オートバイの楽しみ方は、人によって様々です。

・速さを求めて峠に通う方

・カスタムに情熱を燃やす方

・チューンナップに打ち込む方

・バイク仲間との交流が好きな方

・ヘルメットやウエアにこだわる方

・ジムカーナなど技能向上を追求する方

・etc


オートバイ好きにとって、バイクは「相棒」なので、
家電や工具などとは違い

その楽しみ方は

「どう向き合うか」で決まるような気がします。

「こだわって」向き合っている方のお話しには、
いつも「輝き」があり、知らなかった世界を
気付かせてくれる魅力に溢れています。

私の愛車  HONDA  GB500TT は、不人気故の
販売に苦労していたことを伺わせる、
色々なキャッチコピーがあります。

「ホンダの販売戦略」

と受け止めるには余りに素晴らしい言葉の数々。

あくまで私の受け取めではありますが、その深い
言葉たちと、GB に乗り続けて来たからからこそ
気付けた

「大切なこと」

お伝え出来ればと思います。

【 単気筒生命体 】

永い歴史のある、私の大好きなマン島を背景に、バイク
特にビッグシングルは生命体であり、「はやりすたり」
に左右されることのない

「生涯の相棒となり得るもの」

であることを伝えてくれます。



【 シングルという未知数 】

【 それは、決して数値などでは語れない 】

GBが発売されたバブル時代。

カタログ数値が売り上げを決めていた時代。

公道では体感するのも困難な馬力の違いに踊らされる。

「自分よりはるかに小さいマシンについていけない・・」

そんな経験をされた方も多いと思いますが、

バイクの走りは

「マシンの性能より乗り手の技量」

ほぼ決まります。

カタログ数値などではなく

「永く乗り込む事でしかわかり得ない魅力」

それこそが、バイクが与えてくれる最大の喜び
ではないかと思います。



【 完成度の高さ 】とは

【 改造しなければ完成しないもの 】とは違う

ひとは自分自身を成長させることを大切にします。

しかしながら「成長を早く認められたい」との
思いから、見た目を変える事で成長したことを
表現してしまうことが多くあります。

目立つ色合いのものが多い改造パーツ。

デザイン性を高めるためには有効ですが、
性能としての完成度を上げるのに、目立つ色は
必要ありません。

自身を成長させるのにカッコつける必要は
ありませんし、飾らない方はとても素敵に
見えます。

生き方として、とても大切な事だと感じます。




【 飾るのではなく、磨くのだ 】

私が「座右の銘」にしている言葉です。

単純に受け止めると

「ドレスアップするのはやめて、ピカピカに磨け」

となりますが

生き方に置き換えて受け止めると

「カッコつけるのはやめて、自分を磨くことを考えよ」

ということを直球で教えてくれる言葉です。




「生きていくのに大切にすべきは何か」

私はGBに出会えたことで

《 カッコばかり気にしていた若い頃 》が

とても恥ずかしいことだと思えるようになりました。