生理痛(子宮内膜症)と整体 =ピルを飲まずに体質改善= | 【大阪】 整体師養成校 ジャパン・ヘルスサイエンス専門学院                      JHSC整体治療室 = 公式ブログ

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●当院は「整体治療」と、「2年制整体学校」を運営しています。
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生理痛(子宮内膜症)と整体  =ピルを飲まずに体質改善=

月経停止だけではダグラス窩の癒着は解消できない?!

 患者=Kさん-37才-女性/主婦

 【概要】

 ダグラス窩の癒着を解放し生理痛を改善した症例

詳しくは下記「➂ 治療目標と整体治療」および「⑤ 今回の症例の概説、、、」を参照

 

 

 

◆ はじめに
当院では腰痛・肩こりより圧倒的に多いのが子宮内膜症と機能性胃腸症・逆流性食道炎の患者さんです(下記参照)。
 ・子宮内膜症-生理痛の総合案内
 ・機能性胃腸症(ディスペプシア)の総合案内

  ・逆流性食道炎の総合案内
 

その治療経験から、子宮内膜症(関連疾患…生理痛・排卵痛・不妊症・性感染症)は当院の最も得意とする疾患ですので、

本症でお悩みの方は是非一度ご相談ください。
特に女性患者さんの場合、子宮内膜症と機能性胃腸症が合併しているケースが多いので、一石二鳥的に治癒すると思います。


◆ 当院の治療方針
当院では、子宮内膜症の治療について次のように考えています。
  ① 腹部の組織と組織の癒着している部分をはがす整体術で、そこに挟まっている内膜組織をマクロファージ

   (白血球の仲間)に貪食させやすい状況を作り、有効に異所性内膜組織を分解-吸収する
 

逆に言うと、組織と組織が癒着したままだと、間に挟まっている内膜組織をマクロファージが貪食しにくく、

いつまでも異所性内膜組織が残存し、内膜症が持続します。

ですから癒着している部分をはがす整体術が有効だと考えられます。

●本コラムで紹介するKさん=37才・主婦の方も上記整体治療で1か月後の月経時には3/10まで生理痛が激減していました。
本コラムはその症例解説コラムです。

 

それでは長文ですが、よろしくお読みください。

不明な点やご質問は当院お問い合わせHPか、お電話 (06-6180-6880) にてご相談ください。

 

 

①子宮内膜症の概説と症状

・子宮内膜症とは、子宮内膜の組織が子宮以外の腹腔(卵管や小腸・大腸の近辺)や胸腔(肺近辺)に出来る疾患です。稀に鼻腔に出来ることもあるようです。


 

・症状は内膜ができる部位によってマチマチですが、最も多いのは以下の三つです。

1)不妊症、2)月経困難症、3)骨盤痛

どれも整体院に来院されることがありますが、特に「骨盤痛」については整体師としても要注意の疾患ですね。


 

・その他、内膜症の生じる部位によって、以下のような症状があります。

腰痛、下腹部不快感、性交痛、過多月経、排尿痛、排便痛、下痢、便秘、胸痛、肩こり・・・


 

・進行すると腹部全域にわたり子宮内膜が広く行き渡り、骨盤内の組織・期間が一塊となった「固定骨盤」と呼ばれる状態に至ることもあります。
 

②子宮内膜症を誘発する要因は?

・主な要因は次の三つです。

1)化生

腹腔の中には発生学的に子宮や卵管と同じ起源を有する組織もあり、それらの組織が子宮内膜に変化する・・・という説です。

2)リンパ・血行性

子宮内膜の組織が剥がれる時、リンパ管や血管を通じて遠隔部位に到達し、そこで子宮内膜が増殖する・・・という説です

3)逆流

月経血は本来「膣」から排出されますが、一部の月経血は非常に簡単に「卵管」方向に逆流します。その逆流した月経血内の子宮内膜組織が、卵管や大腸・膀胱近辺で増殖する・・・という説です。

参照コラム…「月経血は逆流する その一・その二」
 

ここでは、3)の逆流説による内膜症の整体治療について紹介します。

 

 

