なんとか時間が取れたので、9条世界会議の全体会、第1部の全体と第2部(の途中まで)に参加してきました。
会場は幕張メッセイベントホール(収容人数7000人)、12時半過ぎに海浜幕張駅に着き、直接会場に向かいましたが、すでに3Fの最上階の「Pブロック」でした。通常のこうした集会やデモより若い方々の比率が高く、頼もしいなあと思います。
司会者から、結局会場に入れなかった方がいらっしゃったということが伝えられ、その人数が2000~3000人だったとのことなので、結局1万人近くの方が訪問したことになりますね。
asahi.com 「9条世界会議」 開幕 市民続々、約3千人会場に入れず
※岩手日報の記事によれば、主催者側発表で1万2000人であったそうです。
http://www.iwate-np.co.jp/newspack/cgi-bin/newspack_s.cgi?s_national_l+CN2008050401000504_1
写真を撮ることは、プレス以外禁止でしたが、当初それに気づかず最初のうち撮影を試みていました。でもちゃんと映ったものはありませんでした(3階だし…)。
詳細がいずれ公式サイト にアップされるものと思います。
会場の入口までの行列はこんな様子で、たまたま周囲には壮年以上の方ばかりでしたが、現実には上にも書いたようにかなり若手がかなりの率を占めました(嘘をついてもしょうがないことなので(笑))。
5/4の全体会のプログラムです:
[ 全体会 ]
「9条を考える」 @イベントホール
開場 午後12時30分
開演 午後1時30分 (午後9時終了予定)
幕張メッセ・イベントホール 定員7000名
第1部 「世界の希望としての9条」 午後1時30分から
司会 古今亭菊千代 (落語家)
■主催者の言葉
吉岡達也 (「9条世界会議」日本実行委員会共同代表/ピースボート)
■メッセージ
アニファ・メズーイ (国連経済社会理事会NGO部長)
■基調講演
マイレッド・マグワイア (北アイルランド/1976年ノーベル平和賞受賞)
「紛争を暴力ではなく、対話によって解決する。日本の9条は、そのような世界のモデルになります」コーラ・ワイス (アメリカ/ハーグ平和アピール代表)
「すべての国の憲法が9条をもつべきです。今こそ戦争を廃絶するときです」
■海外ゲスト紹介
武力紛争予防のためのグローバル・パートナーシップ(GPPAC)
国際民主法律家協会(IADL)ほか
■9条ピースウォーク到着
■日本から
池田香代子 「9条世界会議」日本実行委員会共同代表/翻訳家
元日弁連会長 (交渉中)
■ビデオメッセージ
ワンガリ・マータイ (ケニア/2004年ノーベル平和賞受賞)
ジョディ・ウィリアムズ (予定)(アメリカ/1997年ノーベル平和賞受賞)
■合唱
世界をつなぐ歌 「ねがい」
市民と弁護士がうたう 「ベートーベン第九交響曲・合唱付き」
第2部 「戦争のない世界をつくる」 午後4時から
司会 堤 未果 (ジャーナリスト)
川崎 哲 (「9条世界会議」日本実行委員会事務局長)
■ピースボート・ダンスパフォーマンス
■世界から
エマニュエル・ボンバンデ (ガーナ/西アフリカ平和構築ネットワーク)
ベアテ・シロタ・ゴードン (アメリカ/元GHQ日本国憲法起草者)
李 錫兌(イ・ソクテ) (韓国/弁護士、人権活動家)
カルロス・バルガス (コスタリカ/国際反核法律家協会副会長)
■音楽・パフォーマンス
高橋竹山
ナターシャ・グジー
AINU REBELS
普天間かおり
亀淵友香
■トーク「イラク・アメリカ・日本」
アン・ライト (アメリカ/元陸軍大佐・外交官)
カーシム・トゥルキ (イラク/人道支援ワーカー)
エイダン・デルガド (アメリカ/イラク帰還兵)
雨宮処凜 (日本/作家)
高遠菜穂子 (日本/イラク支援ボランティア)
第3部 「9ALIVE] 午後6時30分から
UA
FUNKIST
原田真二
加藤登紀子
ほんとうは第2部の最後のトーク(「イラク・アメリカ・日本」)をとても聴きたかったので、その点は残念でした。
講演された多くの方が、名古屋高裁判決について触れていました。
それでいて、目的とするところは平和であっても、当然のようにそれぞれの方で異なる意識もあります。
ともあれ、実績のあるものを、実際に戦争で失敗し続け、イラク・アフガンで3兆ドルも使った国への貢献のために、世界の反対を押し切って改変することには、何の道理も、自他(国の内外、統治者と市民の双方)に向けたメリットもなんらないことは明らかです。
コーラ・ワイスさんのお話には示唆が非常に多く、社会保障費と教育費の和より軍事費が高い国があってはならないのだ、ということに強く頷きました。
もはや効力のないことがはっきりした軍拡競争のための予算をこれまで通り聖域化すれば、本来生きられるはずの生命が著しく脅かされ、持続可能性も損なわれるためです。
日常に戻れば、9条など空論だという大人めいた諦めもそこらに平気で転がっていますが(「常識だ」という人もいます)、その常識がどれほど非常識であるかを理解しなくてはならないし、アフリカや中東、アジアなど各地の、現に紛争の絶えない地域からの報告を聞くほどに、相互殺戮を止めるための力の均衡以外のビジョンを作ることは、緊急の、まさに明日の生命のための課題となっています。
あまり冴えた比喩ではないのですが、たとえば、「だるまさんがころんだ」で、誰かが動いてしまって鬼に見つかり逃げ惑うことになる(戦争や紛争の端緒を作る)ことがないために有効なのは、相互に監視牽制しあうのではなく、また罰則を設けるだけでなく、皆が注意深く前に向かって歩けるための仕組み、単に「息を合わせる」という程度かもしれませんが、その息つぎの仕方の原則的なあり方を共有することがきわめて重要、ということかもしれません。
Banduraの弾き語りをされたウクライナ出身のナターシャ・グジーさんは、歌声も容姿も表情も美しく力強く、今回もまた呆然と見つめてしまいました。
ライブでのその圧倒的な美と感情表現は、到底TV映像にかなうものではないですが、今日も歌っていらした、「いつも何度でも」をリンクします。

