2018年上半期のオリコンシングルランキングトップ30を振り返ります。

※ 2017/12/25付~2018/6/18付までの売上
※ オリコンランキング登場回数および初登場の週から5週分の順位も記載しました。

■ Single [No.1 ~ No.10]
1位 Teacher Teacher/AKB48 (9種) (2018.5)
初動/累計 : 166.1万枚 / 174.1万枚
ランキング登場回数 : 2週 (1位→2位)

2位 シンクロニシティ/乃木坂46 (5種) (2018.4)
初動/累計 : 111.7万枚 / 127.7万枚
ランキング登場回数 : 7週 (1位→2位→3位→5位→14位)

3位 ジャーバージャ/AKB48 (11種) (2018.3)
初動/累計 : 111.5万枚 / 116.9万枚
ランキング登場回数 : 13週 (1位→4位→21位→17位→23位)

4位 ガラスを割れ!/欅坂46 (5種) (2018.3)
初動/累計 : 83.3万枚 / 101.0万枚
ランキング登場回数 : 14週 (1位→3位→3位→10位→6位)

5位 シンデレラガール/King & Prince (3種) (2018.5)
初動/累計 : 57.7万枚 / 62.6万枚
ランキング登場回数 : 3週 (1位→2位→10位)

6位 Find The Answer/嵐 (2種) (2018.2)
初動/累計 : 39.5万枚 / 43.8万枚
ランキング登場回数 : 15週 (1位→5位→18位→35位→34位)

7位 無意識の色/SKE48 (9種) (2018.1)
初動/累計 : 27.9万枚 / 38.7万枚
ランキング登場回数 : 18週 (1位→6位→11位→11位→19位)

8位 Candy Pop/TWICE (3種) (2018.2)
初動/累計 : 26.6万枚 / 34.0万枚
ランキング登場回数 : 18週 (1位→4位→15位→14位→38位)

9位 Wake Me Up/TWICE (3種) (2018.5)
初動/累計 : 26.3万枚 / 34.0万枚
ランキング登場回数 : 4週 (1位→3位→6位→12位→27位)

10位 ワロタピーポー/NMB48 (5種) (2017.12)
初動/累計 : 27.3万枚 / 33.8万枚
ランキング登場回数 : 18週 (1位→8位→8位→13位→20位)

上半期シングルランキングで1位となったのは
AKB48の総選挙対象シングルである「Teacher Teacher」。
昨年の「願いごとの持ち腐れ」は139万枚であり、
2011年以降では初めて150万枚を割り込んだ形。
減少傾向が続いていたが、今年は現時点で174万枚を記録しており、
2014年の「ラブラドール・レトリバー」(178.7万枚)、
2015年の「僕たちは戦わない」(178.3万枚)あたりの水準にまで戻している。
シングルCDの記事に急浮上した要因をまとめたが、
Billboardで見ると初動は昨年から10万枚アップの266万枚であり、
オリコンの集計方法が変化した事による上乗せが大きい事が分かる。

今回の総選挙について、100位までのメンバーの順位およびコメントは
オリコンの特設サイトにまとめられている。
ブログを開始した2015年から総選挙の集計を独自に行っており、
グループ別にここ4年の動向を比較した結果は以下。
(2015年→2016年→2017年→2018年)

□ シングル選抜入り人数
AKB48 6名 → 9名 → 4名 → 5名
(岡田奈々、横山由依、武藤十夢、高橋朱里、向井地美音)

SKE48 4名 → 2名 → 5名 → 5名
(松井珠理奈、須田亜香里、大場美奈、惣田紗莉渚、古畑奈和)

NMB48 2名 → 1名 → 2名 → 1名
(吉田朱里)

HKT48 2名 → 3名 → 2名 → 3名
(宮脇咲良、矢吹奈子、田中美久)

NGT48 1名 → 1名 → 3名 → 2名
(荻野由佳、本間日陽)

□ 当選人数 (2017年までは80人、2018年は100人)
AKB48 23名 → 28名 → 25名 → 30名
SKE48 26名 → 20名 → 19名 → 24名
NMB48 14名 → 11名 → 10名 →  9名
HKT48 15名 → 19名 → 16名 → 19名
NGT48 1名  → 2名  → 10名 → 14名
BNK48 -名  → -名  → -名  →  2名
STU48 -名  → -名  → -名  →  2名

□ 当選したメンバーの総得票数
AKB48 997,062票 → 1,079,243票 → 785,942票 → 878,870票
SKE48 682,482票 →  550,632票 → 617,939票 → 968,231票
NMB48 361,809票 →  332,520票 → 267,933票 → 224,954票
HKT48 557,023票 →  715,521票 → 643,853票 → 576,712票
NGT48 61,566票 →  63,761票 → 313,708票 → 408,813票
BNK48    -票 →     -票 →    -票 → 46,303票
STU48    -票 →     -票 →    -票 → 33,878票

例年は80人がいわゆる当選人数となっていたが、
今回は第10回世界選抜総選挙特別枠として100位まで拡大。
100位までの総得票数を併せると310万票となっており、
シングルCDによる得票が全体の8割~9割近くを占めている。

