入学願書等の作成では、長男、次男ともに、具体的に自分は将来どんな人間になりたいか、そのために札幌開成でどんなことを学習し、生活したいのかなど、改めて息子たちと向き合い確認する日々が短期間のうちで必須でした。幸い、二人とも将来のなりたい自分をぼんやりとながら思い描いていたので、それを自ら文章化させて対話や添削を重ねながら、最後の清書まで親として指導?しました。もちろん、息子達、特に長男については既述の通り、札幌開成中学のことをパンフレットやHPなどで勉強するしかなく、どのような6年間一貫の学校生活を望んでいるかを自らの想像力と言葉で説明できるように、親子で四苦八苦しながらやり取りしました(親子故に喧嘩になることもしばしば、、、)。そういう点では、長男は週一の塾通い以外、小学校も含め周囲に開成中の先輩も仲間もいない中で、よく頑張ってくれたと思います。幸か不幸か私が旧制?開成高OBではありましたが、全く新しい全国でも珍しい公立中等一貫教育のシステム(国際バカロレア(IB)資格や課題探求型学習など)について全くチンプンカンプンでしたので、(妻が指摘の通り)すっかり役立たずでした。市立札幌開成校マニアになれとは言いませんが、もし他校の中学受験、特に私立一貫校などとの併願をお考えでしたら、これから目指す学校についてあらゆる機会を通じて研究することが、(ここが一番重要な)ミスマッチを防ぐためにも不可欠だと思います。

 ちなみに、兄弟はそれぞれが当時通っていた(どちらも著名大手で別々の)学習塾による添削を受けましたが、兄は本当にさらっと程度、弟は(学習塾が外注したと強調していた)専門家の添削で終わりました。最後の最後は親と本人が責任を持って書くよう促されたのは、どちら塾も同じです。ちなみに後者は、過去の受験者の作成事例(コピー)を例にあげ、作成内容のダメ出し⭕️❌をコメントしてくださいましたが、最終的な合否については言及を避けていました。願書作成はサービス程度、としか考えてないんでしょうね。私も内容はそこそこ無難でありきたりでも良い、とは思うのですが、グループ活動という面接と出身小学校からの内申書と同様に、多少なりとも合否を左右するものとして(というか後々開成で生活する上でも)大事だと、思っています。特に、次男は字が汚いので、何度も何度も下書きを直させたことを思い出します。