「やっときたか。おい貴様名前はなんていう?」
見知らぬ男がそう聞いてきた。
「俺か?俺の名前は四季秋雨だ。お前はなんていう名前だよ」
そう聞くと男は間を開けずに言ってきた。
「ほう。四季家のものか。なら俺の名前は、いつかわかる。それまで楽しみにしておけ」
急いでるようだった。父さんが来たからだろうか。そわそわしている。
「お前天使達か。今日は何をしに来た?」
父さんがそういうと、見知らぬ男は答えた。
「隆一さん。戦争が始まります。その招待状を」
見知らぬ男はそういい。黒い封筒を隆一に渡した。
「とうとう戦争が始まるのか。それだけか用は?」
「はい。それでは失礼します」
そう言うと、見知らぬ男は消えた。父さんが近づいて封筒を渡してきた。
「秋雨。お前にも関係あることだから、読んでおけ。不知火にも言っといてくれるか」
そういうと、見知らぬ男のように消えた。
屋上で一人ぼっちになった秋雨は、不知火に駆け寄った。
「おい。舞、大丈夫か?って傷が無い」
さっきまであったひどい傷が無くなっている
「ふぁー秋雨さんどうしたんですか?そんな驚いた顔をして。あれ傷がなくなってる」
舞姫も驚いてるらしい。さっきよりも元気になっていた。
「それよりも、ちょっと話があるから教室にいかねぇか?」
「お話ですか?いいですよ。」
そういって教室に向かった。
「秋雨さん何か飲みますか?持ってきてあげますよ?」
そう言いながら冷蔵庫を開けた。
「なにか適当にオススメなもので」
適当に言うと、ココアを二本持ってきてくれた。礼を言ってから本題に入った。
「まず、俺がさっき戦っていた見知らぬ男は天使で、この黒い封筒を持ってきた」
封筒を舞に渡した。
「それで父さんとその天使は戦争とか言っていて、知り合いのようだった」
「天使ですか?そんな人がいるんですか。この世の中にね。封筒の中って見ていいんですかね?」
自分も能力者なくせに天使はいないと思ってたらしい
「俺らに関係あるらしいから、いいと思うよ。俺があけようか」
そういって黒い封筒を開けた。中に一枚の紙が入っていた。
「選ばれし者どもへ
1000年に一度の神を決めるゲームを開催する。
選ばれし者に一週間後また手紙を渡す
それまで参加するか決めておけ」
「だってさ。舞、どうする?参加するか?神を決めるゲームってやつに」
冗談まじりで言うと
「私は秋雨さんが参加するなら、私も出ようと思います」
そっちも冗談まじりだった。
「俺次第ってか。まぁ父さんに今から聞いてみるけど行くか?」
そういって舞と一緒に、管理室に行った。
「早いな。もう読んだのか?」
「あぁ。これはどうゆうことなんだ?説明をしてくれ」
「そうだな。お前らは選ばれし者だからな。わかった。まあ座れ」
近くのソファーに座った
「俺も先代から聞いたんだ。先代はそのまた先代から聞いた話だ。1000年前に、開催された神を決める戦い
それは1000年後の俺にも聞かされるくらいだからそうとう壮絶だと思う
ゲームについてはこれくらいしか知らない」
そういうとコーヒーを用意してくれた。
「それじゃぁなんで天使は父さんのこと知ってたんだ?」
「さっき母さんは突然変異で能力を持ったって言ったが嘘だ。母さんは元天使。堕天使ってことだ。そして、1000年前に開催されたゲームでの優勝者が四季家の初代だ」
突然のことに唖然とする。母さんが天使で、先代が神様?
「すまん。意味がわからない。母さんが天使で、先代が神様ってことか?それじゃあ母さんはどこにいるんだよ」
「わかりやすく話すべきか。母さんと出会ったのは天界でだ。家系で先代の次に力を持って生まれた俺は力の扱いのために天界で修業した時期があったんだ。ちょうどお前くらいのときにだな。母さんに出会ったのは。母さんも天界では、エリートで俺とコンビを組んでいたんだ。しばらくして、母さんと恋に落ちた。そして、お前が身ごもったが、天使と人間の交りは天界を追放される大罪だった。そして、母さんは羽を焼き落とされた。聞いてられなかったよ。断末魔の叫びだった。それで今母さんは天界で封印された」
隆一は淡々と話しているが、相当傷ついてるのだろう。ときどき空を見ている
「母さんが天界で封印って助けに行かないのかよ」
父さんの襟をつかみながら言った。
「天界に人間が行く場合は、許可が必要なんだよ。俺だって助けに行きてぇよ」
初めて聞く声だった。初めて見る姿がそこにはあった。
「ご、ごめん。母さんが天界にいるなら俺助けに行くよ」
「天界に行くってことは、ゲームに参加するってことか?」
「あぁ神になれば、母さんも助けられるだろ」
「たぶん母さんはもういないかもしれないんだぞ。それでも行くのか?」
「あぁ参加させてもらう。もし母さんがいないとしても、そんなことをした神を許せない」
「そうか。わかった。私も全力を注ごう。それで舞姫ちゃんはどうするんだい?」
「私は、秋雨さんが行くなら行くって決めておきました」
「決まりだな。それじゃぁ君たちを一週間で最強に育てよう」