AKB48は当選人数でも全グループの中でトップ。
昨年149,132票を獲得した渡辺麻友が卒業したが、
100位までの総得票数で見れば昨年よりも1割程度アップしている。

得票数がアップした要因は主に2つ。
一つは武藤十夢の復帰と次世代メンバーの人気が浮上している事。
2年前に58,624票を獲得して10位に入っていたが昨年は辞退。
今年は2年ぶりに復帰を果たし、62,621票と前回よりも増加している。
AKB48の中では岡田奈々が昨年から最も票を伸ばしており、
昨年48,143票から今年は75,067票へと27000万票近く増加。
初めてセンターを務めた「ジャーバージャ」が好評だった事もあり、
総監督の横山由依(67,465票)も上回り、AKB48の中ではトップの5位。
昨年は選抜入りを逃した向井地美音も昨年から12000票伸ばして
2年前の水準に戻して13位と選抜入りしており、
期待されていたメンバーが着実に人気を伸ばしている様子が見受けられる。

もう一つはチーム8の大躍進。
2014年に各都道府県の代表によって構成されたチームだが、
初めて当選した2016年から年々当選者数が増加している状況。


2016年 : 1人
(坂口渚沙/70位)

2017年 : 4人
(倉野尾成美/30位、小栗有以/51位、 太田奈緒/65位、坂口渚沙/69位)

2018年 : 9人
(小栗有以/25位、大西桃香/38位、坂口渚沙/47位、倉野尾成美/49位、
 岡部麟/58位、小田えりな/60位、太田奈緒/62位、本田仁美/82位、
 山田菜々美/95位)

AKB48は2017年だけで17人ものメンバーが卒業し、
本体のメンバーが少なくなっている中、
常に47人近いメンバーをキープしているチーム8が今では最大勢力。
「Teacher Teacher」がセンターを務めた
小栗有以がチーム8の中では最高順位を更新。
スピーチの中ではこれからのAKB48をけん引していく旨の力強いコメントも見られた。
AKB48のオールナイトニッポンでもチーム8のメンバーだけが
出演する回も増加しており、若手メンバーは
チーム8の活動を通してチャンスを掴みつつある状況。
渡辺麻友が抜けた穴を次世代メンバーとチーム8で全体的に穴埋めしており、
昨年と比べると明らかに世代交代が進んでいる事がわかる。

2018年の総選挙を振り返るとSKE48が地元開催のアドバンテージを活かし、
根強い人気を改めて証明するような結果となった。
当選人数ではAKB48には及ばなかったものの、
総得票数では昨年から35万票も増加しており、初めてAKB48を上回った。
シングル「無意識の色」が38万枚程度だった事を考慮すると、
総選挙ではファンは普段のシングルと比べ2倍以上購入していた可能性が高い。

松井珠理奈はここ2年近く11万票となっていたが、
今年は194,453票を獲得し初めての1位を獲得。
須田亜香里は昨年(63,124票)から9万票以上伸ばして154,011票を獲得。
昨年と比べると最も得票数を伸ばしており、
宮脇咲良や荻野由佳も上回り2位にまで大躍進した。
この2人だけで前回と比べて17万票近く伸ばしており、
昨年から増加した得票数(35万票)の半数近くを占めている。

それ以外に選抜入りしたメンバーでは
チーム KIIのリーダーである大場美奈が昨年(28,554票)から
25000票伸ばした53,998票を獲得し25位から8位へとジャンプアップ。
初めての選抜入りという事もあり、改めて自己紹介を行い、
ファン層以外の層にも配慮していたのが印象的だった。

速報時点で圏外となり順位が懸念された
惣田紗莉渚も最終的には昨年と同程度まで伸ばして11位にランクイン。
速報圏外から選抜入りは初めてのケースとなっている。
昨年初めて選抜入りした古畑奈和も昨年よりも得票数を伸ばして2年連続の選抜入り。
常連組である松村香織や高柳明音も17位、18位にランクインし、
チームKIIの副リーダーであり、
昨年惜しくも81位だった内山命も42位に入り初めての当選。
地元開催に合わせてSKE48を応援するファンが
ベテランメンバーに対して多く得票する傾向が見受けられた。

若手メンバーも昨年から大きくランクアップしているメンバーが多く、
センターを務める機会が増加している小畑優奈は昨年72位から34位へ浮上。
同じ16歳の末永桜花(45位)、一色嶺奈(56位)も初めて当選し、
若手メンバーも徐々にランクインし始めている状況。

併せてインスタグラムでの人気も高い荒井優希(58位→28位)と
菅原茉椰(圏外→29位)も大きくランクアップしており、
SNSを上手く活用しているメンバーも存在感を強めている。

NMB48は山本彩が2年連続で総選挙を辞退。
当選人数は10人を割り込み、総得票数も4万票減。
総得票数は直近のシングル「欲望者」とほぼ同程度となっており、
HKT48、NGT48と比べても差が広がり始めている状況。
ソロでの仕事も増加し次世代のエースとして期待されていた
白間美瑠は昨年12位(41,491票)から8千票減少し、33,970票で20位。
まさかの選抜漏れに悔しさを露わにしたのが印象的だった。

