出張作業は毎度お馴染みウチダカーワールドのダイナパックをお借りして、LINK ECUの現車合わせセッティングして来ました。
車両はこの間仕様変更&メンテナンスをしたAE86。内容は以前のブログに書いてありますが、オイル漏れも酷かったのでエンジン周りのメンテナンス作業しました。
エンジン本体はオドメーターでは26万キロのAE86エンジンで分解した形跡有りませんでした。ピストンはAE86ノーマルでヘッドガスケット交換時にカーボンは除去しました。シリンダー上面はしっかり面出ししてTRDの0.8ミリのヘッドガスケットに交換。ヘッドはオーバーホールしてバルブ擦り合わせしました。
元々入っていたHKSの264、264カムは続投して、バルブタイミングは当社のノウハウに基づいて再調整しました。
エンジン本体は状態は良さそうでしたので、オドメーターの距離そのままなら、油脂類のメンテナンスしっかりしておとなしく大事に使用していたか、もっと走行距離の少ないエンジンに積み替えてある感じですかね。
吸排気は今回AE111の4スロをナカヤマレーシング製のアダプター使用して取り付けしました。エキマニはエルリッチ製でSARDのスポーツ触媒にエルリッチ製60Φデフ下マフラーの組み合わせ。
制御は元々ハイカム仕様なのに純正ECUでしたので、流石に調子悪かったと思います。
今回、エンジンハーネス新規製作して、LINK MONSOONX制御に変更。シーケンシャル噴射仕様でダイレクトイグニッション化しました。
気温も湿度も低くて条件良いですね。
ダイナパックで回転固定しながらマッピングしていきます。
ダイナパックtcf1.0で131.7馬力でしたので、シャシだと158馬力位ですかね。予想よりも良かったですね。街乗りメインとの事とギア比もノーマルなので、ピークパワーよりも乗り易さ重視のセットアップです。ヘッドガスケット交換で圧縮が上がってハイカムの本領発揮した感じですね。
トルクも良い感じにフラットですね。中間がフラットにトルク出ているので、扱い易い特性になりました。
ISCV制御なのでアイドリングの安定感もバッチリです。冷間始動から暖気補正、電動ファン制御、各アイドルアップの設定まで細かくセッティングしてます。