買ったDVDシリーズ「スペースバンパイア」 | アルバレスのブログ

アルバレスのブログ

最近はガンプラとかをちょこちょこ作ってます。ヘタなりに(^^)

イギリス映画
原題:Lifeforce
公開:1985年公開
監督:トビー・フーパー
脚本:ダン・オバノン、ドン・ジャコビー
原作:コリン・ウィルソン「宇宙バンパイア」
音楽:ヘンリー・マンシーニ
SFX監督:ジョン・ダイクストラ
出演:
カールセン大佐(スティーブ・レイルズバック)
ケイン大佐(ピーター・ファース)
ファラーダ博士(フランク・ファンレイ)
女バンパイア(マチルダ・メイ)
時間:116分
$アルバレスのブログ

「悪魔のいけにえ」のトビー・フーパーがSFに挑戦!と言う事で、当時は民放TVで特番が組まれたほどの一大ブームになった(?)SFホラーの大作映画がコレ。

わたしの大好きな映画です。

CGの無い当時としては、手作りSFXの最高峰の技術が駆使され、それだけでも見るべき価値があると言うものでしたが、他にも最高級のテーマ音楽と、男性向けの最高級な贈り物付きと言う奇跡の映画になってます(^^;

では、今回は実際の映像をふんだんに使って内容紹介いたします。

まずはキャラクター紹介。
右は女バンパイアに魅せられたスペースシャトルクルーのカールセン大佐。
左は事件調査担当のケイン大佐。
本作以外ではあまりお目にかかった記憶はありません(^^;
$アルバレスのブログ

問題の女バンパイア。演じるはマチルダ・メイ。
当時20歳くらい。
前年映画デビューし、2作目がこの女バンパイア。
何が凄いって、本作ではほとんど素っ裸。
とにかく綺麗&妖艶。
カールセン大佐の理想の姿をバンパイアが取ったと言う設定ですが、カールセン、センスいいな。
色々と活躍シーンを載せたいところですが、何せほとんど裸なので、そのまま使うとまたまた公序良俗に反するって事で閲覧禁止処置を受けると思われるので、肩から上のカットをいくつか載せときます。
$アルバレスのブログ

メイはこの後もいくつか映画に出ていますが、個人的に記憶に残っているのは1997年公開のブルース・ウィリス、リチャード・ギア、シドニー・ポワチエの「ジャッカル」での出演。
さすがに年取ったなぁ、と思ってしまいました(^^;

あと、メインキャラではないですが、忘れてはならないのが、女バンパイアに憑依された精神病院の院長役で、パトリック・スチュアートが出ています。
$アルバレスのブログ

この後、TVシリーズ「スター・トレック ネクストジェネレーション」のピカード艦長役を演じました。
以前も書きましたが”女バンパイアに憑依されおネエ言葉で話してた人(吹き替えで)”と言う印象が中々抜けなかった。


では次は各シーンの紹介をする前に、ちょっとした説明を。

女1人と男2人のバンパイアは人間の生命エネルギーを頂きにロンドン中を暴れ周ります。
犠牲者はいったんミイラ化しますが、2時間後に復活。
しかし直ぐに他人の生命エネルギーを補給しないとホントに死んでしまうので他の人を襲います。
こうして犠牲者がネズミ算式に増えていってロンドンは大混乱へ。
カールセン大佐は女バンパイアに見初められてからテレパシーのような能力を得て、女バンパイアの憑依している人が分かるようになります。
で、カールセンとケインはバンパイアを追いかけるというのがだいたいの内容。

女バンパイアの犠牲になった若者。
$アルバレスのブログ

解剖しようとしたら急に目覚めて起き上がり…
$アルバレスのブログ

誘うような目つきで近くの解剖医を見つめ、見つめられた解剖医のオッサンがフラフラと近づく…
(このミイラ、数人のスタッフで操作してますが、表情の付け方とか実に良く出来てる。
この目つきのやらしい感じとか。)
$アルバレスのブログ

