憲法記念日です。昨年の今ごろに比べて、どうも危機感が薄れてもいるようにも思えます(仕事でどこにも出られなかったことはあるにしても、自戒をこめてのことです)。

あの、戦後レジームを脱却して美しい日本を具現化するため、なんとしてでも「私の内閣」で改憲します、という露骨な人物が、参院選惨敗後ひとしきり官邸に立てこもった後「わたくしは職責にしがみつかない」という謎の発言を残してトップの椅子から降り、打って変わって本職の政治が嫌いなのではないか(職責をまっとうしたくないのか)と疑われる人が後任にすわり、あらゆるツケとご本人の世俗への無関心のために今度は国民生活が大混乱しているからかもしれません。


昨年の弊ブログエントリーから:

 2007-03-02

 『「STOP!改憲手続き法案」行動

 2007-05-03

 『格差の中での護憲派のおかれた立場、小さく生んで大きく育てる改憲手順


この日にあたり、いわゆる保守系というより、日本をぶっこわす系の新聞からは、


たとえば、「盛り上がらない!」と懸念表明があったり、

産経 2008/5/2

国民投票法施行まであと2年 課題山積、盛り上がりに欠けたまま

(本文はリンク先へ)

または、日本という国に渇を入れてみたり、


読売 2008/5/3

憲法記念日 論議を休止してはならない(5月3日付・読売社説)
 この国はこれで大丈夫なのか――日本政治が混迷し機能不全に陥っている今こそ、活発な憲法論議を通じ、国家の骨組みを再点検したい。


 昨年5月、憲法改正手続きを定めた国民投票法が成立し、新しい憲法制定への基盤が整った。

 ところが、同法に基づいて衆参両院に設置された憲法審査会は、衆参ねじれ国会の下、民主党の消極的姿勢もあって、まったく動いていない。

(略)

と、お忙しいようです。


ただ、これも無駄吠えとわらうわけにもいかず、国民投票法(改憲手続法、あるいは、戦後レジーム脱却法とここに命名します)を成立させながら、あれから1年以上、何もしないで黙っているはずがありません。


2008-03-06
新憲法制定議員同盟の動き、ナカソネ氏が会長を努める(財)世界平和研究所の「憲法改正試案」


また、上の5/2産経記事にあるように、あの戦後レジーム脱却法の施行までもう700日余りしかありません。7日に1回だけ真剣に考えて何かを発言しても、あと100回しかそのチャンスがないということになります。


現に、5/1には、新憲法制定議員同盟(※後段に名簿引用)の初回大会が開催されています。


この2年という日程感を後期高齢者医療制度でのアナロジーで考えてみます。

後期高齢者医療制度が法制化されたのは、2006年とコイズミ政権下の国会(医療制度改革法)で 、それから2年経ってその重大さに市民が気づかされることになりました。

Wikipedia 後期高齢者医療制度

後期高齢者医療制度(こうきこうれいしゃいりょうせいど)とは、75歳以上の高齢者等を対象とする、他の健康保険とは独立した日本の医療保険制度。制度施行は2008年4月1日。

国の医療制度改革の一環として「健康保険法等の一部を改正する法律」(平成18年6月21日公布)により従来の老人保健法の題名を「高齢者の医療の確保に関する法律」とし、その内容を全面改正する中で後期高齢者医療制度を規定している。


さらにさかのぼれば、2003年の「健康保険法等の一部を改正する法律附則第2条第2項の規定に基づく基本方針」があり、官房長官主催の懇談会が行われています。


参考:

◆2006年4月資料(参議院サイトより)
四半世紀ぶりの高齢者医療制度の大幅見直し~医療制度改革関連法案~  (PDF)
厚生労働委員会調査室 佐藤研資


◆2006年10月厚生労働省資料

第1回社会保障審議会
後期高齢者医療の在り方に関する特別部会
平成1 8 年1 0月5日 資料2-1

後期高齢者医療制度の概要  (PDF)


