AE86 ヘッドガスケット交換 | GARAGE-ANNEX

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ヘッド降ろすとこんな感じ。純正のヘッドガスケットは劣化激しいですが、ガスケット抜けの形跡は無いですね。


ヘッドガスケットの劣化でガスケット抜けしてしまうと、シリンダー上面が腐食してしまい、機械加工で面研しないと再使用出来ない事が多いですね。


今回は車載での交換ですので、砥石でシリンダー上面の面出しを試みます。




砥石は使用する素材や場所によって色々な種類を使い分けています。


シリンダーからノックピン外します。大きい砥石で低い部分には砥石掛けない様に注意しながら、ボルト穴周りの高い部分を落として行きます。高い所が落ちると低い所に砥石が当たり始める様になりますので、途中ストレートエッジで確認しながら面出しして行きます。



歪みの測り方は、測りたい所にシックネスゲージ置いてその上にストレートエッジ乗せてシックネスゲージが引けなければOKです。ストレートエッジ置いて隙間にシックネスゲージ押し込むのでは正確にには分からないと思います。


シリンダー間、ボルト穴間全て計測します。0.04のシックネスゲージ全く引けないので問題なさそうですね。




ガスケットカスや、カーボン清掃する時は掃除機使いながら、水穴に落とさない様に注意して清掃します。トップリング上のカーボンも清掃して、新品のノックビン打ち込んでシリンダーの方は準備完了です。上面の腐食が進んで無くて良かったです。このタイミングでガスケット交換して正解でしたね。