珍しいルス織部が入りました。
初めて見るルスで、銅から下が鉄釉の糸目になっております。
ルスの中でも、仕事が良く初期の頃のものかと思われます。
面白い事に、鉄釉の風呂と一緒に出てきました。
箱書きに
『 瀬戸糸目透石風呂 』
『 文化 お店の屋号 』
が書かれております。
年号があるのは大変貴重な資料です。
底の作りと、側面の糸目がまったく同じなので同じ窯で作られたのでしょう。
側面は張り付けの龍
鉄釉の糸目
瀬戸糸目透石風呂( 文化年製 )
屋号が分かれば面白い
当時から、ほんとうに瀬戸と言ってたのですね
ルス織部とは
去年、瀬戸蔵ミュージアムでルス織部の展示がありやっと注目されてきました。
18世紀後半に焼かれた物です。
上流階級の家に大流行したみたいです。
呂宋壺(ルソンツボ)桃山期に高額に取引されていた ルソンから名前が付けられた
とされています。
歌麿の浮世絵にでてきます。
当時の最先端の焼き物だったのでしょう