BUG~*

$きみのこと

5月24日、2010年
マーカスの訃報を聞く
GALATEA以前の読者の皆様にはもしかしたら記憶にあるかもしれない

ベトナム戦争からの帰還兵の父、そして日本人の母。
執行猶予のついた状態で採用した初めてのスタッフ

仕事

ドラック

あの頃、もう少し英語を理解出来ていたら
そんな風に思う山盛りの出来事、

借金だけを残して消えたマーカスとの
約束の10年はもうすぐそこだった・・

何処かすてきなストーリーを期待していたのか
その知らせは私をがっかりさせたけど
今朝おきたら忘れてた・・

死ぬという事はそんなものなんだと
自分自信の薄情さに
もういちどがっかり

10年ぶりのシステムの変更、
インターネットアクセスの故障が生んだ山盛りの手作業
睡眠時間が惜しい
そんな日を過ごしていたせいと
いいわけしてみる

溜まったメールの整理をしていると
一匹の羽のあるちいさな虫がとんできた。
長くてくるんとした触覚を持ったその虫は
テーブルの上に止まり
わたしをふりかえる

マーカス・・・

もおいいよ
おこってないよ


からだよりも随分大きな触覚は
長く濃くカールした彼のまつげのようで
てこてこ歩く姿が
どこか似ていて

あなたであることが一瞬でわかる
思い出したようになみだがあふれ

それはなみだのいみがわからないままに

誰からみても
しあわせとは言えそうにない
あなたの31年の生涯


共有したカケラ
幾度となくいった
「わたしはあなたのママじゃないのよ」
甘えるな!という冗談のつもりが

ほんとうのママにも
そんな風に言われてたのを知ったのはずっと後の事、

うそばっかり・・・
そんな世界に住んでいるようにみえた
あなたが流した涙いっぱい・・・

今日はもう寝ようと思ってたのに
マーカス、
あなたが訪ねて来た事
ここにのこしておくね

きてくれてありがとう


*きみちょん、自壊した腫瘍がふさがりました。
処方していただいた漢方薬を飲み始めて一ヶ月、
今日も不思議に元気?です~♪