と、生命エネルギーが吸われ、徐々に衰えていく解剖医。反対に肉付きが復活していく犠牲者…
(このあたりの光学処理も見事)
$アルバレスのブログ

最後、ミイラ化して死ぬ解剖医と元に戻る犠牲者。
$アルバレスのブログ

しかし2時間後、生命エネルギーが尽きて真の死を迎える犠牲者。
$アルバレスのブログ

もう一人の犠牲者でこちらは女性。
$アルバレスのブログ

目覚めてバタバタするものの縛られて逃げられないため力尽きる犠牲者。
$アルバレスのブログ

最後はコナゴナに。
$アルバレスのブログ

これはピカード艦長ともう一人に憑依していた女バンパイアが彼らの体から実体化するシーン。
$アルバレスのブログ

ロンドンの街を飛び回りながら生命エネルギーを吸い倒すバンパイア。
(綺麗)
$アルバレスのブログ

人間の姿になりエネルギーを吸収する男バンパイアに迫るカイン大佐。
$アルバレスのブログ

急所に剣を刺され悶絶し、正体をあらわすバンパイア
$アルバレスのブログ

そして、ラストシーン。
女バンパイアと愛し合うカールセンだが、何とか理性を取り戻し、自分ごと女バンパイアを剣で刺す。
$アルバレスのブログ

苦悶の表情を浮かべるバンパイア(実にセクシーな表情)
$アルバレスのブログ

二人して宙を飛び、エネルギーとなって宇宙船に入る。
$アルバレスのブログ

呆然と見上げるケイン。後ろには無数の犠牲者たち。
$アルバレスのブログ

生命エネルギーを充填し青く光りながら飛び去る宇宙船。
$アルバレスのブログ

そして、ヘンリー・マンシーニ作曲、ロンドン交響楽団演奏の名テーマ曲が鳴り響く中、怒涛のエンドロールへ突入。
$アルバレスのブログ

いやー、この展開の盛り上がりぶりは尋常ではないです。
さすが「悪魔のいけにえ」のトビー・フーパー。
大量のゾンビで荒れ狂う大混乱のロンドンから何がどうなったのか分からないままカオスっぷり満載で観ている人々に疑問を浮かべる猶予を与えないパワーとスピードは、「悪魔のいけにえ」のラストと通じるところがあると勝手に思ってます。

この映画のテーマ曲も大好きで、映画の雰囲気とピッタリだと思います。
残念ながらサントラは廃盤らしいですが、日本フィルハーモニー交響楽団演奏で映画音楽集CDが発売されており、シリーズ6作品の中の3枚目、SF & ファンタジー篇の中で演奏されています。
$アルバレスのブログ

この演奏もロンドン交響楽団に負けない名演奏になっているので、聴きたい人はお買い求めください。
他にはスター・ウォーズ、スター・トレック、スーパーマン、ハリー・ポッターなど14曲が入ってます。

あとおまけですが、「スペースバンパイア」と言えば下のイラスト(パンフレットより)。
$アルバレスのブログ

このイラストと同じものをジャケットに使ったCDがあるので紹介します。
クリムゾン・グローリーと言うバンドの2枚目のアルバム「トランセンデンス」
$アルバレスのブログ

メンバーがある科学雑誌を読んでいたらたまたまこのイラストを見つけジャケットに使ったと言う話。
他にいくつか別のデザインもあった(映画のパンフレットにも載ってます)。
書いたのは日本人らしいですが、ちょっと裏が取れないんで詳細不明。
ちなみにアルバムは1988年発表なので映画より後ですね。
バンドのジャンルとしてはアメリカの正統派ヘヴィ・メタル・バンドで、クイーンズ・ライチっぽい曲作りと、ヴォーカルのミドナイトのハイトーンが印象的。
デビュー時はメンバー全員がメタルな仮面をかぶってましたがこの2枚目の頃には仮面は全面ではなく顔が一部隠れる程度のものになりました。
1999年に3枚目のアルバム「アストロノミカ」を発表するも、2007年にはミッドナイトは死去。

では、「トランセンデンス」から2曲目「Red Sharks」をどうぞ。



このブログ書くのに3時間くらいかかった(^^;
ちょっと疲れました。