ブログがなかなか更新できません。タイトルの内容の前にまず本当に重要な告知から。

「コンピュータ監視法」成立に反対するための署名
http://www.shomei.tv/project-1774.html

言論規制をネットで本格化させる「コンピューター監視法」が、この震災のどさくさに紛れて国会を通過しそうです。
まさにこれは共謀罪(目配せしただけで逮捕、権力に都合が悪いだけで何でもできてしまう)ことへの布石です。放送法に関しても、児ポ法の際も、非実在青少年問題も、もっと遡ると著作権の非親告罪化の際の懸念の際にも、ずっとブログに書いてきましたが、これも「ウイルスを撒いただろう」、などと全く知らないうちに因縁をつけられ犯罪者に仕立て上げられる」(誰かにとってある人が都合が悪ければ、ありていに言えば「政治的」であろうとなかろうと)という、悪質きわまりないものです。
ここに来て公私ともにどたばたしすぎて対応ができないままだったのは本当にまずいと思っています。
なにしろまったくもって看過できない問題です。

しかも国会での委員会審議のこの上ない茶番ぶり!

署名を立ち上げられたヘンリー・オーツさんのブログエントリーを2つ紹介します。
他でも書かれていますのでお読みください。

『「コンピュータ監視法」=「言論弾圧法」に反対表明をしてください!』
http://henrryd6.blog24.fc2.com/blog-entry-1056.html

『6/9国会前行動報告~吠えまくるヘンリー・オーツ!』
http://henrryd6.blog24.fc2.com/blog-entry-1059.html

また、村野瀬玲奈さんからもトラックバックを頂いています。こちらもその(3)です。遡ってお読みください。
コンピュータ監視法への警戒 (3)
http://muranoserena.blog91.fc2.com/blog-entry-2593.html

