池袋の暴走事故に想う | 我楽多車庫(ガレージガラクタ)

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昔国産車ディーラー勤め、現在は自営業主です。

本日19日午前、東京の池袋で悲惨な事故が起こりました。

当初のニュースでは、

ゴミ収集車と乗用車が衝突し、歩行者を巻き込んだ

とのことだったので、車同士が衝突したはずみで歩行者の方に飛ばされて巻き込んでしまったものと思っていました。

ところが。

事故から数時間経った現在の最新情報では、

乗用車が暴走し、横断歩道でまず一人をはね、さらに先の横断歩道で複数の歩行者をはね、ゴミ収集車に衝突して停止したという内容に変わりました。

それって乗用車の暴走事故じゃないか。

何台かの自転車も巻き込まれたそうで、そのうち一台は若いお母さんとお子さんが乗っていたようです。

ニュースの画像を見て震えが止まりません。
自転車のフレームが切断され後ろ部分がありません。
画像は毎日新聞のニュースからお借りしました。

これにその親子が乗っていたのでしょうか?
それとも最初にはねられた方の自転車でしょうか。

かなりのスピードで衝突されたことがわかります。

お子さんの自転車用ヘルメットが道路に。
画像は毎日新聞のニュースから。

乗用車を運転していたのは87歳の高齢者だそうです。

高齢者というだけでダメだということは無いのですが、事故はどうして起こって、いや何故車を暴走させたのでしょうか?

どんな機械でも人の操作で動きます。

車が勝手にエンジンをかけ、自ら暴走することはありえません。

どうしてそんなことになってしまったのか。

暴走車による自転車の事故というと、どうしても忘れられないことがあります。

それは僕がまだ高校に入学したての頃。

中学校の同級生が帰宅時に高校の正門前で暴走車に轢かれて亡くなりました。

運転手は自動車専用道路でなければ国道などの大通りでもない普通の道で、80キロ以上のスピードでRV車を走らせ、同級生を轢き殺したのです。

同級生は、暴走車によって手足を引きちぎられ…

即死でした。

高校に入学したばかりで。

まだまだこれから楽しいことがたくさん待っているはずだったのに。

突然誰にも別れも告げられず、不本意な状態で人生を終わらせられたのです。

中学3年生の時、同級生はとても癖のある字を書くためそれは受験の際にマズイだろうとクラスのみんなで心配しました。

本人も普通に書けるようにと、毎日努力していました。

それで無事高校に進学したというのに。

同級生の入学した高校は僕の高校とは別でしたが、二校とも通っていた中学校とは目と鼻の先にある地元の学校です。

実家で働いている僕は、今でもその事故現場をよく通ります。

通るたび、彼の無念さに心苦しくなり、手を合わせて通過します。

そして彼の生涯は16年で終わってしまったけれど、僕はそれより随分と生きてしまった。

僕は天国にいる君から見られて恥じないで済むような毎日を送っているかな?

まだまだだよね。

申し訳ない。

もう少しだけ、こっちで頑張ってみるよ。

そんな風に心の中で彼に話しかけているのです。

池袋の事故では、巻き込まれた若いお母さんとお子さんが心肺停止だそうです。

他にも重軽傷者が沢山出てるとのこと。

なんとか回復されますように願っています。

補足
残念ながら重体だった若いお母さんと、女の子は亡くなられたそうです。

ご家族様にはお悔やみ申し上げ、ご冥福をお祈りいたします。

補足
乗用車の運転手はアクセルが戻らなくなったと証言したそう。

それが事実だとしたならば、おそらくフロアカーペット(マット)がずれてアクセルを巻き込んで踏み込んだ状態で固定されてしまったのでしょう。

以前も同型のプリウスで同様の事故がありました。

偶然でしょうか。

ちなみに僕のアリオンは、純正フロアカーペットを使ってますが、前にズレやすいです。

前回のプリウスの事故では、純正フロアカーペットの上にゴムか何かの社外マットを被せていたそうです。