関     西 0 3 0 0 1 0 5 0 1=10
文星芸大付 0 0 0 0 2 2 0 3 4=11


いや本当に野球の怖さを見せつけられました。

「勝負は下駄を履くまでわからない」 まさにそんな心境。

そして「甲子園には魔物が住む。」 あらためて納得だ。


9回裏1点差に迫るも2死ランナーなし。

正直ここまでと思う。

ボテボテの投ゴロ。試合終了かと思いきや、内野安打となりさらに投手の

悪送球。これで得点圏にランナーを送り、同点、逆転へと繋がった。


しかしこれまでの大会でも数々の大逆転がありました。

個人的に9回2死からの大逆転で印象に残っているのは下記の2試合。


①1987年夏の大会 徳山-東海大山形戦

東海大山形000000002=2
徳   山000000100=1


1-0とリードした徳山高校。9回表の2死3塁のピンチもピッチャーゴロを撃ち取り、ゲームセットかと思われたが、

なんと徳山高・温品(ぬくしな)投手が一塁へ大暴投で同点。次打者で逆転サヨナラーヒットが飛び出し。わずか数分間で天国と地獄が入れ替わった。

投ゴロを暴投という点では、今日の文星―関西戦に近いですかね。やはり勝ったと思い、一塁へ送球する際に余計な力が入るのでしょう。    


②1990年夏の大会 葛生-山陽戦

葛生000101020=4
山陽000100004=5


わたしの中でも最も記憶の中に残る試合。

9回2死走者なしで3点差。すでに山陽高校の選手は皆泣いている状況。

そこから奇跡が起きた。

確か全て単打のヒットが続き、1点差に追い上げると最後は満塁から

逆転2点タイムリー。

最後の打者になりたくないという気持ちが打球に乗り移っているのが

よく分かる試合でした。


どの試合においても、

この絶対絶命、火事場のくそ力、あきらめない精神は人生にもいい手本。

しっかり肝に銘じたいと思うぞよロケット