ゼロックス療法終了後3週間が経過しました。
体調はというと末梢神経障害がまだまだ残っています。
いや、むしろ少し強くなっているような気がします。
神経細胞はとても活発な細胞で1ヶ月で0.3〜1.0mm作られるらしい。
主治医は半年と言っていましたが、手足の神経回復には1年ぐらいはかかるようです。
ただし、切れて回復しなかった神経はそのまま。
つまり、生涯この不快なビリビリジンジンが残るという訳です。
それでも治療した事への後悔はありません。
最近はブログを通して小腸癌になった方やその家族の方から直接メッセージを頂く事が度々あります。
小腸癌は希少癌ですのでとにかく情報が少ない。
暮らしの中で癌とどのように生きていくのか、生活していくか、癌体験者の声はとても大切だと思います。
こんな面白くも何とも無い僕のブログですが、「勇気を貰えました。」「普通に仕事に行けるのですね。」などとメッセージを頂けると、書いて良かったなと思うと同時に、いい加減な事は書けないなと感じました。
抗がん剤治療中は、「治療の中に暮らしを入れるのではなく、暮らしの中に治療を入れる事。」が大切です。
僕たちは癌患者という枠組みを作り、暮らしを医療の中に閉じ込めてしまう。
そんな事は無いんだよと言う事をブログを通じて感じて貰えたならこんなに嬉しい事はありません。
そして今週、年末からずっと多忙だった仕事が落ち着いた事と、治療が無事に終わった事による家族の慰労を兼ねて、ずっと行きたかった伊勢・鳥羽へ行ってきました。
部屋の露天風呂に浸かりながら日の出をパシャリ。
とても綺麗で飽きることなくずっと見ていました。
伊勢神宮の正宮では日々の感謝を伝え、別宮で家族の健康の願い事をし、夫婦で厄年のため御祓いもして貰いました。
雨男の僕ですが晴天にも恵まれ、とても良い旅行となりました。
これからもずっとこんな普通の生活を暮らしていければと思います。