代わって最上位となったのがユーチューバーとしても活躍している吉田朱里。
昨年も77位(13,512票)→16位(35,540票)と大躍進を見せたが、
今年は昨年からさらに1万票近く伸ばし、46,837票で14位。
AKB48の曲で見てもyoutubeのコメントでは山本彩と並ぶコメント数であり、
他のメンバーと比べて明らかに女性ユーザーが多い。
山本彩が命名した「女性力おばけ」のキャッチフレーズの元、
メイクや美容に関する動画を一貫して配信し続けており、
チャンネル登録者数は60万人を突破。
欅坂46のオフィシャルch(65万人)とほぼ同じ規模となっている。

昨年あたりからユーチューバーを取り巻く環境が変化しており、
無料で見るだけでなく、CDや配信シングルの購入などを通して
ファンが活動をサポートする体制へと変化しつつある。
今回の得票数増加もこの背景が後押ししており、まだまだ上昇傾向が続いていきそうだ。

吉田朱里と共に大きく順位を上げた太田夢莉も
昨年から5000票近く伸ばし、33,012票で23位。
知名度で見れば前者の2人には及ばないが、
「ジャーバージャ」では初めてAKB48の表題曲で選抜入りし着実に存在感を強めている。
Twitterでは目標順位の12位には届かなかった旨の悔しいツイートを残していたが、
ファンから励ましのリプライが数多く寄せられていた。

NMB48は吉田朱里、白間美瑠、太田夢莉がけん引する形となっており、
昨年躍進した加藤夕夏(33位→86位)、村瀬紗英(39位→90位)は
2年前の順位に戻ったような状況。
全体的に得票数が少なかった事から、

他のグループと比べると得票が人気メンバーに偏っている。

HKT48は3連覇を果たした指原莉乃が不在となり初めての総選挙。
昨年は歴代最多の246,376票を集めており、
これらの票がどこに流れるかに大きな注目が集まっていた。

HKT48全体で見ると昨年から6~7万票減に留まっており、
指原莉乃の得票数を除くとここ4年で最も多い得票数。
24万票の内、17万票近くは他のメンバーでカバーする事が出来ている。
直近のシングル「早送りカレンダー」は21万枚。
昨年あたりからシングルCDはやや減少傾向にあるものの、
総選挙では普段のシングルと比べて
2.5倍~3倍近くCDを購入していた傾向が見受けられる。

好調をキープする事が出来た要因は2つ。
1つは宮脇咲良が大きく得票数を伸ばした事。
事前は1位候補にも挙げられ、最後の総選挙と宣言。
昨年(82,803票)から6万票近く伸ばし昨年の渡辺麻友とほぼ同程度の得票数。
自己最多の141,106票を集めたが3位。
SKE48の勢いに押される形となり、悲願の1位獲得はならなかった。

もう1つは「早送りカレンダー」にてダブルセンターを務めた
なこみく(矢吹奈子、田中美久)の活躍。
矢吹奈子は昨年37位(25,364票)から今年は9位。(51,620票)
田中美久は昨年28位(28,355票)から今年は10位。(50,175票)
youtubeのコメントではダブルセンターとなった事に対し、
ファンから歓喜のコメントが数多く寄せられていたが、二人揃って初の選抜入り。
毎年ほぼ同じような得票数となっており、
2人併せて得票していたファンも相当数潜在している。

宮脇咲良、矢吹奈子、田中美久の3人で昨年から11万票増加しており、
指原莉乃に得票していた層は同じHKT48のメンバーに入れた可能性が高い。

今回から設けられた第10回世界選抜総選挙特別枠では、
HKT48のメンバーが6人ランクインしており、AKB48(7人)に次ぐ人数。
フューチャーガールズの49位~100位までは1万票程度の差。
小田彩加(50位)、駒田京伽(61位)、運上弘菜(84位)、下野由貴(85位)、
坂本愛玲菜(87位)、栗原紗英(96位)が初めてランクイン。

初期から牽引してきた兒玉遥は体調不良による休養が続き、
同じく牽引してきた朝長美桜も35位→48位へとダウン。
2013年のデビュー当初と比べ、グループ内での人気が大きく変化している。

来年は宮脇咲良もいない形となるが、
初選抜となった矢吹奈子、田中美久および
26位と自己最高を更新した田島芽瑠の3人を中心に、
全体でどこまでカバーしていけるか注目していきたい。

昨年メジャーデビューを果たすと同時に大躍進を見せたNGT48。
北原里英が卒業し、オリジナルメンバーのみで選挙に参加したが、
当選人数、総得票数共に昨年と比べて3割近く増加。
HKT48との差も徐々に縮まってきている。

直近のシングル「春はどこから来るのか?」は14万枚。
総得票数はシングルと比べて3倍近い数。
センターとなっていた本間日陽を除く大半のメンバーが
握手会で完売なしと厳しい状況となっていたが、
多くのファンが総選挙に向けて照準を合わせていた事が伺える。
他のグループと比べるとファンの数自体は少ないものの、
一人あたりの購買数で見ればSKE48に匹敵するレベルとなっている。

