こんにちは!
最近反り腰に悩んでいる良玄ですo(^▽^)o
とある整体師の方から反り腰であることを指摘され
反り腰はヘルニアになりやすいと聞いてから
恐れおののいております
坐禅の癖からか普段から
どうしても腰に力を入れ過ぎてしまうように思います
なので腰が前に出過ぎて反り腰となっているようです
しかもヘルニアになりやすいなんて
ヘルニアで苦しまれている方を多く拝見してきたので
なんとか今の内に修正しておきたいところです
別の先生にも聞いたら
お腹をグッと上に挙げるイメージで
腰を少し引っ込ませるのを意識して下さい・・・と
うーーーん
難しくてその姿勢保てませんけどぉーーーーー
みたいな・・・
兎にも角にも少しでも反り腰が治るように
精進して参りたいと思います
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ということで今回のテーマは
だるまさんがころんだ
です
今でもこの遊びは流行っているのでしょうか
私のいるお寺には大きな銀杏の木が一本ありまして
よく子どもの頃に友達とこの木を鬼の場所にして
だるまさんがころんだで遊んだのを覚えています
その頃はまさか「だるまさん」が
禅宗の初祖達磨大師であることなんて露知らず・・・
そして実は本日10月5日は
このだるまさん(達磨大師)の命日なのです
洞窟の中で壁に向かって
9年間坐禅をし続けた達磨大師
赤い衣をまとい
不屈の精神で修行をやり遂げた姿
中国の皇帝を前にしても
決して屈することなく禅の精神を説いた人物
まさに縁起物や祈願成就の象徴として
だるま人形は有名でもありますが
それはまさに6世紀頃に実在した達磨大師が
モデルとなっているわけであります
(ギョロリとした目が特徴の達磨大師)
達磨大師は禅をインドから中国へ伝えた初祖として
まさに禅宗では師匠の第一人者であり
そのためこのだるまさんの命日には
達磨忌といって法要を行っております
達磨大師の軸を掛けてお供えとお経を詠みあげることで
師匠を敬うとともに改めて自らを律します
あのギョロリとした目で睨まられると自ずと
「お前たちしっかりとやっとるか」と
叱咤激励を受けているようにも感じます
そんな偉大な達磨大師を
だるまさんがころんだ
という遊びにしてしまう子ども心
実はこの遊びにこそ達磨大師の言わんとする
禅の真髄が隠れているのかもしれません
七転び八起きという言葉もありますが
まさに達磨大師も厳しい修行の中で
何度か転んだこともあったのでしょう
転んでは起き
転んでは起き
それでもあきらめず一所懸命に生きる姿
先日先輩の和尚さんが
七転び八起きの言葉は転ぶことが大事なのではないか
とおっしゃっていました
転ぶから起き上がる
逆に言えば
転ばないと起き上がることもない
私たちは成長していく過程で
生きていく中で
絶対に転ばないことはおそらく不可能でしょう
やりたいようにやれないことなんて
世の中ごまんとあるかと思います
むしろ大人になって仕事をするようになると
転ぶことの方が多いかもしれない
そしてだからこそそこで起き上がろうとするところに
人間の成長の一歩が表れるように思います
だるまさんがころんだ
あのだるまさんだってころんだのだ
だったら僕たちも7回どころか
10回や20回
そして100回ぐらい転んでいこうじゃないか
そうしないと逆に前に進めないじゃないか
そんなことを教えてくれるのが
「だるまさんがころんだ」の言葉の意味であり
初祖達磨大師からの激励の呼びかけなのかなと思います
(まさに威厳のある風貌)
ベッキーさんの歌「風のしらべ」の歌詞には
こんな一節があります
大きく転んじゃってもいいさ
立ち上がる授業だったのかもよ
(作詞:ベッキー♪ 作曲GREEN)
転ばないように頑張りなさい
よりも
転んだってもいいじゃない
そんな言葉に人は救われていくように思います
子どもの遊びは本当に純粋無垢です
だるまさんがころんだを真剣にやっている姿を見ると
やはり私たち大人も真剣に目の前のことに
一所懸命に取り組むことの大切さを教わります
転んだ分だけ前に進むことができる
だるまさんがころんだ
達磨大師の命日から
改めて転ぶことに恐れない重要性を学んだように思います
秋のお彼岸も過ぎて
ついに秋真っ盛り
観光・読書・スポーツの秋と
色々な楽しみ増える季節となってきました
そんな行楽のシーズンだからこそ
転ぶことに不安を抱かず
悠々自適に秋を楽しみたいと思います
良玄合掌
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