CrocodileShopGaudieのブログ

東京都蔵前のCrocodile Shop「GAUDIE」のスタッフブログです。


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昼間はぽかぽかした日もありますが、これから寒くなるようですね

皆様、お元気にしていらっしゃいますか?




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大人気薄型ラウンドファスナー 


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今日は最近よくお問い合わせを頂く、


クロコダイル革で「あんな色欲しい、こんな色欲しい」という

個人のお客様のご要望に対して、


私たちがどのようにご対応させて頂いているか

ご説明したいと思います。





私たちの親会社である「堀内貿易」は言わずと知れた


日本一のクロコダイル商社です。







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ジャングルに潜む「クロコダイル」





そのため毎日のようにスタッフが鞣製染色工場に行き、

ハンドバックや小物のメーカーさん、革を販売している革屋さんのために

革を選別し、染色への段取りを組んでいます。





実は私も若い頃、よく助手として毎日のように工場に同行したものです。

朝行って夕方遅くまでずっと工場で働いたことも普通でした。





今ではとても懐かしい思い出です。





余談ですが、東京墨田区の許可された地域で、爬虫類皮革だけではなく、

ブタ革など、いろいろな皮革の鞣製工場がありました。




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鞣製工場で革を乾燥させているところ




ありましたというのは、現在ではかなり少なくなってしまったようです。




まずはじめに、親会社「堀内貿易」が原皮を海外から輸入し、


色に染色された革が仕上がってくるまでの流れをご説明したいと思います。





私の実体験に基いての話になりますので、


現在何か違う部分はあるかもしれませんが、

そこはお許し頂ければと思います。





原皮はある程度まとまったロット(200~300枚)で輸入されます。

輸入された原皮は倉庫に届きます。





倉庫に届いた後すぐ、検品、仕分け作業に入ります。





検品の仕方や基準については、野生なのか、養殖なのか

また原皮の売主との契約によってかなり違うものなので、

ここでは割愛させて頂きますが、





「皮から革への鞣し」に入るにあたって、(仕込むと言いますが)

皮のサイズにより大雑把に選別します。




例えば。大判(40cm以上),中判(30cm以上),小判(20cm以上),極小判(19cm以下)というように





実際はもって細かく超大判、中の大、中の小など、

革で仕上がったときの販売先の需要別に仕分けるのです。





またそれぞれのグループの中で等級を決めていきますが、

原皮の段階では仕上がったときにどのようになるかわからない

つまり原皮のときに「キズ」であっても

染めるカラーなどにより、「キズ」がわからなくなったりするのです。





それが理由でなるべく濃い色の方が原皮で1級だったものを

仕上がりでも1級で販売できるので、

なるべく濃い目の色を染色したいのが本音です。





さらに当時は染める色によって鞣し方も変えていました。

薄い色なのか、濃い色なのか

それによって鞣し方まで変えていくものなのです。





このように「鞣し」は粗よりしたサイズの単位で進めて行きます。





さて染色ですが、染色はドラム(太鼓と言います)の染料を入れて行いますが、

粗よりした「鞣し」ロットの中から、サイズによって異なったロットで行います。




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染色工場の「ドラム」




例えば、超大判、大判はバック用、中の大と小は


ポシェットやセカンドバックのような小ぶりなバック、靴用など




染色する場合のロットはドラムに入る枚数と


適正な染料の量とのバランスになりますので、

大判なら15~20枚、中判なら30~40枚などと決められているのです。


(少なく進めると、色がブレたりしていまいます。)





ご参考までに革代ですが、大判20枚分ですと100万円くらい

中判30枚~40枚でも100~120万円くらいになります。




もちろんクロコダイルの種類によって違いますし、

等級のバランス(1級しか使えない、いらないとなると)によっても違います。




このように、クロコダイル革の場合、1色染色するのに、


100万円以上の革代を負担することになりますし

何色も揃えるとなると、簡単にうん百万円になってしまいます。





資金の回転率を考えると、各社とも自ずと売れる色、


動く色を揃えようということになります。





従ってクロコダイル革の場合、


薄くてセンスの良い(蛍光色のようなカラーとか淡いカラー)が、

なかなか存在しえないのです。





駆け足でご説明してしまいまして、まだまだご説明し足りない気持ちですが、





私たちGAUDIEは、お陰様で親会社の方で日々仕上がってくる


ありとあらゆるカラーを目にすることができます。




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革の宝石 スモールクロコダイルのカラーバリエーション




お客様のご要望とタイミングが合えば、使用することが出来るという

とても恵まれている環境でクロコダイル製品作りをしています。





それが私たちの一番の強みでもあるのです。





そのようにして手に入れることが出来るカラーを「今月のニューカラー」として


出来るだけたくさんの方々にご紹介しているのです。


http://gaudie.jp/hpgen/HPB/entries/146.html







世界に1枚しかない腑柄の1枚しかないカラーで貴方も貴方だけの製品を作ってみたらいかがでしょか?