2年連続で速報1位となった荻野由佳は最終的には81,629票で4位。
昨年よりも8000票近く伸ばしており順位も昨年より1ランクアップ。
初日だけで投票数の8割にあたる59,531票が集まっている。
昨年は一部で疑惑の目も向けられたが、2年連続で同じような動きとなった。

アイドルは握手会では一般的に1枚あたり数秒となっているが、
100枚以上を出し、10分単位でメンバーと会話をする光景も珍しくない。
筆者のこれまでの経験では、独自の個性を持っているアイドルに対して、
こうした影響力の強いファンが付きやすい傾向にある。
荻野由佳も選抜入りしたメンバーの中ではスピーチ面で個性が際立っており、
熱烈なファンによって支えられている事がわかる。

握手会で上位人気となっている本間日陽は2年連続の選抜入りとなり15位。
西潟茉莉奈も41位→24位へ浮上し自己最高を更新。
荻野由佳には及ばないものの、NGT48の中では王道を行く存在として、
昨年よりも着実に人気を拡大している。

中井りかはデビューシングル「青春時計」でセンターを務め、当時は一番人気。
徐々に王道路線から炎上キャラへと転換し始め、握手会では完売が少ない状況に。
その反面、トーク力を活かして4月からテレビ東京系の帯番組のMCが決まり、
「行列のできる法律相談所」への単独出演や
オールナイトニッポンでも総選挙直前はほぼ毎回出演していた。
メディアへの出演数だけで見れば今のメンバでも1,2を争っているが、
順位自体は23位→37位と大きく落とした形。
指原莉乃を継ぐ存在として期待されている反面、

今のスタンスを支持しているファン層はまだ整っていないような状況。

その一方で研究生の奈良未遥が21位と大躍進。
運営側でも想定外のランクインとなっていた。
荻野由佳と同じく個性的なキャラクターであり、
目標順位として20位を掲げていた事により、
支えていたファンが目標実現に向けて動いていた様子が伺える。
ここ数年70位台で足踏みが続いていた加藤美南も71位→30位へと大きく浮上しており、
NGT48は握手会人気やメディアでの出演度合いと
総選挙の人気が必ずしも一致していないのが特徴。

それ以外では今年デビューしたSTU48と
バンコク発のBNK48からそれぞれ2人がランクイン。
STU48はデビュー曲「暗闇」のセンターだった瀧野由美子(74位)と
アクターズスクール出身の石田千穂(99位)がランクイン。
1年違いのNGT48と比べるとやや物足りないスタートにも見受けられるが、
坂道グループにも近い清楚さを持ち合わせている事から、
今後徐々に魅力が広がっていく可能性がある。

BNK48は2017年から活動を開始。
キャプテンであるチャープランが39位、ミュージックが72位にランクイン。
youtubeでは総選挙に向けたアピールコメントが公開されているが、
チャープランは36万回ミュージックは27万回を記録
スピーチコメントの動画のアクセスだけで見れば
チャープランが宮脇咲良の31万回を上回り全体でもトップ。
2018/4/30に公開されたAKB48の「RIVER」のカバーも1100万回を突破しており、
コメント欄の大半はタイ語といった状況。
AKB48のMVのコメント欄でも海外からのコメントが3割近くあり目立っていたが、
想像以上に海外でも人気が定着している様子が見受けられる。
BNK48がランクインした事により世界選抜総選挙としての形が保たれており、
今後JKT48やTPE48、MNL48など

他の国で結成されたグループにも参加権が与えられれば、
新たなスターが生まれていく可能性は十分にある。

1位を獲得した松井珠理奈は選挙前から体調不良が続いていた状況。
当日の振る舞いも問題視され、Twitterに関しては
ファン以外からも批判コメントが相次ぐような事態に。
先日活動休止を発表し、「MUSIC DAY」で披露した
次のシングル「センチメンタルトレイン」は
センター不在の中パフォーマンスを行う異例の事態に。
昨年とはまた異なる形で波乱を呼ぶ幕切れとなった。

次期総監督との呼び声も高い高橋朱里は
スピーチの中で他のグループや過去と比べられ、
悔しい思いをしている事を率直に述べている。
2位となった須田亜香里も自分たちが思っている以上に、
世間は48グループに興味を持っていない事を述べている。
事実視聴率自体は11.0%であり、昨年(13.2%)よりも2%ダウン。
シングルも初日、初動に偏る傾向がさらに強くなっている。

はっきりと明言はしていなかったが、
坂道グループにこれまで担っていたポジションを取られる形となり、
様々な形でメンバーが試行錯誤を続けている様子が見受けられた。
ただし、全盛期のメンバーがほぼ卒業した中でも全体の得票数は変わっておらず、
応援するファンの熱は今も全盛期のままとなっている。
今のモーニング娘。のように、コアなファンを中心に根強く支え続けていく事により、
AKB48グループ自体が新たな形で受け入れられ、
巻き返していくチャンスが訪れていくように思える。


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乃木坂46の「シンクロニシティ」は127万枚で2位、
欅坂46の「ガラスを割れ!」は初のミリオンを突破し4位。
昨年末の活躍を通して浮動層をさらに取り込んでおり、
共に自己最高を更新し、昨年からさらに人気が拡大している。

