登別 ('03.1.24)
温泉行きのバスは、市街地を抜けて山間の道へ。
ホテル街が見えてきて、8時57分、登別温泉バスターミナルに到着。
(ゲーム路銀 -\3,690-\330=-\4,020)
- 新幹線はやてから北斗星に乗り継ぐも大雪に
- 登別温泉といえばクマ牧場(登別)
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子供の頃、苫小牧に住んでいた私は、祖母に連れられてよくこの登別温泉へ来ていた。
そのとき必ず訪れたのが、のぼりべつクマ牧場。
山(四方嶺)の上にあるので、交通手段は、このリフト。
往復\300。(ゲーム路銀 -\4,020-\300=-\4,320) ※2003年当時
リフトを降りて、今度はロープウエーに乗り換える。
昔はリフトとロープウエーが並行して走っていたように記憶しているが。
今のロープウエーは見るからに新しいもの。
昔より小さくなったが、数が多くて、待たずに乗れる。
※このときの私は、「昔はリフトと、交走式の大きなロープウェーが並走していた」と思っていましたが、実際には交走式の大きなロープウェーと、循環式の小さなロープウェーが並走していました。
最初は循環式だけでしたが、より多くのお客さんを運べるように、札幌オリンピックで使われた交走式ロープウェーを移設して、2種類のロープウェーが並ぶ形になったそうです。
循環式は1990年(平成2年)に設備が更新されました。一方で交走式は、1992年(平成4年)に廃止されています。
さてここで、「ゲーセン紀行」としては困ったことになった。
ロープウエーの運賃は、クマ牧場の入場料込みで\2,520なのだ。 ※2003年当時
この額をゲーム路銀から引くべきかどうか迷う。
ロープウエーに乗っている間じゅう考えた末、
「入場料と一体になっててバラせないから交通費じゃない」
という結論に達した。
だってもうマイナ4,000超えてるし。
※しばらくゲームセンターに行っていないのですが、一応この旅は、「ゲーセンでゲームをプレーして、1面クリアーするごとに増える『ゲーム路銀』を交通費にして日本縦断を目指す」という企画です。
ロープウエーの鉄塔の隣に、もうひとつ古い鉄塔があった。
多分、それが昔のロープウエーの鉄塔で、今ロープウエーが動いている所に、リフトがつながっていたんじゃないだろうかと思う。
※先述の通り、古い鉄塔は確かに交走式ロープウェーの施設ですが、現役のロープウェーのルートは、設備が更新される前から循環式ロープウェーでした。
山上に着いてすぐ、ステージで子熊のショーが始まった。
オフシーズン、しかも朝早くだったが、中国からの団体さんが入って、客席はなかなか盛況に。
子熊が自転車をこぐのがかわいらしい。
※現在ではショーの演目が変わり、隠された餌を探すなど、熊に備わった能力を紹介するものになっているようです。
大人のオスが集まる第1牧場では、ときどき取っ組み合いが起こり、迫力。
第1牧場の真ん中に「人のオリ」があり、地下を通って中に入れる。
ボール状のエサを、オリの中から外に撃ち出せるようになっている。
熊に周囲を囲まれ、さらに迫力満点。
金網に手をかけてエサを求める熊が怖くて、ついついエサを多めに出してしまう。
※現在、人のオリはリニューアルされてガラス張りになっており、金網はないようです。
わたしが小さい頃に見ていたアヒルのレースは、寒さのためにお休み中。
メスのいる第2牧場、アイヌの村を再現したユーカラの里(冬場は閉鎖中だが、家々を外から見られる)と見て回り、ヒグマ博物館へ。
熊の生態や、アイヌ民族と熊とのかかわりなどが展示で解説され、たいへん充実した内容。
クマ牧場での、歴代ボス熊の紹介が特におもしろい。
ここの熊社会にも、今までいろいろとあったことがわかる。
ヒグマ博物館の屋上が、展望台になっている。
まんまるいクッタラ湖がよく見える。
もちろん今の季節は凍っているが。
(「雪の地獄谷と第一滝本館(登別)」へ続く)
※最近の「日本縦断ゲーセン紀行」はこちら。
俳優・八名信夫氏の著書『悪役は口に苦し』(小学館)の中で、それぞれの時代背景について補足説明する文章を、少しだけ書いてます。
当ブログ内で、ゲームブック風アドベンチャーゲーム『香川県からの脱出』を公開しています。