映画「靖国 YASUKUNI」の各地での上映中止という事態にあたって、核廃絶を提唱しながらほぼ1年前、銃撃により亡くなった長崎県長崎市の伊藤一長市長の長崎平和宣言を再掲します。
この宣言は、ひとえに核の問題であるにとどまらず、科学が人の生命と尊厳を踏みにじる広範な可能性に対し警鐘を鳴らすものであるようにも思います。
2007-04-17 弊ブログエントリー
『銃撃された伊藤市長の「長崎平和宣言」
』より引用:
長崎市公式サイトより 長崎平和宣言
「人間は、いったい何をしているのか」
被爆から61年目を迎えた今、ここ長崎では怒りといらだちの声が渦巻いています。
1945年8月9日11時2分、長崎は一発の原子爆弾で壊滅し、一瞬にして、7万4千人の人々が亡くなり、7万5千人が傷つきました。人々は、強烈な熱線に焼かれ、凄まじい爆風で吹き飛ばされ、恐るべき放射線を身体に浴び、現在も多くの被爆者が後障害に苦しんでいます。生活や夢を奪われた方々の無念の叫びを、忘れることはできません。
しかし、未だに世界には、人類を滅亡させる約3万発もの核兵器が存在しています。
10年前、国際司法裁判所は、核兵器による威嚇と使用は一般的に国際法に違反するとして、国際社会に核廃絶の努力を強く促しました。
6年前、国連において、核保有国は核の拡散を防ぐだけではなく、核兵器そのものの廃絶を明確に約束しました。
核兵器は、無差別に多数の人間を殺りくする兵器であり、その廃絶は人間が絶対に実現すべき課題です。
昨年、189か国が加盟する核不拡散条約の再検討会議が、成果もなく閉幕し、その後も進展はありません。
核保有国は、核軍縮に真摯に取り組もうとせず、中でも米国は、インドの核兵器開発を黙認して、原子力技術の協力体制を築きつつあります。一方で、核兵器保有を宣言した北朝鮮は、我が国をはじめ世界の平和と安全を脅かしています。また、すでに保有しているパキスタンや、事実上の保有国と言われているイスラエルや、イランの核開発疑惑など、世界の核不拡散体制は崩壊の危機に直面しています。
核兵器の威力に頼ろうとする国々は、今こそ、被爆者をはじめ、平和を願う人々の声に謙虚に耳を傾け、核兵器の全廃に向けて、核軍縮と核不拡散に誠実に取り組むべきです。
また、核兵器は科学者の協力なしには開発できません。科学者は、自分の国のためだけではなく、人類全体の運命と自らの責任を自覚して、核兵器の開発を拒むべきです。
繰り返して日本政府に訴えます。被爆国の政府として、再び悲惨な戦争が起こることのないよう、歴史の反省のうえにたって、憲法の平和理念を守り、非核三原則の法制化と北東アジアの非核兵器地帯化に取り組んでください。さらに、高齢化が進む国内外の被爆者の援護の充実を求めます。
61年もの間、被爆者は自らの悲惨な体験を語り伝えてきました。ケロイドが残る皮膚をあえて隠すことなく、思い出したくない悲惨な体験を語り続ける被爆者の姿は、平和を求める取り組みの原点です。その声は世界に広がり、長崎を最後の被爆地にしようとする活動は、人々の深い共感を呼んでいます。
本年10月、第3回「核兵器廃絶-地球市民集会ナガサキ」が開催されます。過去と未来をつなぐ平和の担い手として、世代と国境を超えて、共に語り合おうではありませんか。しっかりと手を結び、さらに力強い核兵器廃絶と平和のネットワークを、ここ長崎から世界に広げていきましょう。
被爆者の願いを受け継ぐ人々の共感と連帯が、より大きな力となり、必ずや核兵器のない平和な世界を実現させるものと確信しています。
最後に、無念の思いを抱いて亡くなられた方々の御霊の平安を祈り、この2006年を再出発の年とすることを決意し、恒久平和の実現に力を尽くすことを宣言します。
2006年(平成18年)8月9日
長崎市長 伊 藤 一 長
昨今アメリカが核兵器保有国として「警戒」している国々は、1953年のアイゼンハワーのAtoms for Peaceキャンペーンで核の平和利用のためにアメリカからの技術供与を受けた国であることに注目すべきでしょう。
(情報源:『正力・原発・CIA』)
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また、帰りが遅くなりましたが、これから電子投票の件で民主党とその幹部に意見を送ろうと思います(※)。
2つ前のエントリーでも少し触れたように、システム構築の発注元の要求仕様を集め、それを分析する段階で十分なセキュリティ要求が取り込まれていなければ、たとえ「後から改ざんできないようにする機能」が名目上盛り込まれていたとしても、たとえば後から個別のメモリカードのデータを改変することを防止できるだけで、全体を開票し集計する段階でのシステムの堅牢性は保障されるものではない可能性もある、という点を強く危惧します。
そうした点に思いを寄せない限り、
・電子投票は改ざんの恐れがあるのではないですか?
