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すぎなに露がいっぱいに置き
美しくひらめいている。
新鮮な朝のすぎなに。
随筆「秋田街道」・宮沢賢治
moring dew 朝露
忙しい毎日のなかでも
ふと足を止めてまわりを見る時間を
努めて持つようにしています
そのふとの時間が
一日に三十秒あったとして
一か月で十五分
一年にしても三時間にしかなりません
けれど
その三十秒が人生にもたらす感動は
はかり知れないものだと思います
アスパラガスの花
ふと視線を落とした足もとに
小さな花が咲いていることもあれば
その花に虫が来ていることもあります
そして朝なら
あたりいちめんの草🌱が
きらきらと光る露のしずくを
いっぱいにまとっていることもあるでしょう
草の葉🌱に光る水滴を
わたしたちはひと口に露と呼びますが
正確には
露といえば結露によるものを指し
主に夏の終わりごろから
冷え込んだ朝に見られます
いっぽう
賢治がここで露と書いているのは
水孔溢水と言い
夜のあいだに植物体から排出された水分です
朝早く
お日さまが昇る前に草の葉🌱を見ると
無数の水滴が織りなす静謐な美しさに
目を見張らずにはいられません
お日さまが昇って
あたりの温度が上がり始めると
たくさんの水滴は
ふるふると小刻みに動き出し
虹色の光を放ちながら
少しずつ蒸発してゆきます
ふと足を止めた
その足もとにも
極上の瞬間は存在しています
アルケミラモリス
露つゆ・ロ
[意味]
大気中の水蒸気が水滴となって
物体の表面についたもの
わずかなこと
はかないこと
なみだ
うるおす
うるおう
あらわれる
すこし
[字源]
雨とつらなる意の路とから成り
連なり並ぶ水粒で露の意を表しています
『古今集』などによると
古(いにしえ)の人たちは露を
美しい玉に見立てていたようです
露を木々の葉を紅葉🍁させるものとして
詠んでいたようです
また露をはかない命のたとえにしたり
人生の無常のシンボル(露の世・露の身)
にしたり
秋🍂のもの悲しさと
消えゆくはかないものを
露に見立てたりしていました
草花に水をやるのは
如雨露(じょうろ/如露とも書きます)
ブリキの柄先に穴🕳️をあけて
雨露のように水をまく道具で
夏の日には涼しげでした
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こんばんは✨✨✨✨
光のかけら☆に 触れて下さって
ありがとうございます
巷は三連休🌱ですが
乱蔵🐯は日曜日だけのお休みでした☕️
明日からの仕事もふとした瞬間に
気づく日々を過ごせたらと思います
先日