「シンクロニシティ」は初動で111.7万枚を記録し、
AKB48の「ジャーバージャ」(初動111.5万枚)を上回った。
総選挙対象シングルには及ばないものの、
通常のシングルCDであれば、乃木坂46が売上ではトップになっている。
上半期を振り返ると4月に初期からセンターとしてけん引し続けた
生駒里奈が卒業した事が大きな出来事。
それと共に3期生の活躍の場が広がっており、
与田祐希、山下美月、大園桃子を中心にシングルCDでも
安定して選抜入りするメンバーが増加し、
3期生を中心に1期生が抜けた穴を埋めているような状況。

乃木坂46は7/6~7/8まで毎年恒例のバースデーライブを開催。
神宮球場および秩父宮ラグビー場の2箇所で同時に行う前代未聞の演出を実施。
ファンのライブレポート(1) (2)を参照すると、全メンバーが2つの会場に分かれ、
ライブの途中でメンバーが自転車で会場を移動し、
どちらの会場で見ても全メンバー、同じ曲が聞けるような演出となっていた。
浮動層が明らかに増えている事もあり、
ライブでの動員を増やすため、新たな工夫を行っている。

「ガラスを割れ!」は初動で83.3万枚を記録し、
デビューからわずか2年で昨年の乃木坂46の水準にまで追いついた形。
ここ1年の歩みについては5月に記事にまとめたが、
上半期はライブや音楽番組に対し、平手友梨奈が全て欠場した事が大きな出来事。
先日の「MUSIC DAY」では平手友梨奈も参加してパフォーマンスを実施。
記事に記載した通り、9/17に公開される
主演映画「響-HIBIKI」の撮影時期と重なっていた事から、
上半期はそれ以外の出演を控えていた可能性が高いように思える。

欅坂46はデビューから一貫して21人の体制を守り続けてきたが、
5月には原田葵が学業、志田愛佳が体調不良を理由に休業を発表。
昨年から体調不良が続いている今泉佑唯もライブや握手会を休む事が多く、
これまでのように全員揃ってパフォーマンスが出来ない状況。
冠番組「欅って、書けない」ではこの所10人程度で回しており、
明らかにメンバーの都合やハードスケジュールによる影響が出ている状況。

一方でこれまで欅坂46の影に隠れていた
けやき坂46は1月の武道館公演で3daysを完売し、
7月には初の単独アルバム「走り出す瞬間」がリリース。
初動15.5万枚と大健闘の成績を残しており、
けやき坂46としてメディアに出演する機会が増加している状況。
今後のシングルでは欅坂46との両A面、
もしくは単独でシングルリリースする可能性も出てきた。

乃木坂46、欅坂46、けやき坂46の3グループは現在合同オーディションを実施中。
年内には新メンバーが加入する見込みとなっている。
乃木坂46は卒業するメンバーが増加し、
欅坂46は不安定な状況が続いているだけに、
新たな存在を見出す事が出来るか重要なオーディションとなっている。

シングルCDランキングではTWICEも8位、9位に同時ランクイン。
昨年リリースされた日本での1stシングル
「One More Time」は初動20.1万枚/累計26.2万枚を記録。
今年リリースされた2作は共に初動26万枚台となっており、
昨年の活躍を通してシングルを購入するファンが増加している事が分かる。

TWICEはシングルをリリースしているのは日本のみ。
韓国ではアルバムのみリリースしている。
ファンブログの記事(1) (2)で見ていくと韓国におけるアルバム
「What is Love?」の初動は10万枚程度であり、累計で30万枚程度。
売上だけで見れば日本と韓国はほぼ五分といった状況。

TWICEの上半期を振り返るとツアーとリリース一色といった状況。
1月には日本での単独ツアーを開催し、2月は「Candy Pop」がリリース、
3月はハイタッチ会および韓国における

ミニアルバム「What is Love?」のMVが次々と公開。
4月はミニアルバムのリリースおよび

「KCON 2018 Japan×M COUNTDOWN」への出演、
5月は「Wake Me Up」のリリースとさいたまスーパーアリーナでの公演。
6月は大阪城ホールでの公演およびハイタッチ会を実施。
ほぼ毎月のようにCD、MV、もしくはライブが組み込まれている。
9/12には早くも日本における1stアルバム「BDZ」がリリース予定。
下半期も変わらぬペースで駆け抜けていく見込み。

 


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■ Single [No.11 ~ No.20]
11位 White Love/Hey!Say!JUMP (3種) (2017.12)
初動/累計 : 28.7万枚 / 32.0万枚
ランキング登場回数 : 12週 (1位→2位→6位→21位→37位)

12位 Lemon/米津玄師 (3種) (2018.3)
初動/累計 : 19.5万枚 / 30.3万枚
ランキング登場回数 : 15週 (2位→2位→8位→7位→14位)

13位 マエヲムケ/Hey!Say!JUMP (3種) (2018.2)
初動/累計 : 24.5万枚 / 26.6万枚
ランキング登場回数 : 13週 (1位→7位→24位→45位→57位)

