海に浮いているブイと釣り糸で作った”カメレンゴニ”製作記(回想記) | パーカッショニスト 大表史明 の『ふみ日記』

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太鼓叩き 大表史明 こと『ふみ』のブログ。ライブ情報・作曲活動などをつぶやいてます。


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これは昔作った楽器の写真と日記を元に、
現在からの視点を交えた『回想記』であります。

あれは2011年の夏のこと。


日本在住で、ギニアはアマナ地方、
サンバララ村よりお越しのジェンベ奏者
ソロ・ケイタ氏のワークショップに行ってまいりました。


そして、ワークショップの合間にソロさんが、
ンゴニというしりとりが延々と続きそうな名前の
西アフリカの弦楽器を弾いてくれました。


始めてこの楽器を見たのは、
愛知万博のアフリカ館でした。
確か6弦のものであったと思います。


そしてそのすぐ後にニューヨークに行った時には、
公園で弾いてるアフリカ系の人を見かけました。


前から知ってた楽器ではあったけれど、
僕にとってンゴニはちょいちょい不思議なタイミングや、
不思議な場所で会う、妙に縁のある楽器です。


そして、ソロさんのその繰り返される旋律と歌に心を打たれた僕は
いつも通り、作ってみることにしました。

早速記憶と現物の写真や動画を参考に
大体の形や大きさを決めて、素材を取り揃えました。


以下、レシピです。作りたいと思う人の参考になりますれば。




●材料

海に浮いているブイ(共鳴器であるひょうたんの代用品)

釣り糸 14号、20号、30号(弦の代用品)

ヤギの皮(ひょうたんに張る用)
※後に鹿の皮でも試しましたが、大丈夫でした。

木の棒(ネック、弦通し・ブリッジなど)

竹の棒(持ち手など)

(色々なものを縛る用)

ギターのペグ×12個(=弦の本数)

たいこ鋲(皮止め、装飾用)

スプレー各種(ブイを塗装して、ひょうたんに見せかける用)

etc...


素材探しの難易度は中の上くらいです。




それでは製作開始
まず、ブイを通販で買います。海にもたまに落ちてます。



地球で言う、北半球の半分をそぎ落とし、棒を指します。





そしてブイにひょうたんっぽく色を塗ります。
塗装方法に秘密ありです。
100パーセント科学の力で出来たひょうたんです。



次に制作しますは、
ギターで言う、ネックになるです。
硬くて、かつ若干反る木が理想的。

どういう形でペグ(弦を巻く糸巻き)を取り付けるか
弦の通り道を計算してマーキングし、木を彫ります。




科学のひょうたんに音が抜けるを開けます。




一旦、完成した棒を指してみて
どういう出来上がりになるかシミュレート!

なんとなく形が見えてきました。
ドキドキしますね。




そして、ブイ本体に皮を張る作業です。
失敗は許されません。

まずは、鋲でを止めていきます。
モビルスーツみたいです。

 

オシャレな感じで皮を切り離し、
頭部(?)を河童のように剃ります。

 

その河童に棒を刺します。

 

弦には釣り糸3種を使用。



弦を張っていきます。
 


チューニングして、はい完成!


巨大なカブトムシにも見えます。

 
 

あまりに可愛すぎて、

その後すぐに演奏しに行った
宮古島にも持っていって4日間毎日弾いてました。


空輸されるンゴニ。


宮古島で一緒に演奏させてもらったみんな元気かなぁ。

ンゴニの弦が島の風に吹かれて

ピュー♪~(´ε` )って口笛というか
ホーミーみたいになってて気持ちいいんです。これが。





そしてあれから一年。
この間、猟をする友人から鹿のお肉と皮を頂きました。
肉はカレーになりました。とても美味しかったです。


そして、皮はといいますと、
当然ンゴニになりました。
今でもウチでポロロンといい音色を奏でてますよ。






んごに、にんじん、んごに、にんじん。




しりとりのルールを無視した楽器、
ンゴニ』の巻でした。




おしまい

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