10月28日、加筆。

 

 

田中の夢、無事達成!

 

ご協力いただきた皆さま、

 

本当にありがとうございました!

 

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テーマ【メイン】

かなり長くなりますのでお時間のある時にお付き合いください。

 


既にご存知の方も多いでしょう。

 

 

田中がやってるNPO「セブンスピリット」が一大プロジェクトを立ち上げました。

 

 

それが「コチラ」。

 


俺も年に何度かフィリピン(セブ)に行き子どもたちと遊んだり発表会を観に行ったりしてるけど、

 


それは「現地ですぐに出来る」こと。

 

 

発表会に合わせて行ってその前後で一緒に遊ぶだけだからね。

 

 

でも。

 


今回はその子たちを「日本に呼んで演奏会をする」という大プロジェクト。

 


微力ながら(謙遜ではなく本当に微力ながら)手伝いをさせてもらって何年も経つけど、

 


子どもたちはストリートで汚い格好をし排気ガスまみれになり、

 


そのストリートで物乞いをしたり道端で寝たり。

 


家があっても薄暗いスラム街。

 


そういう子どもたちに「未来」を与えるために田中が作ったNPO。

 


初めて会った時は「ただそこにいる」だけだった子が、

 


次に行った時には普通にリコーダーが吹けるようになっていたり、

 


あるいは合唱ができるようになっていたり。

 

 

この子(ロアンニ)なんてドラムが叩けるようになってましたから。

 

 

成長ぶりにビビりまくりましたから。

 

 

 


少し前まで外で1日中ずっと物乞いをするしか無かったような子たちが、

 


目標を見つけて会う度にどんどん成長してる。

 


俺が遊びに行くといつも「カゾぉ~!」と言って何人も駆け寄って抱きついてくれる。

 


カゾは「カズヤのカズ」なんだけど向こうでは発音が「カゾ」になるんだよね。

 


だからセブでの俺は「カゾ」。

 

 

 

 

 

ね。

 

 

子どもたちが描いてくれた俺の似顔絵がそれを証明しております。

 

 

あと。

 


2年くらい前かな。

 


大型バスを貸し切って50人くらいの子どもたちをリゾートプールに連れて行ったことがある(どこかで書いたと思うけど)。

 


塾長とふたりでお金を出し合ってね(いわゆる「夏休みの大イベント」みたいな感じ)。

 


セブンスピリットでもそういう企画をやりたかったんだけど資金繰りが大変だから、

 


そこを塾長と俺が担当。

 

 

といってもフィリピンは日本より物価が安いので10万円もかからない。

 

 

それなら喜んで出しますよと。

 


で。

 


その時の喜ぶ姿がもう想像の何倍も凄くて。

 


バスの中でずっと歌を歌い、

 


まるでディズニーランドに行くかのようなハシャギぶり。

 


バスで2時間くらいの旅。

 


それじゃあ着くころには疲れちゃうよと思ってたけどプールでさらに元気爆発。

 


ありえないくらいのテンションで楽しんでた。

 


おんぶしてー!

 


ある子どもが「流れるプール」で俺の背中に飛び乗ってきた。

 


動きが激しく大変だった。

 


動きがもっと激しくなりもっと大変になった。

 


しかも重くなった。

 


なにかと思い振り向いたら3人くらいに増えていた。

 


3人をおんぶし(というか勝手に乗られ)て流れるプールを歩かされた。

 

 

 

 

この写真では2人だけど筋トレをしてる気分になったよね。

 


なんていうかこう、

 

 

まるでロッキーのトレーニングみたいな感じ。

 

 

あるいは亀田家のトレーニングみたいな感じ。

 

 

ジムとかに行って最新のマシンを使わず動物的なトレーニングをするパターン。

 

 

後日。

 


その中のひとりが俺たちが帰国した後も毎日プールの話をしてると。

 


塾長や俺に本当に感謝してると。

 


そして。

 


その子が言った言葉を聞いて俺は衝撃を受けた。

 


──「いままで生きてきた中であの日がいちばん楽しくて幸せだった」と。

 


真剣な顔で田中にそう言ったらしいのだ。

 

 

インジュンという子が。

 

 

 

 

さっきの似顔絵を描いてくれたインジュンが。

 


日本では当たり前のように行けるプール。

 


毎年どころか同じ夏に何度も行ったりできるプール。

 


それが「いままで生きてきた中であの日がいちばん楽しくて幸せだった」。

 


連れて行って良かった。

 


喜んでもらえて本当に良かった。

 


そういう気持ちと同時に「フィリピンの現状」を改めて感じた。

 


前から知ってたしスラム街も行ったしストリートチルドレンも数え切れないほど見てきたけど、

 


でもその言葉でハッとした。

 


この子がこれまでどんな環境で生きてきたのかを想像した。

 


ちなみにインジュンはさっきのリンク、

 

 

といっても戻るの面倒だろうだから「コチラ」をクリック。

 

 

この中にある「セブンスピリットのとりくみ」。

 


そこにも出てる(読み進めると「インジュンの成長」という記事アリ)。

 


そういう子どもたちを田中が助けています。

 

 

俺なんかはたまに行って少し手伝ったり手助けしたりするだけ。

 

 

田中はずっと頑張ってる。

 


音楽を通じて未来を与え団体行動を教え自信をつけさせている。

 


その子どもたち。

 

 

学校に行けばいいじゃん?

 


いえ。

 


学校に行くお金なんて無いんです。

 


だから勉強ができないんです。

 


そして勉強できないまま大人になって犯罪に手を出すようになる。

 


まさに悪循環。

 


そんな子どもたちが頑張って頑張って音楽を勉強して練習して、

 


日本でその「努力」を「披露」してくれる。

 


最高だ。

 


本当に本当に長くなってしまったけど、

 


田中が「人生最大の夢」と言っている今回のプロジェクト。

 

 

少しでも協力していただけるとありがたいです。

 


よろしくお願いします。