・素人は何も知らないで反対するから困りますね。技術的にそこはクリアですよ。
といった、完全なるすれ違いが繰り返されるだけです。
当然、技術的な改ざん防止の手段は世間にはあります。
ただし、問題はヤマボウシさんがコメントで書いてくださった以下のような点に根ざす、と見る必要があります。
(コメントなどへのリプライが遅れています。。皆さま、ほんとうにありがとうございます)
■耐震偽装事件の教訓
耐震偽装事件では、国土交通大臣認定構造計算ソフトウエアそのものが計算結果を改竄可能であったことが最大の元凶(ちょうど今、山口で国会議員に立候補している人的元凶とは別に)であったわけですが、これを教訓にしないと、投票結果を改竄可能な自治大臣認定投票集計ソフトウエアなんてのが出来かねませんね。
ヤマボウシ 2008-04-14 03:57:24
(※)村野瀬玲奈の秘書課広報室
2008-4-14
(略)
民主党に意見を届けたいと思う方は、おとといの記事 をもう一度ごらんのうえ、4月16日(水)の民主党内のネクスト内閣会議に間に合うように、民主党幹部に今日中に。(民主党のネクスト内閣の会議は毎週水曜日だそうですので。)
■投開票プロセスを不透明にする危険性のある電子投票の導入プロセスも不透明なようです。それでは民主主義は危うくなります。
http://muranoserena.blog91.fc2.com/blog-entry-688.html
■民主党 幹部 名簿 (2007年9月10日更新)
http://muranoserena.blog91.fc2.com/blog-entry-7.html
上記に電話・fAX・メールでの連絡先がまとめられています。
時間は限られています。
※see21さんのまとめも引用させていただきます。
現政権に「ノー」!!!
2008年04月14日
(略)
◆小沢『次の内閣』 一覧
http://www.dpj.or.jp/seisaku/unei/cabinet.html
◆米国で実際に使用されている電子投票システムに重大な脆弱性
http://internet.watch.impress.co.jp/www/article/2003/0725/vote.htm
◆電子投票装置は改ざんが極めて容易 プリンストン大学研究所による報告書
http://eigokiji.justblog.jp/blog/2007/12/post_16f7.html
◆電子投票を次期衆院選から導入へ 与党、民主が合意
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/071206/stt0712061823003-n1.htm
◆「電子投票は不正操作があると思いますか」結果
http://www.yoronchousa.net/result/3248
◆2004年大統領選挙:電子投票の激戦州で異様なブッシュ票
http://www.asyura2.com/07/senkyo44/msg/977.html
◆逢坂誠二の個人サイト
(電子投票に反対の意を持つ民主党議員)
http://www5a.biglobe.ne.jp/~niseko/
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引き続き、柏崎刈羽原発停止への署名↑をお願いいたします。
被災された方々の不安と風説被害に心よりお見舞い申し上げます。
「運転再開は白紙」と所長が年頭会見で強調されたそうですが、動向を見守りたいと思います。
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