何年も前から心の準備はできていたつもりだったんですが、いざこの日が来ると寂しいです。

引退試合のチケットを取ろうと思ったときには既に完売。最後のユニフォーム姿を見ることができずに残念です。
引退試合やセレモニーは生で見たいと思ったことは今まで全く無かったのですが、初めてその場に立ち会いたいと思いました。








静かな構えからゆっくりバットを振りぬくシンプルで無駄の無いバッティングフォーム、グランドでははしゃぐことなく少しうつむき加減で静かにプレーをする姿が大好きでした。

前田選手といえば「孤高の天才」。何を持って天才と言われてますがわかりませんが、僕はどのコースどの方向へも流し打ちや引っ張るんじゃなくて、同じ様なバッティングフォームで対応する技術に憧憬を抱きました。









 

両アキレス腱、両ふくらはぎ、すごい数の故障にもかかわらず23年もの現役生活。
何度故障しても復活しては平然と3割を打ち続けました。その数11回。
天才の名をほしいままにしながらノンタイトルに終わりましたが、日本球界史上8人目の「11シーズンで3割」を記録、7000打席以上の選手では歴代5位の「キャリアアベレージ3割0分2厘」36人目の「2000本安打」と数々の記録を残しました。







カープの選手として打席に立った7785打席は衣笠幸雄、山本浩二、野村謙二郎に次ぐ多さ。
なによりも赤ヘルをかぶり続けたこと、広島カープの主軸打者として打席に立ち続けたことが最大の功績だったように思います。








後にも先にもカープ史上背番号「1」にもっともふさわしい選手ではなかったでしょうか。
 
高校野球大阪大会、15年程ぶりに母校の応援へ行ってきました。


相手は春季大阪大会の準優勝校。


結果は...






9体2、まさかの7回コールド負けでした(^^ゞ


 



引退してから20年弱経つので監督さんも、コーチさんも、部長さんも、ユニフォームも変わっちゃってますが負けると悔しいものですね。

大阪は強い高校がたくさんいますがいつかは甲子園へ出て欲しいです。











母校の次の試合には優勝候補大阪桐蔭の試合が組まれていました。
プロ注目の森くんを少し見て帰ろうと思っていたのですが...



 



相手の箕面自由学園の頑張りであまりにもナイスゲームだったので最後まで見てしまいました。
結果は箕面自由学園が大阪桐蔭を上回る安打数を記録したのですが4対1で
惜しくも負けてしまいましたが、一歩間違えれば優勝候補が敗退するようなナイスゲームでした。



 
 

それにしても森くんのアームの強さにはびっくり。
この前オリックス・バファローズの伏見寅威捕手の強肩にも驚きましたが、それに匹敵するくらいの驚きでした。
もちろんバッティングも桐蔭の主軸らしい豪快な打撃スタイルで、見ていて楽しかったです。



地方大会は選手との距離が近いので必死さが伝わってきていいですね。
元気があって常に全力疾走で見ていて気持ちがいいものです。
来週の草野球の試合は元気と全力疾走を心がけて、高校の頃の気持ちでプレーしたいと思います。

今シーズン限りで引退するマリアーノ・リベラオールスターMVPを受賞しました!!








今年のオールスターはホームランやビッグプレーが出るわけでもなく、誰かが特別目立つこともなくリベラの登板を待ちわびるかのように淡々とゲームが進んでいきました。

そして8回のインターバル、ニール・ダイヤモンドが歌うスイート・キャロラインのセレモニー後、その流れでブルペンで投球練習するリベラの姿がモニターへ映し出され、メタリカのEnter Sandmanが流れるとゲームはクライマックスを迎えました。








誰もいないグランドへ一人マウンドへ上がるリベラの姿、リベラの功績をたたえる惜しみない拍手と歓声、スタンディングオベーションはなんとも言えない感動のシーンでした。



 


NPBでは見れないMLBならではのステキな演出、メガホンや鳴り物じゃなく拍手と歓声てのがより重みを感じます^^













このリベラへの演出に68歳トム・シーバーの始球式、個々の功績を称えることや歴史を大切にする気持ちはNPBとは比にならないくらいにMLBは凄いですね。







 


で、リベラのボールを受けたのは僕の好きなサルバドール・ペレスでした^^















MLB最後の背番号42番が最後のオールスターのマウンドへ上がったオールスターゲーム。
試合そのものではなく歴史や偉業の顕彰、そういった意味で今年のオールスター・ゲームは僕にとっても印象深いものになりました。