成人の日なのね。

どうりで街には、布を何枚も何枚も重ねて更に、一反もあろう布を腰に巻いた人々が溢れているのか。

ジンジャーエイルを飲みながら、ボオっと窓の外を眺めて思う。

「さぞかし、北九州では盛り上がっているのだろう」

あの文化というか風潮は一体いつ始まって、あとどのくらいで収束していくのか。

あそこまで大騒ぎをする程、子供と大人の境目がハッキリ分かれているのだろうか。


未だ、子供と大人の境をウロウロしている私には不思議に思える。


明後日から稽古が始まる。
また一層、子供と大人の境を曖昧にしなければならない。
それはそれで、しんどくないわけではないが同時にワクワクもしている。



私が入店してから、今もずっとカウンターに突っ伏して寝ている美女が小さく寝息を立てている。

ある寒九の昼下り。