何年も前から心の準備はできていたつもりだったんですが、いざこの日が来ると寂しいです。
引退試合のチケットを取ろうと思ったときには既に完売。最後のユニフォーム姿を見ることができずに残念です。
引退試合やセレモニーは生で見たいと思ったことは今まで全く無かったのですが、初めてその場に立ち会いたいと思いました。
静かな構えからゆっくりバットを振りぬくシンプルで無駄の無いバッティングフォーム、グランドでははしゃぐことなく少しうつむき加減で静かにプレーをする姿が大好きでした。
前田選手といえば「孤高の天才」。何を持って天才と言われてますがわかりませんが、僕はどのコースどの方向へも流し打ちや引っ張るんじゃなくて、同じ様なバッティングフォームで対応する技術に憧憬を抱きました。
両アキレス腱、両ふくらはぎ、すごい数の故障にもかかわらず23年もの現役生活。
何度故障しても復活しては平然と3割を打ち続けました。その数11回。
天才の名をほしいままにしながらノンタイトルに終わりましたが、日本球界史上8人目の「11シーズンで3割」を記録、7000打席以上の選手では歴代5位の「キャリアアベレージ3割0分2厘」、36人目の「2000本安打」と数々の記録を残しました。
何度故障しても復活しては平然と3割を打ち続けました。その数11回。
天才の名をほしいままにしながらノンタイトルに終わりましたが、日本球界史上8人目の「11シーズンで3割」を記録、7000打席以上の選手では歴代5位の「キャリアアベレージ3割0分2厘」、36人目の「2000本安打」と数々の記録を残しました。
カープの選手として打席に立った7785打席は衣笠幸雄、山本浩二、野村謙二郎に次ぐ多さ。
なによりも赤ヘルをかぶり続けたこと、広島カープの主軸打者として打席に立ち続けたことが最大の功績だったように思います。
後にも先にもカープ史上背番号「1」にもっともふさわしい選手ではなかったでしょうか。