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ポルトガル・リスボンでのスナップ












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今週はじめに中国上海に行きました。


目的は足掛け2年日本の革製品の販路を切り開くために、
常設して頂いておりました展示場の撤退と
それに伴うイベントに参加するためです。


CrocodileShopGaudieのブログ 盛大に行われた最後のイベントで紹介された



結論として、現状の中国市場で日本の革製品を販売することは難しく
まだまだ浸透するには、時間がかかりそうです。


CrocodileShopGaudieのブログ 人気投票箱に入れられたカードの中から抽選で1名に財布のプレゼント


日本のニュースで最近よく「中国バブル崩壊間近」とか
あまり景気の良くない話をよく聞きますが、


今回上海を訪れてみた肌感覚でも、
1年前より元気がないように感じました。


いろいろな人から「高額品の購入を控えるように」とか
「役人への賄賂は禁じられている」とか
政府から言われているとも聞きました。


いずれにせよ、しばらく様子を見ながら
将来チャンスがあれば、またトライしたいものです。


CrocodileShopGaudieのブログ お疲れ様ということで最後に皆で記念写真撮影


今日はあるお客様からの相談で知った他社の

「クロコダイル製品」についてです。


「人のふり見て我がふり直せ」という意味と
皆様の何かのお役に立てばと思い、お話したいと思います。


ブランド名は伏せて、B社とします。


日本のブランドでインターネットで調べた限りでは、
「クロコ」をはじめ、コードバン(馬の尻)とか
特殊な素材の製品を取り扱われているようです。


東京の一等地にお店もお持ちのようでホームページを見る限り、
オシャレ感を演出して、ヨーロッパっぽい雰囲気を醸しだした上質感もあります。


私どものお客様はこのブランドの名刺入れやキーケースを購入されました。


まず言われたとおりに代金を振込、商品を待つていたところ
なかなか送られてこなかったと


この間の事情はお客様からのお話で、

何か行き違いがあったのかもしれませんが、


少なくとも、発送日については、あまり連絡がなかったことで、
不信感を抱かれたようです。


そんなことがあったものの、無事商品が届き、
見てみると、一見して想像していたもの(おそらくインターネットの画像と比べて)
何か質感の差を感じられたようです。


先日そのお客様とお目にかかったとき、現物を見せて頂きました。


仕事柄革に一番、目が行ってしまうのですが、
客観的に申し上げて、革の質があまりよくないのがすぐにわかりました。


ここで言う「革の質」とは、革になる前の原皮のコンディションが良くないこと


そして鞣し(皮を革にする)の技術もよくないということです。


原皮のコンディションが良くないとは、原皮の保存状態がよくないために、
時間の経過とともに、皮が劣化してくるのです。


通常ワニ皮の産地では野生でも養殖でも、皮によく塩を与え、
冷却した倉庫で出荷まで保存しておくものなのです。


クロコダイル皮の良し悪しは、この保存状態で決まると言っても

過言ではありません。


それが鞣しにも影響を与え、最終的に革としての質感が悪くなるのです。


他社製なのでここで画像をお見せすることは出来ないのですが、
革の質が悪いという意味では、他に「谷」(腑と腑の間の凹んでいるところ)

が擦れている


そして「イレギュラーパターン」(ごく稀に腑柄が奇形になっている)

が見受けられる。


これは50枚くらいの革のうち1枚あるかないかで
普通革を販売するときは悪い等級を付けて販売しています。


一方このブランドのWEB-SITEを見てみると以下の様な説明があります。(原文のまま引用します。)


「商品の素材には、B社が世界中から厳選を重ねて選んだワニ革のナイルクロコダイルを使用しています。

1匹から取れる革の面積が小さい為に非常に希少価値の高い高級革として注目を得ています。

またその希少価値の高い革を60日以上もの鞣し工程にかけ手作業で仕上げ、
クロコ 革の持ち味を極限まで活かした最高の素材感を作り上げています。


上記の説明な中で


①世界中から厳選を重ねて選んだワニ革のナイルクロコダイル

私どものお客様が購入した商品がたまたまだったのかもしれませんが、
あまりにも表現から想像するイメージとは違うものです。


②1匹から取れる革の面積が小さい

私にはよく意味がわかりませんが、おそらく贅沢に丸々使用しているということなのでしょうか?

