フジゲンのピックアップとヒストリー | るぅてし屋 パート3.1

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島村楽器オリジナルブランド、レイドバックのレスポールタイプのピックアップを交換する話の続きです。

ピックアップ交換が出来たところから。
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弦も張り替えました。

しかしこの虎目、綺麗です。
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中古で8千円で買ったなんて信じられますか?

新品でも2万円台だって言うのだから島村楽器さんの企業力はすごいですね。

さすが日本一の楽器販売店。

ヘッドです。
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ヘッド裏です。
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ペグはグローバータイプの無印品。

若干まっすぐ揃ってないのは愛嬌。

でもこのペグがスムーズで実に感触がいい。

取り付けビスが4本バカネジになっていたので、ねじ山に木工用ボンドを塗布してねじ留めします。

ボンドが音を変えてしまうことも考えるとあまりその方法は使いたくなかったのですが、ペグが固定できていない方がもっと悪いからね。

張る弦はこれ。
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島村楽器オリジナルブランドのヒストリー。

はい、気づきましたか?
ここまででなんか面白いブランドのつながりがありましたね。

説明しますとまず、島村楽器オリジナルブランドにはヒストリーという最も高級な価格帯のブランドがあり次がクールZ。

でレイドバックはその次の上から三番目のブランドとなります。

最上級ブランドのヒストリーと、一つ下のクールZを製造しているのはあのフジゲン。

レイドバックはおそらくフジゲンではなくアジアのどこかで製造されていますね。

で、レイドバック純正のピックアップもやはりアジアのどこかで製造されていると思います。

先日クールZのレスポールタイプを購入しましたが、ヒストリーとクールZの製造はフジゲンなのに、ピックアップが島村楽器オリジナルブランドのルイスというものが付いています。

どちらもペグやブリッジのハードウェアはメーカー品が使われているので、ピックアップさえフジゲンのものに交換すれば、フジゲンブランドのギターと見た目の仕様は変わらなくなります。

ヒストリーのレスポールタイプを入手した際にフジゲンのピックアップも入手していればそうしたのですが、ギブソンの基盤ピックアップと、古いグレコのドライを取り付けてしまいました。

クールZのピックアップにはルイスのP90タイプが載ってますが、これはハムバッカーとは比べ物にならないくらいいので、交換はしません。

で今回入手した島村楽器三番めのブランドレイドバックのレスポールタイプですが、これはフジゲン製造ではないとわかっていてあえて新たに入手したフジゲンのピックアップを取り付けたんですね。

なんだかやってる意味がわからなくなってきましたが、とにかくピックアップを換えたかっただけです。

で、そのレイドバックにヒストリーの弦。
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ネットでも評判のいいこの弦。

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1-3弦にハイカーボンストレート線、4-6弦には六角芯線にニッケル巻き。

これ、巻く時から感触が違う。
コシが強いと言うか、それでいて巻きやすい。
ベグのポストに巻く時グッと力を入れればしっかりカタがつきます。

表面も滑らかで滑りやすい。

なんだろう、この弦、昔どこかで使ったような、懐かしい様な。

ああ、これヤマハ純正弦に似てるんですね。

近所のレコード屋さんでもバラで売っていてどこでも簡単に買うことができたヤマハのエレキ弦。

当時はそれが当たり前だったので国産の高品質弦という認識はなかったのですが、近年は国産ブランドでも普及価格帯の弦は全てアジアの製造となっており、もちろんエントリーブランドのギターには必要最低限の品質でしかないそんなアジア製造の弦が張ってあります。

ピックアップも換えたので弦だけの違いを言い当てるのは難しいですが、昔のヤマハの国産弦みたいと言えばわかるでしょうか?

さて、実はレイドバックについていたピックアップも、かなり良かったんですね。

バランスが良く全帯域が素直に出る。
パワーが突出してるわけでもなく、ピッキングハーモニクスが出やすいわけでもないのでヘヴィーメタル向きとは言えないものの、この価格帯には十分すぎる合格点もの。

どんなものか外したものを見てみます。
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裏側はクラシックな感じがします。

PFA4N(B)-ZFとあります。

ここから読み取れるのは、まず最後につくZFはゼブラピックアップのことらしいです。

で、頭のPFAは、ズバリPAFの文字を入れ替えただけでしょうか。

数字の4を一つ飛ばしてNはネック、Bはブリッジのこと。

じゃあ4は?

考えられることは2つあります。

一つめは単にメーカーの通し番号。
開発製造順に付けた番号。

もう一つの説は、使用しているマグネット。
アルニコ4なのでしょうか。

見た目は既に書いた様にゼブラタイプ。
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昔フジゲンが販売していたオリジナルブランドのアンボイにはゼブラタイプが付いていましたから、もしかしたらそれと同じものかと思ったのですが、アンボイのポールピースは見た目の直径がやや小さく貧弱な感じがするのでこれは違いますね。
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抵抗値はリア8.24キロオーム。
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フロントは7.69キロオーム。
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で、肝心な音です。

交換したフジゲンのピックアップと比べたところ、むしろこっちの方がパワーがあってびっくり。
いや、フジゲンのパワーのなさにびっくりしたんですね。

フジゲンのEHO-5Vというピックアップですが、マグネットにアルニコ3をつかっているそうなんです。

アルニコ3はギターのピックアップに使われるアルニコで一番パワーがないらしい。

なるほど。

でそのフジゲンピックアップのウリはロングサスティンとバランスの良さだそうです。

ここまできてレイドバックのPFA4N(B)-ZFピックアップとフジゲンのEHO-5は、両方ともPAFタイプじゃないかと気づきました。

で、ヒストリーのレスポールタイプのフロントに古いグレコのドライを付けたことを思い出しました。
(ドライのリアは後にビーイング系アーティストとなった同級生のH君に譲ってうちにはないのです)

古いドライは国産PAFと言われる程の高品質ピックアップです。

ですぐにヒストリーのフロントの音を出してみました。

ああ、さらにこちらが上でした。

つまり、ヒストリーにフジゲンのピックアップをつけるのではなくドライで良かったということ、さらに同じ島村楽器ブランドのラインナップで、僕のヒストリー&ドライとレイドバック&フジゲンを比べたら、あきらかにヒストリーの方がいいということ。

ならばわざわざフジゲンのピックアップを手に入れて取り付けたレイドバックのレスポールにもはや存在意義はないのか?

同じ仕様で同じ音の傾向のギターが複数あるとはっきり優劣がついてしまいますね。

しかもレイドバックはネックが一部弓なりになっているし。
このギターのウィークポイントなのか、見かけた中古品は全てこうなってしまってました。

ピックアップの話に戻しますが、車で言うと同じセダンであるカローラやサニーにどれだけいいパーツを後付けしてもさらに上のセダンであるロールスロイスには敵わないっていうのと同じだな。

いや、メーカーをあわせるから、センチュリーやプレジデントと言うべきか。

ま、レイドバックは虎目が綺麗なのが救いです。