林です。

いま、ちょうど計画停電の時間に入りました。(3グループ地域にいます)
皆が事前に知ったうえでの停電というのはまた町の様子が違います。
当たり前ですが、どこか必要以上に落ち着いているというか、人の体温を感じるというか、、

日を追うごとに震災の被害の凄まじさを目の当たりにし、原発という人類が生み出した文明
の産物に逆に足元をすくわれようとしているこの瞬間、いま個人でできることは何か、また
会社を通じてできることは何か、それをずっと考えながらここ数日活動しています。

微々たる額ではありますが、義援金も送らせて頂きました。
被災地の皆様に一刻も早く安堵の日が訪れることを心よりお祈りするばかりです。



さて、世の中暗いニュースばかりではなく、明るいご報告もたまには!


先日、予想もしない方からの問合せを頂戴しました。
送り主は某大学ビジネススクールの方で、弊社の概要、ビジネス内容について研究を
されたい、とのこと。最初は??でしたが、本日改めてメールを頂戴して分かりました。

なんと、「電通鬼十則」の作者であり、早稲田大学大学院アジア太平洋研究センター講師、
清水エスパルスアドバイザーで広告革新塾主宰の 植田 正也  先生からでした。

最初は自分の目を疑いましたが、こちらによると確か です。

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広告マンと広告会社の未来のヒント
広告マンと広告会社が、混沌としている。千路に乱れている。不安にさいなまれている。
それは、「広告の時代は、終わった」のに終わったと思えないことに原因がある。

(ただ、広告の時代が終わったというのには、多少の説明が要る。あくまで
 広告ビジネスが、儲かる時代ではなくなったという意味である。広告は未来永劫
  なくならない。)

広告マンと広告会社は、ビジネスを広告でするためには変わらないと生きていけない。
広告マンと広告会社の不安の多くと混沌は、この迷いから来るのである。
特にその戦機が、見えないことが大きい。目に見えない変化による不安であるのだ。

この広告マンと広告会社の先行きに対する不安を解決するヒントを紹介しよう。
それは次の会社を研究することだ。

1.WAG (伊藤美恵社長)
2.CIA (シ・ユー・チェン社長)
3.サムライ (佐藤可士和社長)
4.インテクレイト (藤田泰人社長)
5.フルスロットル (林寛樹社長)
6.777interactive (福田敏也社長)
7.projectior (田中耕一郎社長)
8.rhizomatiks (斉藤精一、真鍋大度、千葉秀憲)

(植田正也)

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植田先生は自身のブログにて広告業界の行く末を案じておられました。
私も弊社立ち上げ直後からブログは拝読しておりました。

元IT業界にいた身からすると、おっしゃっている内容は至極当たり前のことのように最初は感じ
ましたが、それができていないIT企業はことごとく今厳しい状況に追いやられています。それは
広告業界も同じことのようです。要は、決まりきった商材を決まった価格で数捌くビジネスの形
は終焉を迎えている、言い換えれば大量生産大量消費の時代は終わっているということ。そし
て今はクライアントニーズに応じた「価値ある唯一のソリューション」を提供できる企業こそが生
き残れる時代。ダニエルピンク氏、大前研一氏の言葉を借りれば「感性の時代(ハイコンセプト
エイジ)」に突入しています。同じサービスを提供したとしても他よりも付加価値が感じられなけ
ればそのサービスは消費者には受け入れられない、クライアントには認知してもらえません。
消費者(B2C)またはクライアント(B2B)が「今この瞬間に」「何を望み」「何をすることで」「いつ
までに」「どうなりたいのか」そして、最後の味付けとしての「現状とのギャップ差(身の丈)」を
認知した上で、十分に練られ提供されるソリューションはもっともお客様にとって「うまい料理」
となるのです。そのどこよりも「うまい料理」を作り上げるのが「ブランディング」という作業です。

弊社フルスロットルはまさに、現在のクライアントニーズ(特に中小企業)に迎合したソリュー
ション、アウトプットをご提供できる唯一の会社であると自負しています。まだ、創業1年足らず
の会社が大見得をきっていますが、本当にそう思っています。表面上似たようなサービスを提
供している企業は数あれど、実質成果を出せているところは皆無に等しいのではないでしょう
か。とはいえ、弊社もまだまだ手探り状態です。というのも、新時代にはまだ突入したばかりで
あり、ユーザーサイドもまだそれに移行しきっていません。ビジネスを進めていく中で、ユーザ
ーに理解・認知して頂ける実績とノウハウを積み上げつつ、平行してユーザーへの報知、浸透、
育成もしていかなければなりません。大袈裟な言い方をすればまさに「布教活動」そのものです。

最近、何かに触れて方向性を見失わなぬよう、モチベーションを失わぬよう、意識して努めて
きました。なぜなら自分が信じて進もうとしている道が正しいかどうか分からないから。しかし、
壁にぶち当たったときに勇気を下さったのが、植田先生のブログ記事でした。


新しい何かを生み出す、自分の信じる道を貫くことは並大抵のことではできません。
しかし、近いうちに植田先生とお会いさせて頂くことで、それを実現するための答えではなく、
大きな「推進力」を頂けるのではないかと思います。



久しぶりに長文を書いてしまいました。
不思議と自然に手が動くんです。
人間というのは、本当に感性の生き物ですね。
改めて再認識しました。


しかるべき日が来るのがとても待ち遠しくもあり、身が引き締まります。
その日はひとつの通過点でしかありませんが、そういう経験を積み重ねて、成熟した企業体と
して、イチ経営者として、新時代のプランナーとして大成できるよう努力を続けていけたらと思い
ます。(半ば、青年の主張のようですね、、w)


では、来るべき日を楽しみに待ちたいと思います。


日本を揺るがす災害にも負けず、今日も全力投球!



いや、しかし世間は真っ暗ですw

ホントに真っ暗です