さすがにこのことを当事者だけのことと無関心でいられる人は少ないでしょうけれど、さらに国民投票法(改憲手続法)が施行されることには、現在起こっている事態を上回る混乱を含み、ないがしろにされるのは、日本居住者のうちわずか数%を除いたほとんどの人になります。


~~~


ガソリン税が1ヶ月正常化したという「混乱」?を野党のせいにした人たちは、改憲できないのも他人(野党のサボタージュ)のせい、と恥ずかし気もなく語っていて、呆れます。

時事ドットコム 2008/05/03-18:19

自民、憲法審査会開催を=民主「議論の環境にない」

 与野党の幹部らは3日、憲法記念日に合わせて開かれた集会などで、改憲問題への立場をそれぞれ表明した。自民党は衆参両院の憲法審査会の早期始動を要求。民主党は、与野党が全面対決する現状での論議を否定。共産、社民両党は改憲に重ねて反対した。
 自民党憲法審議会会長代理の船田元氏は、新憲法制定を求める団体が都内で開いた集会で、「(民主党は)政権担当能力があると言うなら、公党間で約束した改憲論議をちゃんとやってほしい」と述べた。小池百合子元防衛相も「(改憲論議が)空転しているのはサボタージュだ」と民主党を批判した。
 一方、同党の山岡賢次国対委員長は那覇市内で記者団に対し、与党による改正租税特別措置法の衆院再可決や福田内閣の支持率低落に触れ、「とても議論する環境ではない」と語った。

余談ですが、この時期、こんな通報がありました。


> 国、死に給うなかれ 国家なくして日本なし渡部昇一著
> 徳間書店5月20日税込価格:1,680円ISBN:9784198625306
> こんなだらしない日本になったのは日本人が国家観を見失って
> しまったから。国家再興に向けて日本人に贈る警世の書。
> #「国家なくして日本なし」って日本語として成り立たない
> ように思うんだけど、これってどうなんでしょう。


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(※)

NPJの新憲法制定議員同盟の名簿を引用します。
http://www.news-pj.net/siryou/siryou/shinkenpouseiteigiindoumei.html

会員全員分は、週刊金曜日に掲載されています。上に登場した妄言の元防衛相も当然会員です。


新憲法制定議員同盟 2008.3.4総会


【会長】 中曽根康弘(元)

【会長代理】 中山太郎(自民・衆院)

【顧問】
[衆院]
海部俊樹、中川秀直、丹羽雄哉、中川昭一、瓦力、山崎拓、☆安倍晋三、☆伊吹文明、☆谷垣禎一(以上自民)、☆鳩山由紀夫(民主)、綿貫民輔、☆亀井静香(以上国民新)
[参院]
青木幹雄(自民)、元職=塩川正十郎、奥野誠亮、森下元晴、上田稔、倉田寛之、関谷勝嗣、片山虎之助、 ☆粟屋敏信、☆葉梨信行、谷川和穂

【副会長】
[衆院]
津島雄二、古賀誠、野田毅、島村宜伸、深谷隆司、与謝野馨、高村正彦、二階俊博、町村信孝、額賀福志郎、大野功統、斉藤斗志二、杉浦正健、森山眞弓、堀内光雄、☆臼井日出男、☆石原伸晃(以上自民)、☆前原誠司(民主)、平沼赳夫、☆玉沢徳一郎(以上無所属)
[参院]
☆藤井孝男、 ☆尾辻秀久(以上自民)、☆田名部匡省、☆渡辺秀央(以上民主)、山東昭子(無所属)、元職=小野清子

【副会長兼常任幹事】
[衆院]
保岡興治、鳩山邦夫、大島理森、船田元、金子一義(以上自民)
[参院]
鴻池祥肇、☆泉信也(以上自民)

【幹事長】 愛知和男(自民・衆院)

【副幹事長兼事務局長】 柳本卓治(自民・衆院)

【副幹事長】 中曽根弘文(自民・参院)

【常任幹事兼事務局次長】
[衆院]=☆平沢勝栄(自民)
[参院]=林芳正、岡田直樹(以上自民)

【常任幹事】
[衆院]
☆松原仁(民主)、☆下地幹郎(無所属)
[参院]
☆谷川秀善、☆中川義雄(以上自民)、☆亀井郁夫(国民新)、元職=飯田忠雄、永野茂門

【監事】 萩山教嚴、木村太郎(以上自民・衆院)

☆は新。元は元職

全員の名簿が掲載されている、現在発売中の『週刊金曜日』:


週刊金曜日 2008年5月2日・5月9日合併号 『まるごと憲法特集


080502週刊金曜日表紙


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