14位 欲望者/NMB48 (5種) (2018.4) 
初動/累計 : 19.4万枚 / 23.2万枚
ランキング登場回数 : 10週 (1位→12位→13位→26位→24位)

15位 Topaz Love/DESTINY/KinKi Kids (3種) (2018.1)
初動/累計 : 19.8万枚 / 21.9万枚
ランキング登場回数 : 13週 (1位→9位→16位→37位→49位)

16位 早送りカレンダー/HKT48 (4種) (2018.5)
初動/累計 : 16.5万枚 / 21.2万枚
ランキング登場回数 : 6週 (1位→4位→28位→67位→53位)

17位 ドラえもん/星野源 (3種) (2018.2)
初動/累計 : 14.4万枚 / 18.7万枚
ランキング登場回数 : 16週 (1位→7位→19位→19位→22位)

18位 暗闇/STU48 (8種) (2018.1)
初動/累計 : 13.6万枚 / 18.6万枚
ランキング登場回数 : 16週 (1位→4位→20位→9位→21位)

19位 プリンシパルの君へ/ドラゴンドッグ/ジャニーズWEST (3種) (2018.3)
初動/累計 : 14.8万枚 / 16.3万枚
ランキング登場回数 : 14週 (2位→18位→32位→42位→44位)

20位 Reboot/東方神起 (2種) (2017.12)
初動/累計 : 12.4万枚 / 15.3万枚
ランキング登場回数 : 9週 (2位→3位→13位→20位→19位)

10位台はジャニーズ勢が4作、AKB48勢が3作ランクイン。

ジャニーズ事務所の上半期はここ数年で最も激しい動きを見せていた。
明るい兆しとしては4月にデビューしたKing & Princeの存在。
「シンデレラガール」は「花のち晴れ~花男 Next Season~」の主題歌に抜擢され、
応募抽選によるトーク&ハイタッチ会に参加できる
シリアルナンバーが封入されていた事もあり、
他のグループのファンやドラマのファン層も取り込み、初動57.7万枚を記録。
ここ10年、ジャニーズ勢の中では嵐がシングルCDではトップを守り続けていたが、

2010年代では初めて嵐を上回った。
2006年にKAT-TUNが「Real Face」でデビューし
年間1位を獲得した時の事が想起され、

これまでの勢力図が塗り替わる可能性が出てきた。

一方で様々なグループで脱退や不祥事もこれまで以上に相次いだ。
3月には今井翼が活動休止を発表し、
4月には渋谷すばるが関ジャニ∞を脱退する事を発表。
同じ時期にはTOKIOの山口達也が不祥事により脱退。
謝罪会見はNHKでも大きく取り上げられる事態となり、
TOKIOの今後の音楽活動は白紙状態となった。

6月にはNEWSの小山慶一郎と加藤シゲアキが
未成年への飲酒強要による騒動により自身の番組で謝罪。
同じ時期に手越祐也にも未成年女子との飲酒が報じられたが、
テレビを中心とするメディアはこの問題を取り上げずスルーした形。
先日「MUSIC DAY」で復帰する形とはなったが、
グループやメンバーによって明らかに扱いや処分が違う事に対し、
一般層の多くが疑問に思っている事は確か。
これらの騒動の積み重ね、感覚のズレがジャニーズ勢全体に対して、
イメージの低下、悪影響を及ぼさないか懸念される。

グループ別に振り返ると嵐は「Find The Answer」が43.8万枚で6位。
1月期のドラマは松本潤主演の「99.9」が
リアルタイム視聴率では17.6%、タイムシフト視聴率でも13%近くを記録。
4月期のドラマは二宮和也主演の「ブラックペアン」が
リアルタイム視聴率では14.2%、タイムシフト視聴率でも11%近くを記録。
それぞれのクールで民放ドラマの中ではトップとなっており、
上半期のドラマは嵐が上位を占めたような状況。


ただし、「Find The Answer」自体は「99.9」のエンディングで
ボリュームを抑える形でセリフを優先した演出となっており、
ドラマ主題歌となった効果はほとんど見受けられなかった。
嵐に対して世間からも一定の支持は得られているものの、
シングルCDにおいては減少傾向が続いている。

Hey!Say!JUMPはコンスタントにシングルをリリースし続け、
初動は25~30万枚の間で安定。
上半期を振り返ると映画やドラマを中心に活動した印象。
山田涼介は1月期のドラマ「もみ消して冬~わが家の問題なかったことに~」に主演。
知念侑李も3月に公開された映画「坂道のアポロン」で主演。
髙木雄也も「FINAL CUT」にレギュラー出演し、
有岡大貴は7月に公開される映画
「劇場版 コード・ブルー-ドクターヘリ緊急救命-」に出演予定。
昨年リリースされたベストアルバムは初動29.7万枚/累計36.7万枚を記録。
今年に入ってもランクインし続けており、
様々な活動を通して徐々に認知度も広がっている状況。

KinKi Kidsは1月にリリースされた「Topaz Love/DESTINY」が15位にランクイン。
前作「The Red Light」(初動20.0万枚/累計21.7万枚)に引き続き
初動で20万枚近くを記録しており、デビュー20周年を迎えた事や
堂本剛が突発性難聴を患いつつもを活動を再開した事をきっかけに、
改めてCDを購入し始めたファンが増加している。