この件についても、日弁連の「慎重審議を求める会長声明」です。
http://www.nichibenren.or.jp/ja/opinion/statement/110523.html

~~~

本題です。

東日本大震災と原発震災で、空気、水、土、それに伴う生命の営み、食の安全が危機にさらされ(という言葉そのものに手垢がついたと思われてほどに頻繁にそのことを考えなくてはならない状態)先行きすら見えない状態にあります。

原発利権を巡る構造と怖いくらい酷似している築地市場の官製地上げも、食を叩きのめします。

その官製地上げによる移転先、強烈な発がん性物質などで激しく汚染された、豊洲新市場予定地は液状化しましたが、しかし、この段階になりなおも「たとえ砂が移動したところでこれまでの汚染の広がり方は変わりっこないのだから、対策は従来のままで構わない」などの死にもの狂いの反論が聞こえてくるような気がしています。

このたび、やはり液状化により汚染が自由自在に移動することを示すメカニズムが示されている、という情報を頂いたので、お知らせします。

先日、6/4に、浦安市で液状化に関するシンポジウムが開催され、そこで講師をされた、千葉県環境研究センターの風間修氏(地質環境研究室・理学博士)の作成した資料です。改めて被災された方々にお見舞い申し上げます。
毎日新聞 2011/6/3
地質学会がシンポ開催--浦安であす /千葉
http://mainichi.jp/area/chiba/news/20110603ddlk12040074000c.htm

 房総半島の液状化や津波について研究する研究者らが4日、市民向けにシンポジウム「人工改変地と東日本大震災~災害に強いまちづくりをめざして」(社会地質学会など主催)を開く。午前9時半~午後0時45分、会場は浦安市明海1の明海大浦安キャンパス。参加費無料。

 東日本大震災と千葉県東方沖地震の液状化被害の比較や不動産取引における液状化に関する説明の必要性、液状化防止対策など液状化や津波を巡るさまざまな課題を議論する。問い合わせはNPO法人日本地質汚染審査機構(電話043・213・8507)。【斎藤有香】

資料出典は、この数年で何度か紹介している、「アーバンクボタ」の論文です。

アーバンクボタ 2003年3月発行 特集「液状化・流動化」
http://www.kubota.co.jp/urban/pdf/40/index.html
http://www.kubota.co.jp/urban/pdf/40/pdf/2_3.pdf

では、ここから、ゼネコン関係者からご連絡頂いた内容を示します。

知りたいことがあり、浦安での液状化問題のシンポジウムに出席しました。
そこで人工地盤の液状化についての情報がありました。

「スポット的に起きた液状化がやがてつながり、流動化を増し、高まった水圧が最終的に地表の弱い分に噴き出す。一旦噴き出せば、対流運動も起こり、あちこちから水や砂が流れ込む」、懸念した通りのメカニズムです。

水平方向に移動した汚染物質を含む土壌や地下水が流れた結果、圧によって噴き出すので、東京都が、震災を受けてなおも、汚染は垂直方向にしか噴出しない、という摩訶不思議な主張をしているのですね。

メカニズムは下記の通りです。
図の下側の部分は「湖沼性沈殿層」とされ、埋め立て層とは分けて考えられています。

《液状化・流動化の発生から終了まで》
これらの断面にもとづいて,液状化・流動化の発生から終了までの過程を推定してみると,図2・6(a~f)のようになります(注3).

(a)地震が起きる直前の地層です.埋立層は多少の泥質分を含む砂層からなり,上から下までラミナ模様が発達しています.この人工地層の下位にあるのは,埋立前の湖沼の底に堆積した泥層です.平常の地下水位は,地表から30~40cm下のところにあります.
Like a rolling bean (new) 出来事録-図a


(b)そこに地震動がくると,地下水位が上昇し間隙水圧が高まって,地層中に散在する多くの溶けやすい箇所が,まず部分的に溶け,液状化し始めます地層というのは,微細にみれば決して均一な状態で堆積しておらず,部分的には,泥質分の少ない箇所やゆる詰まりの場所などがたくさんあります.そうした溶けやすい箇所が,まず部分部分で液状化し始めるわけです.そして溶けた部分ではラミナ模様が消えます.この時点では,地下水位はすでに地表近くまで高まっています.

Like a rolling bean (new) 出来事録-図b

(c)さらに地震動が続くと,溶けた箇所が拡大
し,その数も増えるなどして,液状化した部分が層のなかでつながるようになります.液体状の部分が連続し,ある程度の体積になりますから動きやすくなり,圧力の高まりに応じて動きも激しくなっていきます.

Like a rolling bean (new) 出来事録-図c

(d)地震動はさらに続き,地下水の水圧も高まり,地下水位は地表面を超えるほど高くなります.地層中の液状体は,成長・拡大して激しく動き,水圧も高まるのでその動きは圧力の低い上方に向かい,上位の地層中の弱い箇所を突き破り始めます.こうして地層中の液状化部分は次々に連続し,間もなく地表の弱いところから砂と水が混じった液体状のものが一気に噴出します.この段階では,すでに流動化現象が運動の主体になっています.

Like a rolling bean (new) 出来事録-図d
(e)一旦,砂と水が噴き出し始めると,噴出口直下では恐らく対流運動も加わるようになり,噴砂孔が形成され,それは次第に大きく深くなっていきます.さらにその噴砂孔に向かってあちこちから地下水や砂が流れ込み,噴砂孔からは大量の地下水が噴出し,孔自体もさらに拡大します.この過程で,噴砂孔の周囲の地層は次々と孔内に落ち込み,ブロックとして取り込まれます.なお地層中では大小の液状化も続いていて,それらがスポット的な段階で終了した場合,地層中に風船状構造をつくり,その痕跡を残します.

Like a rolling bean (new) 出来事録-図e

(f)液状化現象も流動化現象も,地下水圧の低下と共に次第におさまっていき,噴砂孔からの砂や水の噴出もやみます.噴砂孔内の粒子は孔底に沈殿します.また,流動化部分の地層中には,コンボリュート構造やピラー構造などの流動化に伴う模様が残ります.地下水位も,元の位置に戻っています.

Like a rolling bean (new) 出来事録-図f


このメカニズムを元に、自然層=沖積層からの流動に関して講師の風間先生にお尋ねしました、
沖積層の土質を詳細に調査(形成元)しなければ、土質による液状化の解析は難しい、とのご回答を頂きました。

築地市場移転先の東京ガス豊洲工場跡地も、地下に軟弱地盤有楽町層があるため、精査なくしては液状化の解析はできないのは言うまでもありません。

そもそも、周囲の堆積層(=ヘドロ、これ自体も沖積層)を浚渫して埋め立てたので、この有楽町層上端面の判断が非常に難しいと従来から有識者が判断されています。

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液状化した豊洲新市場予定地。東京都が速攻でブルーシートをかける前。
石炭からガスを製造し、廃棄物を野積みにし埋めていた複合汚染地域にも関わらず、東京都の調査物質数は限られています。
液状化(噴砂だと言っていますが、同じ現象です)、により、汚染物質が移動したことからも、過去の調査に基づいた対策が取れない状態です。
Like a rolling bean (new) 出来事録-1103豊洲新市場液状化_1



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