”シンドラ”の経験、捨てるわけにはいかないでしょうね。 | ガンバボーイ2号のGuerrilla Radio

”シンドラ”の経験、捨てるわけにはいかないでしょうね。

春ドラマ。

今回は日テレ系”土ドラ10”「街並み照らすヤツら」。

 

 

ジャニーズ事務所が新体制の下で、お家騒動清算目的のSMILE-UPと、

タレントエージェント業務のSTARTOエンターテインメントに移行しても、

SixTONESの勢いが止まんねぇ~。

松村北斗、ジェシー、京本大我が俳優業で成果を上げている印象が強いこのグループに、

森本慎太郎が連ドラ初主演を飾ったのがこのドラマ。

お先真っ暗のシャッター商店街で、洋菓子店を営む主人公が、

偽装強盗騒ぎから悪事にズブズブ入っていくというブラックコメディ気味のエンターテイメントで、

前クールの「新空港占拠」みたいに面白くなると思うんだけどな~

 

まるで現代日本の縮図みたいな、空いている店舗は一けた台というシャッター商店街にある洋菓子店「恋の実」。

この店は、早くも亡くした両親から受け継いだ竹野正義(森本慎太郎)と、妻の彩(森川葵)が切り盛りしていたが、

倒産ぎりぎりのラインで、彩はキャバクラ店でバイトに行く始末。

両親から受け継いだ「恋の実」を守りたいと、正義は、

幼馴染でこちらも潰れかけのビリヤード店を営む荒木太一(浜野謙太)から、偽装強盗の話を持ち掛けられ、

ビリヤード店の常連客、シュン(曽田陵介)と、マサキ(荻原護)も巻き込みましたが、

そこからとんでもない展開に・・・

 

ツッコミ気味の田中秀幸のナレーションにも笑わされたが、

森本慎太郎、貫禄出てんな~な演技していたし、周りを固める共演陣もノッてたしね。

この偽装強盗が、2か月後の、正義が後悔めいたセリフにどうつながっていくのか、

「何でそうなるの?!」になるでしょうね。

ダニー・ボイルテイストになることを期待。

 

”水10”枠から引っ越しした”はたらくオンナ”路線(あるいは”マスかきのオカズに出来る”路線)の”土9”枠と、

日テレ系の土曜ドラマ2本立て路線を組み、

その第1弾として、杏の代表作を今田美桜主演でリブートした「花咲舞が黙ってない」を”土9”に、

人気青年漫画の実写ドラマ化作を”土10”に配置する目論見でしたが、

”土10”枠の方、”原作レイプ”が原因で原作者が自殺した「セクシー田中さん」問題が収まっていないのに、

同じ原作版元の作品を、「セクシー田中さん」を手掛けたプロデューサーが手掛けることが明らかになると、

一気に大炎上してしまい、製作を中止せざるを得なくなり、

テレビ東京の2022年7月期深夜枠「僕の姉ちゃん」を手掛けた清水匡と高田亮に急遽執筆を依頼し、

旧ジャニーズ事務所のお家騒動で、新規出演契約の面で距離を置いていた日テレが、

「1月期までやっていた”シンドラ”枠の経験を活かしたい」と提案し、森本慎太郎に白羽の矢が立つことに。

そう、この作品は旧ジャニーズ事務所の若手タレントに研鑽を積ませるために、

系列会社のジェイ・ストーム(現:ストームレーベル)と組んだ”シンドラ”枠の経験が活かされていて、

いかにも深夜ドラマのノリやわ~って感じたわ。

 

このドラマはもちろんフィクションですが、保険金目当ての偽装強盗は立派な犯罪です。

絶対に手を付けないように!