ツーリングで雨に降られ、カッパ着てずぶ濡れで帰宅。

お風呂に入って生き返った感じになりますが


大切なマシンはドロドロ・・・・



若かれし頃、仕事の先輩に叩き込まれた


「清掃は点検なり」


世の中が効率を追求するようになり


「汚れていても性能に影響なし」


「きちんと点検してるし」と


清掃することの大切さが忘れられた気がして不安になります。


「亀裂」や「劣化」「摩耗」など


数値ではなく綺麗にしなければ気付けないことはたくさんあります。



きちんと点検しても防げないコンビナートなどでの火災や爆発事故。


効率的なメンテナンスを追求したことに要因があると思えてなりません。



先輩の言葉に感銘を受けて以来


私はどんなパーツも外したら綺麗にしてから戻すようにしています。



今回リアブレーキが鳴き始めたので分解清掃した際の写真と共に


先輩からの教えを振り返ってみたいと思います。




予想通りブレーキシューの周辺はダストで赤く染まっています。


シュースプリングなどの細かい部品もみな外して綺麗にします。



もちろん、ハブ側のディスク面も磨き上げます。



また、ホイルダンパーゴムの融着した汚れも綺麗に。



外した事でオイルシールの劣化に気付きましたので交換しました。




この手のパーツはまだ純正品が買えるので安心です。


また、チェーンの音を軽減するノイズアレスターも交換です。


とてもきつくはめ込む設計のため


なかなかはめるの難しいのですが


インシュロックで一箇所固定して引っ張る事で


何とかセット出来ました。



ゴムやプラスチック部品は紫外線などにより劣化しますが


汚れていている状態で劣化に気づくのは困難です。



そしてチェーンケース


作業をしやすくするため外したところ


ハウス内にかなりのサビが発生。


なかなか覗き込んでまで点検しない場所なので


分解することの重要性を感じます。




サビや汚れを徹底的に落とし


腐食侵行の防止にしっかりクリア塗装しました。


サビのひどいエンジン側はやむを得ずシルバー塗装で目隠し。


塗装の乗りにくいメッキパーツのため


事前にミッチャクロンを吹くことも欠かせません。



幸い安全性に影響するような異常はありませんでしたが


分解して清掃することでしか気付けないことはたくさんあります。



タイヤ交換などショップに頼んで作業している所を見ていると


外したパーツをよく清掃もせずに戻しているケースも多く


プロだから安心と言うわけにもいかないと感じる時もあります。


「清掃は点検なり」


先輩からの教えこれからも大切にしたいと思います。







追伸 私のDIY紹介⑩


バリバリ伝説


高校から帰宅途中の巨摩郡



好きだった漫画のワンシーンがインテリアになるのが楽しく

「電動糸のこ」と「焼きゴテ」を使い時々作ってます。


色々な作品があり、少しづつ紹介しています。