1~2年目は、無農薬、有機肥料を行いました。
今年は、
初心者ながら
無農薬、無肥料でトライしております。
家内と二人でしていますので、「自然農法」の本をよみ、
いざ試みました。
最初
隣近所は、農薬と化学肥料によって
例年通りドンドン大きくなっていきました。それを横目に見ながら
「本当に、無肥料で行って野菜ができるのか?」
この言葉を言いたくなるほど、
全然、成長しませんでした。
木村昭則氏の本によれば、自然の土壌に戻してリンゴができるのに7~8年
かかっております。
「無肥料の自然農法一年目はできなくて当然や!」と
自分に言い聞かせながら、家内の不安も取り除きながら
やっていました。
しかし、
家裏の畑は、近所の畑と隣接しているので、
雑草が生えているのを近所の人から色々言われることになり、
やむなく家裏の畑だけ、草むしりをすることにしました。
ちょうどそのころに、ある本によって「緑肥草生法」を知りました。
そこで、むしった雑草を、なかなか育たないカボチャ、ブロッコリーなどの
苗の際や畝の下に敷くことにしました。
そして、
そこだけに米ぬかとボカシを蒔くことにしました。
すると
ようやく元気になってきました。
「やはり、いきなり無肥料の自然農法は無理なんだなあ」と
思いました。
しかし、
残り二つの人里離れている畑は違いました。
放任主義で雑草生え放題にしてあります。
最初は育ちが遅かったですが
雑草が増えれば増えるほど、元気になっていきました。
不思議に思って、いろいろ調べましたら、面白いことが分かりました。

上図のように、食物連鎖によってミクロの世界があり、それぞれの生き物に役割がありました。
よって
雑草を増やすことは次のことが言えます。

つまり、ピラミッドの底辺が広がり、ミクロの世界が重層化し、多種多様の共生共存関係が
生まれたのです。
そのことによって、土壌と根との栄養交換は勿論、その他の人間のまだ知らないさまざまな
作用が働き始めたのだと思います。色々な自然農法の文献の著者も、
「未知の世界がまだまだある」とよくおっしゃっておられます。
最後までお読み頂き誠に有難うございました。
今、私の二つの畑は、荒れ地のように見えます。
しかし、蒔いて出てきた野菜の苗を見てみると「元気元気!!」
ここで、アフリカのサバンナを想像してください。
ライオン、シマウマ、キリンなどそれぞれの役割があり、
共存共生しております。
一つ欠けると、バランスが崩れますね。
まさに
これと同じことが、畑でも言えるのです。
そして、実は…
人間の体内は勿論
人間の創りあげた社会でも本来言えるのです。
しかし、人間が自分たちの決めごと(モノサシ)で
体内も社会も偏らせていたのですね。
気付かれた方は、ぜひ「自然の法則」に従ってみてください。
いいことが山ほどくると思いますよ(笑)
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