そのわりに現品は明らかにクロコダイル革の尻っぽを使用したものでした。
別に尻っぽがダメだとか言うつもりはありませんし、尻っぽであっても
ベルトなどに使用すれば、見事な柄を演出する筈です。


最近問題になっている「食材偽装」もそうですが、
おそらく販売している人たちに自分たちが取り扱っている

商品の知識がほとんどないために、
悪気はないけれども、結果的に詐欺のような販売として、

受け取られかねないのではないかと思います。


悪口ばかりになってしまいましたが、高級品としての演出や宣伝の仕方は
いろいろと勉強になるところもたくさんあります。


日本人は総じて宣伝が下手だと思いますし、

私たちは正直すぎるのかもしれません。


でも長い目で考えたときに、必ずお客様が付いて来てくれる筈


それを信じて、これからも正直で誠実な販売を心がけていきたいと思います。




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そのお客様からのご注文 手帳カバーマットネービー
CrocodileShopGaudieのブログ 牛革イエローとクロコネービーの相性バッチリ






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松坂屋名古屋店の常設が決まり、
日々のご注文対応や名古屋用商品のアレンジと
お陰様で忙しくしております。


12月の第1週4日~10日までスタッフ河本が
売り場に出向き、常設のお披露目も兼ねてイベントに参加します。
お近くの方はどうぞいらしてください。


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松坂屋名古屋店外観


実は私も7日ー8日の2日間お邪魔しようかと思っています。

名古屋には、ご贔屓にして頂いているお客様がたくさんいらっしゃいます。


もしお目にかかれるなら、とても嬉しいです。
今からとても楽しみにしております。


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雑誌「HERS」に掲載されたGAUDIE12枚カード長財布

http://gaudie.jp/SHOP/L0802.html


さて、夏くらいから書き始めました「電子書籍」の原稿が
やっと今週書き終えました。


電子書籍とは、いわゆる本なので、自分ごときが、そんなもの書けるかなと
心配とプレッシャーの連続でしたが、なんとか完成した次第です。


本であるということをあまり意識せず
自分らしく書いたつもりですが、うまく書けたかどうか

これから専門の方にご意見を伺い、編集作業に入って頂くつもりです。


一生懸命書きましたので、お一人でも多くの方に読んで頂ければ
これ以上の喜びはありません。


今日は自分の書いた原稿の中で私なりに

特に気持ちが入った部分をご紹介したいと思います。


言うまでもなく「クロコダイル革」は人間同様1枚1枚大きさ・腑柄が異なります。

それ以前に種類によって特性が違うため、
1枚として同じ革はないのです。


更に製品に使う部位によってまたまた異なった顔に見えます。


どちらかと言うと均一性が重視される皮革製品の中で
クロコダイル革ほど特異な存在はないと思います。


世界に一つだけの「花」ならぬ一つだけの「柄」なのです。


しかも私たちの製品をお買い上げ頂けるお客様にとって、
私たちのショールームで大丸東京店の売り場で
出会う製品は何か運命的なご縁のあるものだと思うわけです。


人と人とが自分たちの意志に拘わらず出会う

何かそれと似ているような気がしてなりません。


「切り目の帝王」職人比留間さんが言っていました。


「百貨店さんでは、お客様がお買い上げになると必ず新しいもの出す。
クロコダイル製品についてはそれはおかしい」と


つまり比留間さんも私と同じようなことを言いたいのだと思います。


お客様が出会い、気に入って頂けた製品はそれしかないと
別のものを出せば、違うものに変わってしまうことになるのです。


勿論、百貨店さんの売り場はそれが正しい対応なのでしょう。


でも世の中で他のものと違う特殊な製品があってもいいのではないでしょうか


そんな事を綴った「私だけの本」どんな方に読んで頂けるか
今からとても楽しみです。


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ポルトガル・リスボンの日差しは眩しかった

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