月刊BOSS10月号は本日発売です | BOSSの独り言

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月刊BOSS編集長・関慎夫がつづるインサイドニュース・ブログ

月刊BOSS10月号が本日発売になりました。
今号の特集は「マツダの底力」です。
3年前まで赤字が続いていたマツダですが、前期は過去最高益を記録、今期も好調です。
その理由のひとつが、マツダが推し進めてきたエンジン革命です。
環境対応エンジンとして、トヨタはハイブリッドに力を入れています。日産は電気自動車に命運を託しています。そこにあるのは、従来のレシプロエンジンの進化は限界まできている、という発想です。ところがマツダは、もう一度エンジンを一から見直すことによって、高効率エンジンの開発に成功、それが売り上げ好調へと結びついています。
マツダ弱小はメーカーですから、トヨタや日産のようには開発費が潤沢ではありません。そのため、ハイブリッドやEVなど新規分野に資金を投入する余裕がなかったため、従来エンジンにこだわらざるを得なかったという事情もあるでしょう。それでも、この新型エンジンの開発は快挙です。トヨタは今年に入り、高効率エンジンを市場に送り出し始めましたが、これもマツダに刺激を受けたためです。
マツダはリーマンショック前まではフォード傘下でしたが、フォードの経営が悪化したため、後ろ盾を失い、その前途が危ぶまれていました。その危機感をバネにしたいまの好業績。このドラマをぜひ読んでいただきたいと思います。

もうひとつ、40代、50代の読者に読んでほしいのが第2特集の「今再びのディスコブーム」です。私は大学入学当初、毎週、複数回、ディスコで遊んでいました。でも20代半ばになってぱったりとやめてしまい、その後のクラブとは無縁の生活を送ってきました。それだけに、いま再びディスコブームが起きているというニュースは驚き以外の何物でもありませんでした。いま復活しつつあるディスコは、私と同年代の客で溢れ返っているそうです。
本特集はアベノミクスとバブル経済の相似性を含め、いまなぜディスコブームが起きているのか分析しています。