無事に下山して日御碕神社に

戻ると既に太陽は西に傾いてました。

 

日が昇る東の伊勢神宮、

日が沈む西の日御碕神社と

謳われるだけあり、夕陽を浴びる、

境内はとても神秘的でした。

 

本来、逢う魔が時は魔の出る刻。

しかしこの聖地は月読命が守る聖地。

黄泉と現世を繋ぐ、入り口になって

いるのかもしれません。

 

奇しくも僕が修行をしたイギリスの

聖地グラストンベリートーアもまた

「冥界の入り口」と謳われています。

 

そしてグラストンベリートーアの

もう一つの名はセントミカエルの塔。

 

 

ミカエルは日本神道の素戔嗚と同神で

同じく竜を退治する神としても知られていて

不思議な符号はいくつも続きます。

 

 

宮司様の奥様に無事に参拝を

終えた事を伝え、勇気を出して

巨石についても質問してみました。

 

すると奥様は最初、少し驚いて

その後、含みある笑みを浮かべて

巨石について話してくれたのです。

 

日御碕神社の宮司は代々、素戔嗚の

純血を受け継ぐ出雲族の子孫であり

巨石は世襲制で98代受け継がれる

私たち宮司の先祖のお墓なんです。と。

 

うおおおおおおっ!!!

凄すぎる!!!

 

まさに此処に来るべくして導かれ

そして素戔嗚の子孫の方に貴重な

お話を伺えるという奇跡の縁!!

 

月読神社からの下山中に聞こえた

「声」の「神聖なる我が子達」と

いう言葉との完璧な符号!

 

黄泉の山を静かに守る月読尊。

もしかすると声の主は月読尊

だったのかも知れません。

 

ストーンヘンジが古代は墓として

重要な意味があったように、あの

場所もまた神聖な霊山だったのです。

 

少し歴史を紐解いてみましょう。

 

出雲族には著名な家系が二つ。

 

地祇(ちぎ)系に属する国譲りを

行った素戔嗚の子孫の一族と

 

杵築大社(現:出雲大社)の祭祀を

司った出雲国造りの家系である

天穂日命(アマノホヒ)の子孫、

天孫系の一族です

 

そして僕がお会い出来たのは勿論、

前者、国譲りの一族の方々なのです。

 

あれほど夢見ていた念願の出雲大社。

 

しかし、国造りの一族が守っている

出雲大社にはそれほどの力を感じられず

 

これまで出雲大社に関わりある人間に

全く良い印象がまるでなく(笑)

何故かこれまで一度も出雲との縁が

なかった理由が此処で明らかに!!

 

国譲りの一族が今もなお守り続ける

日御碕神社にこそ強いエネルギーを

感じた事も、全て必然だったのです。

 

全身鳥肌。本当に感謝しかない。

 

そして改めて考えさせられました。

 

あの聖域はあくまで個人のお墓であり

むやみやたらに観光気分で、しかも

断りもなく足を踏み入れて良いような

場所ではないのだという事を。

 

なので、もしブログを見た読者の方で

参拝してみたい!と思っている方は

まず宮司さんの許可を得て、参拝の

際には細心の注意と敬意を払いましょう。

 

後ろ髪を引かれつつ日御碕神社を

あとにして、星野リゾートへ。

 

素敵すぎるロケーション♪ 

 

 

食事も絶品、スタッフの方々の

隅々まで行き届いたサービスはさすが

星野リゾートって感じでした(・∀・)

 

そして食事後にはなんと!

偶然にも素戔嗚が竜を退治する

出雲神事 闇神楽 オロチの演目が!!!

ほんと・・出来過ぎでしょ(笑)導かれてるなぁ。
 
苦戦する素戔嗚。
 
しかし、見事にオロチの首を刎ね
トドメの一撃!なかなかの迫力!
素晴らしい演目でした(・∀・)
 
そして出雲ラストの1日へと続く!