ソロでの活動では堂本剛が積極的に動いており、
5月にはENDRECHERI名義でアルバム「HYBRID FUNK」をリリース。
初動7.7万枚/累計8.9万枚と前作「Grateful Rebirth」
(初動4.0万枚/累計4.3万枚)と比べ倍近い成績を記録。
昨年は参加できなかったSUMMER SONICやイナズマロックフェスへの出演も決定。
また映画「銀幕2」にも前作に引き続き出演予定であり、
ファン層以外の層に向けた活動が充実している状況。

ジャニーズのブランドを保つ上でKinKi Kidsが重要な役割を果たしており、
様々な出来事を乗り越えて、今では1,2を争う強固なファン層が形成されている。

ジャニーズWESTは「プリンシパルの君へ/ドラゴンドッグ」が19位にランクイン。
これまでは大阪弁を活かした楽曲や応援ソングが多かったが、
「プリンシパルの君へ」は同名の恋愛映画の主題歌だった事もあり、
王道のアイドルソングとなり、自己最高を2万枚近く更新。
初動ではNEWSやKAT-TUN、Sexy Zoneも上回り、
今作を通して新たなファン層を開拓する事が出来ている。

ジャニーズ勢やAKB勢、韓流勢を除くと
米津玄師の「Lemon」が12位でトップ。
デジタルシングルランキングの記事で記載した通り、
様々なブレイクを通してCDを購入する固定ファンが急激に増加し、
前作「ピースサイン」(初動5.9万枚/累計/7.5万枚)から4倍以上の成績へアップ。
星野源の「恋」(初動10.2万枚/累計/31.7万枚)とほぼ同じレベルまで伸びている。

星野源の「ドラえもん」も初動で14.4万枚を記録。
前作「Family Song」(初動19.2万枚/累計23.6万枚)と比べると
5万枚程度ダウンしているが、3作連続で初動10万枚以上をキープ。
これまではB'z、サザンオールスターズ、Mr.Childrenといった存在が
シングルCDではトップとなっていたが、
大ブレイクを通して固定ファンが増加した若手~中堅アーティストが
これらの大御所アーティストを上回る時代となっている。

東方神起の復帰作、「Reboot」も初動12.4万枚を記録。
2015年の前作「サクラミチ」(初動13.6万枚)とほぼ変わらぬ初動を記録し、
今では韓国よりも日本の方が人気が上回っている状況。
若手グループに人気が流れやすい傾向のある韓国と比べると
日本の方が一度ファンになると長く応援する傾向にある。
8/25に開催されるa-nationではヘッダライナーとなっており、
avexにおいても中心的な存在となっている。

 

 

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■ Single [No.21 ~ No.30]
21位 J.S.B. HAPPINESS/三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE (2017.12) (2種)
初動/累計 : 14.2万枚 / 15.2万枚
ランキング登場回数 : 10週 (1位→20位→23位→24位→63位)

22位 LPS/NEWS (3種) (2018.1)
初動/累計 : 13.1万枚 / 15.2万枚
ランキング登場回数 : 12週 (1位→7位→30位→49位→62位)

23位 Ask Yourself/KAT-TUN (3種) (2018.4)
初動/累計 : 13.8万枚 / 15.2万枚
ランキング登場回数 : 8週 (1位→9位→27位→49位→77位)

24位 イノセントデイズ/Sexy Zone (3種) (2018.6)
初動/累計 : 14.8万枚 / 14.8万枚
ランキング登場回数 : 1週 (1位)

25位 春はどこから来るのか?/NGT48 (5種) (2018.4)
初動/累計 : 10.9万枚 / 14.4万枚
ランキング登場回数 : 9週 (1位→11位→8位→22位→31位)

26位 進化理論/BOYS AND MEN (3種) (2018.5)
初動/累計 : 14.0万枚 / 14.3万枚
ランキング登場回数 : 5週 (1位→31位→57位→155位→193位)

27位 いつかできるから今日できる/乃木坂46 (5種) (2017.10)
2018年度売上 : 14.1万枚
初動/累計 : 85.1万枚 / 110.3万枚
ランキング登場回数 : 34週 (1位→3位→5位→6位→12位)

28位 ウルトラブラスト/ST☆RISH(一十木音也・聖川真斗・四ノ宮那月・
    一ノ瀬トキヤ・神宮寺レン・来栖翔・愛島セシル/CV:寺島拓篤・
    鈴村健一・谷山紀章・宮野真守・諏訪部順一・下野紘・鳥海浩輔) (1種) (2018.2)
初動/累計 : 11.4万枚 / 13.4万枚
ランキング登場回数 : 6週 (2位→13位→18位→32位→153位)

29位 HARE晴れカーニバル/祭nine. (4種) (2018.3)
初動/累計 : 10.2万枚 / 11.1万枚
ランキング登場回数 : 7週 (1位→27位→18位→60位→140位)

