はじめまして、こんにちは

 

このブログは、私の実父の末期がんとその後のいろいろな闘病の間のお話です。

 

父は、2006年に末期(ステージ4b)の大腸がん(余命3ヶ月)を発見され、「開腹手術をしたものの、癌があまりにも大きすぎて、手が付けられなくて何もせずに閉じる」などの絶望的な状況の中から、奇跡を起こし、癌が完治し、その後、抗がん剤の影響による腎不全を発症したものの、これまた奇跡のような出会いとチャンスによって、運よく死ぬことなく、透析治療しながら、2018年6月の今も元気に楽しく過ごしています。

 

 

父のことを最初にご紹介させてくださいね。

 

私の父は、大手食品会社に勤めるサラリーマンで、最後はかなり上の立場まで出世しましたが、定年前に少し体調を崩し(がんではなく別の病気)たために、60歳で定年退職しました。

 

仕事大好き人間で、誰も目をつけないようなところから、売れるものを見つけてきたり、部署を育て上げて利益を出せるようにしたりするのが、得意でした。

仕事はかなりできる人だったと思います。

 

 

この父がかなりの変わり者で、一言でいうと「あまのじゃく」・・・・

誰もが「できない」ということなら、どうにかして「できる」にしてみせるぜ!的な、普通の人の発想とは違うことばかりを思いつくというなんともへんちくりんな人物なのです。

 

 

 

 

ま、そんな変人に育てられると、いろいろ弊害もあるわけで・・・・

 

お正月に定番の「一月一日」という童謡がありますよね。

「年の初めの試しとて~♪」ではじまるあの曲です。

 

この童謡を私は父から教わったのですが、父が教えてくれたのはこんな歌詞でした。

 

年の初めの試しとて~

終わりなき世のめでたさを~

門松ひっくり返して大騒ぎ~

祝う今日こそ楽しけれ~

 

この歌詞が正解だと、父に教えられたままに信じまして、学校で歌っていたら、先生から「ふざけるな」と叱られました。

私は何がふざけているのかわからず、きょとん?

 

・・・・・というようなことが、数知れずあるわけです。

 

 

 

 

そんな父ですから、何か不遇な境遇になることがあっても、「弱音」というものを吐いたこともなく、父の「愚痴」を聞いたこともありませんでした。

 

父いわく、

「口にすることがそのまま叶うから、口にするのは希望があって楽しいことじゃなきゃいけない。」

「願いってのは、できるだけ無茶苦茶に大きなことを願う方がいい。そしたら、途方もないことが叶うんだ。」

だそうで・・・・・・

 

まぁ、変人ですからね、そんな感じです。

 

ネガティブなことを口にするのは極端に嫌だと思っていただけということかもしれませんが・・・・・

 

 

 

 

そんな父ですが、末期のがんを患っても、楽しく前向きに過ごしました。

それは、この父の変人性格のおかげ・・・もあったのかもしれませんが、起きたたくさんの奇跡と、奇跡を起こせる実力の持ち主である名医に出会ったこと、周囲のたくさんの方々の助けと愛情によるものだと思っています。

 

これから、この変人な父のがんとの闘病記をつづっていきたいと思います。

 

 

次は、「がん発覚~名医に出会うまで」を書きたいと思います。

お楽しみに。