$アルバレスのブログ

昨日4/7(土)に行ってきました。

森麻季(ソプラノ)/ロジーナ
堀内康雄(バリトン)/フィガロ
錦織健(テノール)/アルマヴィーヴァ伯爵
志村文彦(バス)/バルトロ
池田直樹(バス・バリトン)/ドン・バジリオ
武部薫(メゾソプラノ)/ベルタ
演出)十川稔
音楽監督・指揮)現田茂夫
管弦楽)ロイヤルメトロポリタン管弦楽団
合唱)ラガッツィ
チェンバロ)服部容子


今年度最初のコンサートはロッシーニの歌劇「セビリアの理髪師」。
錦織健氏や森麻季さんなど日本人の有名オペラ歌手による日本人が演じるオペラ。
今まで観てきたオペラは外国人の演じるものばかりだったのでお初です。
さらに喜劇的要素のあるオペラも初めてです。
CDで「セビリアの理髪師」の全曲盤を聴いて予習しましたが、正直言ってピンと来なかった。
レチタティーヴォと言うんでしょうか、抑揚の付いたセリフ調の歌でのやり取りが多く、耳で聴いてるだけでは中々情景が浮かばなかった。
なので、今回視覚で情報を得る事でやっとその面白さが分かりました。
「あぁ、そういう事してたわけね」と会場でやっと理解できた。

今回は1階席の真ん中あたりで観てたんですが、4年ほど前に受けたレーシック手術の効果もかなり薄れて来たようで、ステージ上の演者の表情がちょっとぼやけて分かりにくい。
もう少し前の方が良かったな。
特に森麻季さんをもっとちゃんと見たかった(^^;
凄くきれいだしスタイルも良いんですよね~(とヨコシマな目線でオペラを観に来ているヤツがここにいる)

色々と面白いシーンがありましたが、中でも第2幕が始まって直ぐのアルマヴィーヴァ伯爵の仮装はかなり滑稽で面白かった。
首振り人形のように小刻みに首を振りながら蚊の羽音のような高い変声で歌う錦織氏は、一瞬誰だかわからないほど。

この日の昼に久しぶりに吉本新喜劇をTVで観ていたので、ステージ上に繰り広げられるドタバタと新喜劇が頭の中でシンクロしてました。
オペラって結構同じ事をいつまでもくどくど歌ってますが、それが吉本のコテコテギャグに通じるなぁとか思ってました。

会場はたびたび笑い声に包まれていましたが、ああいう場所で感情を表に出さないのが信条のわたしは一切笑うことなく無表情を貫き通しました。
と言うか、なぜかこの日は異常に眠く、特に第1幕は絶望的な状況と言ってもいいくらいのまぶたの重さだったので、それとの戦いに終始してしまい、演者の方々には非常に申し訳ない思いでした…

わたしの個人的な趣味として、オペラは重厚壮大、豪華絢爛、壮麗可憐、大仰なものじゃないと、と言う先入観があるからか、総勢14名の今回のオペラはちょっと違うかな~と思った事も要因の一つ。
じゃ観に行くなと思われるでしょうが、まぁ、その通りです。
せめて前の方の席なら演者さんの表情も見えて面白かったんじゃないかな。

と言うわけで、あまりちゃんとしたレビューになりませんでした。
次回はもうちょっと書き込みたいと思います。

それにしてもホントに眠い。
結局、睡魔は一日中去らず、せっかくの休みのこの日は22:30に寝てしまいました。
もったいない。
風邪気味かも…

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