30位 愛を頑張って/和田アキ子 with BOYS AND MEN 研究生 (4種) (2018.5)
初動/累計 : 10.5万枚 / 10.8万枚
ランキング登場回数 : 3週 (2位→82位→24位)

20位台ではジャニーズ勢が3作ランクイン。
KAT-TUNは今作が充電期間からの復帰作となっており、
それまでと変わらぬ初動を記録し、好調なスタートを切っている。
NEWSは前述の通り、メンバーの大半がトラブルに見舞われたが、
6/27にリリースされたシングル「BLUE」は前作以上の初動16.5万枚を記録。
世間からの風当たりは強いが、ファンの中では

逆境をむしろプラスにしているように見受けられる。

ジャニーズ勢以外ではBOYS AND MENを中心とした
それ以外の男性アイドルグループも3作ランクイン。

29位の祭nine.はBOYS AND MEN研究生からの選抜メンバーからなるユニット。
30位はBOYS AND MEN 研究生は和田アキ子と組んだ作品。
この2作はリリースの数か月前からイベントを数十本単位で開催しており、
積み重ねによって初動で10万枚程度を記録している。
M!lkをはじめとしたスターダスト発のアイドルグループや
BiSをはじめとしたWACKがプロデュースする

女性アイドルグループも同様の手法を用いており、
数か月前から開催するリリースイベントの積み重ねによるランクインが
ここ1~2年で急激に増加している。

BOYS AND MENはこれらのグループと比べるとイベント数は少なめだが、
一度に数枚出して行うチェキ会などのイベントを早い段階で取り入れている。
韓流勢ではハイタッチ会の開催が恒例化しており、
ハロープロジェクトもここ数年特典会の内容がエスカレート。
発売するCDの種類を増やす他に、イベントの内容を充実させて
CDを数十枚単位で購入する事が当たり前の状態となっており、
AKB勢や坂道グループの握手会の戦略すらも緩く見えてしまうような状況。
 

そういった状況下でもBiSHなど

音楽面に力を入れたアイドルグループが注目を集めており、
ファン以外の層から注目を集めるためには、
いかにしてCDを複数買いさせるかといった戦略よりも、
楽曲やプロモーション、イメージ戦略といった方が重要に思える。

異色の存在としては28位に「うたの☆プリンスさまっ♪」発、
ST☆RISHの「ウルトラブラスト」がランクイン。
来年公開される映画「うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEキングダム」の挿入歌であり、
アニメ映画としては歴代最速となる主題歌のリリースとなっている。
元々「うたの☆プリンスさまっ♪」の作品では
QUARTET NIGHTの「God's S.T.A.R」も初動で10万枚を突破していたが、
今作はファンミーティングに参加できる抽選形式のシリアルナンバーに加え、
全7種のメッセージカードが付与されていた効果も表れ初動で10万枚越え。
当該週のついランでは40万以上のツイートが集まっており、
ポプテピピックや名探偵コナンの映画公開週に匹敵するツイートを集めていた。
「アイドリッシュセブン」や「A3!」、「あんさんぶるスターズ!」など
女性向けの様々な育成アプリゲームから人気グループが生まれているが、
「うたの☆プリンスさまっ♪」が今でも影響力ではトップとなっている。

それ以外では三代目 J Soul Brothersの「J.S.B. HAPPINESS」が21位。
前作「HAPPY」(初動10.1万枚/累計11.0万枚)と比べ1.5倍近い成績となっており、
シングルCDでは10~15万枚程度の水準をキープできている。
上半期を振り返るとグループよりも個々のメンバーの活動の方が目立った印象。
岩田剛典は3月に映画「去年の冬、きみと別れ」に主演した後、
4月からはドラマ「崖っぷちホテル!」に主演。
登坂広臣と今市隆二はそれぞれソロとして多数の楽曲を配信リリースし、
月間でもトップ20入りを果たしていた。
ELLYも今年だけで2作配信アルバムをリリースしており、
山下健二郎はトーク力を活かして「ZIP!」のメインパーソナリティとなった。

個々のメンバーの活動方針が明確になってきたが、
それまで支持してきた浮動層がBTSをはじめとした韓流勢などに流れ、
6/6にリリースされたアルバム「FUTURE」は初動18.1万枚に留まった。
前作「THE JSB WORLD」(初動35.6万枚/累計47.1万枚)と比べると半減しており、
「R.Y.U.S.E.I」でブレイクする以前に戻ったような状況。
「恋と愛」などスマッシュヒットは残しているが、
改めて浮動層からも注目を集めるような代表作が必要な状況。

昨年からの楽曲では乃木坂46の
「いつかできるから今日できる」が唯一ランクイン。
12/25以降の推移は以下。
12月 21位
1月 17位→8位→2位→2位→5位
2月 13位→18位→18位→27位
3月 32位→28位→35位→33位
4月 20位→6位→85位→101位→133位
5月 107位→93位→136位→158位
6月 174位→161位

6/11付まで34週連続でランクインしており、
1/15付に1.5万枚、1/22付は2.4万枚でそれぞれ2位、4/9付は2.0万枚で6位を記録。
年末年始と重なったため、握手会を普段よりも遅めに開催しており、
その事により半年近くロングヒットに繋がっていた。

 

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