監督:シアン・ヘダー

 

タイトルの「コーダ (CODA)」は、

Children Of Deaf Adults

=耳の聴こえない両親に育てられた子ども。

 

 

けっこうなネタバレ…

↓↓↓

高校生のルビー

(エミリア・ジョーンズ)は

聴覚障害がある両親と兄と

一緒に暮らしている。

 

家族の中で

唯一耳が聞こえるルビーは

幼いころから

家族の手話通訳をしたり、

 

早朝(夜中の3時)に起床し

漁業を営む父、兄と一緒に

船に乗り込み

 

捕れた魚を選別し

市場に卸す手伝いをした後、

登校する日々を送っていた。

 

新学期になり

歌うことが好きなルビーは

合唱クラブに入部した。

 

顧問の教師は

ルビーの歌の才能に気づき

都会にある名門音楽大学の

受験を強く勧めたが、

 

ルビーの歌声が聞こえない両親は

娘の才能が分からず

 

歌のために

家から遠く離れた都会の大学に行くより

家業を手伝う方が大事だと大反対した。

 

ルビーも

音大への進学の夢は捨て

今後も家族を助け

漁業を続けることを決意するが、、、。

 

みたいなお話。

 

ルビーの歌声で涙腺崩壊。

 

父親、母親、兄の

三者三様のルビーへの愛が

切なくて泣けてくる。

 

聴覚障害者の方々を

こちら側の一方的なイメージで

勝手に美化していない所も

人間味があっていいな、と思った。

(個人的な感想です)

 

ルビーが病院で

父親の下半身の症状を

医師に通訳する場面。。。

 

ルビーのお兄ちゃんのレオ

(ダニエル・デュラント)が

私が

中学の時の

同級生の男の子に重なって見えた。

 

その子には聴覚障害があり

補聴器をつけていた。

 

その子は頭が良くて

成績優秀で

イケメンで

けっこうお金持ちの家の子で、

 

ヤンキーファッションをしていて

ヤンキーグループとつるんでいたけど

穏やかで優しい子だった。

 

その子は

ルビーのお兄ちゃんのように

自分が見下されていないか、

バカにされていないか、

アンテナを張っているような所があり

たまに取っ組み合いのケンカをしていた。

 

この映画を見るまで

その子のことは忘れていた。

 

お~い、〇〇くん

元気なの~?

 

私もとりあえず

元気だよ~。