開幕3連戦は2勝1敗。今年の巨人への期待、不安が凝縮された3連戦だったように思うのじゃ。
そんな中で優勝へのキーマンとなるのが、李でも上原でもない仁志じゃろう。
レギュラーを剥奪されても、腐らずに野球に打ち込み、ベンチを盛り上げている。
これまでの仁志には、考えられないことじゃよ。
かつての優勝チームには、必ずこういう選手がいたものじゃ。
昨年のロッテの初芝や89年の清さんもそう。
かつてレギュラーを張っている選手が、ベンチにいると周りのナインも気を使うそうじゃ。
その選手が腐らず、野球に取り組むことでベンチは一体となるのじゃろう。
仁志くんが昨年までの悪しき前例を見て、それともイチローを見て変貌したのかは分からないが、
シーズンを通して貫いて欲しいぞよ。
しかし昨日は、今年の巨人の勝ちパターンを知らしめましたのー。
久保・林・豊田の3人で締めくくる。この形じゃ。
個人的には久保、林は先発タイプじゃと今でも思っておるが、木佐貫が不在であれば仕方あるまい。
不安だった豊田が最後はしっかり3人で締めてくれたが、
やはり全盛期の速球のキレがないのー。恐らく他球団は早いカウントから直球狙いで対応してくるはずじゃ。
李、由伸の連弾で試合を決めたが、やはり4番の一発はチームを活性化させる。
WBCを通じて、李も一皮どころか二皮剥けた気がするぞ。
でも昨日の外の直球を左中間へ本塁打したことで、執拗なインサイド攻めがにくるはずじゃ。
ここを乗り切れるかが、巨人の四番を張れるかの試練じゃよ。
勝利投手にルーキーの福田くんよ。おめでとう。向かっていく姿勢が開幕一軍に選らばれた理由なのじゃろう。その姿勢を忘れないで、これからも強気のピッチングを期待しとるぞ。
グローバーさんについては、次回に期待しよう。
明日からは、古田ヤクルトとの3連戦。古田監督に今年のジャイアンツの嫌らしさを植え付けるのじゃ。