全身性エリテマトーデス(SLE)と整体 =自己免疫体質の改善= | 【大阪】 整体師養成校 ジャパン・ヘルスサイエンス専門学院                      JHSC整体治療室 = 公式ブログ

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全身性エリテマトーデス(SLE)が整体で改善する理由と実例 

=自己免疫体質の改善=

 

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①概説と症状

全身性エリテマトーデス(以下SLE)は膠原病の一種で、詳細な原因は不明ですが細胞の核に対する抗体(細菌や腫瘍を攻撃する蛋白質=抗核抗体と呼ばれています)が認められる事から、自己免疫機序が考えられています。

20才前後の女性に非常に好発する(男性の10~20)ので、女性ホルモンが発症メカニズムに関与しているとの指摘もあります。

SLEは軽快期と増悪期が交互に反復性に訪れ、長年月をかけて慢性に経過する事が多いですが、急性に悪化する例もあり、注意が必要です。

・心理的ストレス、日光・寒冷暴露、妊娠、感染症、手術、外傷などが増悪の誘引になることが多いようです。

・先述の抗核抗体により人体のあらゆる部位が攻撃され、その部位により様々な症状を呈する疾患です。

 


①全身所見  炎症による発熱、倦怠感など。
②皮膚所見  皮膚では角化性の紅班が全身に起こりうる。顔面部に蝶々のように出現する蝶形紅班が有名です。又、日光に対して過敏になり、日光に当たると紫斑・紅班・水疱などの光線過敏症が起こる事があります。

③血管所見  血管の柔軟性を失うので血管拡張障害による「レイノー現象」が出現しやすいです。

④毛髪所見  大量の頭髪が脱落することがあります。

⑤口腔所見  粘膜のびらんや潰瘍が起こることがあります。

⑥関節所見  多発性で移動性の関節炎が起こることがあります。

⑦循環器所見 心内膜炎、心外膜炎、心筋炎が起こることがあります。

⑧腎臓所見  糸球体腎炎(ループス腎炎と呼びます)が高率に発症しやすいです。

⑨精神・神経所見

神経所見では末梢神経炎、頭痛・痙攣・付随運動や、脳卒中など中枢神経所見が起こりうります。

精神所見ではノイローゼ、又はせん妄、抑うつ、統合失調所見などが起こります。

⑩肺所見   肺炎、胸膜炎、間質性肺炎・肺線維症などが起こることがあります。


⑪肝臓所見  SLEでは肝障害は少ないとされていますが、肝炎(ルポイド肝炎と呼びます)・肝腫大が起こることがあります。
⑫消化器所見 血管炎による消化管の壊死が生じ腹痛、下血、下痢時にはイレウスが起こりうります。

⑬血液所見  血小板減少、溶血性貧血などが起こりうります。

⑭筋肉所見  筋肉炎()が起こりうります。


 

②整体による実例

●患者Oさん=47才・女性・主婦/パート

・Oさんは16年前にSLEの診断をお医者さんより受け、様々な治療を受けてこられました。ステロイド薬やホルモン剤、血管拡張薬などを処方されてきましたが、ステロイド以外の効果が減弱してきたので現在は服用していないそうです。

・背中、上肢を中心に全身的な発疹と掻痒感が発病時より続いています。西洋医学以外の代替医療はあまり受けていないそうです。

・背中、上肢を中心に全身的な発疹と掻痒感がありますが、節々の関節痛は最近は軽減しているそうです。

・半年前より復視(物が二重に見える)が発症しました。日光過敏症で皮膚がただれることがあるそうです。

・顔面には軽度の蝶形紅班が認められます。尿の色は番茶色とのこと。血圧は130-80(上肢)で左右差はありません。撓骨動脈は84/分。後脛骨動脈は左右とも減弱していました。

・右肋骨弓部に軽度の緊張と圧痛、臍部から下腹部にかけて軽度の膨隆と圧通があります。筋性防御・反動痛は認められませんでした。便通は軟便で残便感があるそうです。
心音・呼吸音に雑音は認められませんでした。腱反射は正常でした。


 

小腸、肺、胸腺、大腸、肝臓、腸間膜根の内臓整体

治療翌日から3日間掻痒感は半減以下になった。しかしJR線で片道4時間ほどかかる遠方の方の為、定期的・継続的に施術できないので、不定期に現在治療継続しています。

・掻痒感は初診時に比べ50%~30%で安定しているようです。

 


 

③整体はSLEに効果的?!

SLEは自己免疫機序が推定される膠原病です。この自己免疫疾患は自身の免疫細胞が自己組織を異物と認めて攻撃する疾患です。特にSLEはその標的が細胞の核にある成分である為、症状が皮膚をはじめ全身に現れ、場合によっては重篤な状態になることがあるので、専門医との連携をとりながら治療に当たるべきと考えます。

 

・今回のケースでも皮膚の症状以外にも眼・腎臓・肝臓・血管などの異常所見が散在しているので、注意深く施術しました。

 

SLEが整体で効果が期待できる理由については、このブログ内に掲載されています「関節リウマチと整体」の中から、③整体は関節リウマチに効果的?!で説明していますので、その説明部分をご覧下さい。

 

・原因不明の厄介な疾患ですから、我々の整体でも不十分ですが、少しはSLEの体質改善につながると思います。もっと治験を増やしたい、挑戦していきたい疾患です。

 

 

 

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