③整体による実例

37才・女性・主婦の症例   

・今回の生理痛の患者さんは近くの婦人科にて「子宮内膜症」と診断を受け、生理痛・嘔吐の治療を受けていました。

病歴は3年ほど前から生理痛・嘔吐がひどくなり、中間痛(排卵痛)も発症してきたそうです。生理痛の性状は

「子宮が膣からこぼれ落ちそうな痛み」と表現するタイプの持続痛

で、市販の鎮痛剤を服用しても痛みが緩和しにくくなってきていたので婦人科にて診察を受けたところ、前述のごとく医師から「子宮内膜症」と診断されそうです。

 

・その婦人科ではホルモン治療により月経を6ヶ月間停止する治療を受け、その6ヵ月後には投薬を終了し、改めて月経を開始させました。

そして月経が開始すると、

「やはり、、、痛い」そうで、

結局生理痛は改善していず、当院への来院となりました。



 

・腹部の診察(衣服の上からの触診検査)をすると、やはり思った通り子宮底が硬く固着し「ダグラス窩」の癒着が強く疑われました。正常では子宮底は前後左右に可動性があるはずですから、、、しかしそれが無い!

ダグラス窩とは「直腸子宮窩」と言い、子宮と直腸の間の陥没している部位で、腹膜の最深部にあたります。ですから月経時に月経血が子宮から卵管方面に逆流すると、その最深部のダグラス窩に月経血が溜まりやすく、それが癒着の原因(子宮内膜症)になりやすいと言われています。


 

・そのダグラス窩での癒着が恒常的になると、月経になる度に同部で出血し、強い痛みが生じ、それが会陰部(肛門と膣の間)付近の生理痛として「子宮が膣からこぼれ落ちそうな痛み」と表現するタイプの持続痛の原因と推定されました。


 

・以上の事から主な整体テクニックは以下の通りに決めました。

 ダクラス窩の癒着を取るテクニック

 卵管-卵巣の内臓整体

 周辺臓器(大腸など)の位置を矯正する内臓整体


 

・初回の治療を始めました。すると特に①の「ダクラス窩の癒着を取るテクニック」…これを施術すると患者さんは妙な声で「ウ~ゥ、それっ、効く~っ」と仰っていたので、念のため「どんな感じですか?」と確認すると「メッチャ気持ちいいです。」と、仰っていました。

施術している私の方でも、癒着している部位が自然と剥がれていく感触が指から伝わり、「これはいけるかも!?」と、治癒への感触を得ました。

後から聞くとこの時患者さんも「治っていきそう!?」という感覚を実感していたそうです。


 

・上記の内臓整体を続けて3回ほど施術すると子宮底の可動性がほぼ回復したので、一旦治療を終了し様子をみてもらい、次回の月経時の生理痛や嘔吐の様子を確認してもらうために1ヵ月後に来院してもらうことにしました。

一ヶ月後に報告を聞くと、生理痛は30%前後まで大幅に改善し、嘔吐(吐き気)などは全く無かったそうです。


 

・月経を6か月間も停止したのに改善されなかった理由は、おそらく月経を停止するだけでは、一旦癒着したダグラス窩は自然にはがされにくい、からかもしれません。

その様な場合、一番効果的であろう治療法は「ウ~ゥ、それっ、効く~っ」と仰って頂いた「ダクラス窩の癒着を取るテクニック」かもしれません。

 

 

④整体は子宮内膜症に効果的?

卵子が含まれている「卵巣」と、その排卵された卵子を受け取る「卵管」は、普段は接触していず離れています。しかし月に一回の排卵の時には、排卵して飛び出した卵子を「卵巣」がキャッチしやすくする為に、離れていた「卵巣」と「卵管」は近づきます。


 

・しかし、何らかの原因でこの「卵巣」と「卵子」が離れすぎていて近づきにくければ卵子は卵管にキャッチされず不妊の原因になり、さらに

服腔内に落ちた卵子が腹腔を刺激して中間痛(排卵痛)の原因にもなります。

・また、月経時に月経血が卵管に逆流すると、それは腹腔内にこぼれ落ち生理痛がひどくなりますし、さらに月経血内の内膜症組織が腹腔内に広がる事で、内膜症を誘発させやすくなると考えられます。


 

・ですから、内臓整体で離れている「卵巣」と「卵管」を近づける事で、上記の「不妊・中間痛(排卵痛)・生理痛」の三つの症状を一挙に改善させる効果が期待できるのです。

 

 

上記解説文で不明な点やご質問は当院お問い合わせHPか、お電話 (06-6180-6880) にてご相談ください。
それではお大事にしてください。

 

 

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