉間にかけて温かくなり最終的に眼球までじわーっと温まります。
薄荷(ハッカ)が入っているおかげか暖かさが引いた瞬間から爽快感が伝わり、くるみを外すと目のスッキリ感が広がりましたびっくり

メモ
・時間は約7分間
・山正社の並温灸艾を使用しました
・もぐさは約0.45〜0.7gの間で作りましたが、0.7gでは大きすぎたか終わった後くるみの殻に穴が開いていました
0.45gの方でももぐさが燃え終わった後くるみの殻は大分焦げているので、繰り返し使うのは難しそうです。

とても楽しくお灸をさせていただきました。
もぐさの種類やくるみの殻を生薬に漬け込む日数を変えるとまた面白いのかなと思うので、今後も続けて研究していきたいですニコニコ


最後に、、、玄武堂の新しいメニューというわけではありませんので、ご了承ください
<(_ _)>